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日本三大修験の聖地・英彦山の宿坊「守静坊」の再生をクラウドファンディングで実現!
北部九州に位置する英彦山(ひこさん)は、日本三大修験の聖地で、3つの海(玄界灘、周防灘、有明海)の源流の山でもあります。英彦山地域を盛り上げ、修験体験ができる場所として「宿坊」を再生するプロジェクトをスタートいたします。
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飯塚市有安に本拠をおく財団法人です。日本の徳の循環で継続的に子孫が文化・教育・経済・健康(食農医)の分野で豊かで幸せに暮らしていける国にする。また、日本を徳高い国にすることによって世界の模範となることを目的に設立されました。
北部九州に位置する英彦山(ひこさん)は、日本三大修験の聖地で、3つの海(玄界灘、周防灘、有明海)の源流の山でもあります。英彦山地域を盛り上げ、修験体験ができる場所として「宿坊」を再生するプロジェクトをスタートいたします。
英彦山(ひこさん)は、古来から信仰されてきた霊山で、日本三大修験の一つでもあります。ご祭神が天照大神(アマテラスオオミノカミ)の御子・天忍穂耳命(アメノオシホミミノミコト)であることから「日の子の山 = 日子山(ヒコサン)」と呼ばれてきました。また、二百万年前に形成された溶岩台地が浸食されてできた特徴的な地形や窟(いわや)が数多く存在し、鬼杉を代表とする杉の巨木がそびえ立つ自然豊かな山でもあります。今川、祓川、遠賀川、山国川の源流でもあり、北部九州の水源地の役割を担う大切な山です。
北部九州の霊山のひとつ英彦山。玄界灘、周防灘、有明海、3つの海の源流の山
英彦山を象徴する銅(かね)の鳥居。扁額は、享保14年(1729年)に霊元法皇によって下賜されたものと伝えられる
最盛期の江戸時代には、800軒ほどの宿坊(しゅくぼう)が軒を連ね、参詣者や山伏が訪れていたと言われる英彦山。「英彦山には三千人の修験者と八百の坊がある」とうたわれ、明治時代に出された神仏分離令が出るまでは、神と仏を祀る一大拠点として栄えました。しかし、明治政府の廃仏毀釈、神仏分離令、修験道禁止令により、英彦山の山伏文化はほぼ壊滅し、英彦山から山伏の姿が消えつつあります。昨今は、英彦山地域の衰退や人口流出、豪雨災害によるJR日田彦山線の廃止、台風と鹿の食害による山の荒廃など厳しい状況が続いています。
近年の激しい風雨で倒壊の危機を迎えている英彦山上宮。標高約1,200mの場所にこれほど大きな木造建造物があること自体が貴重とのこと。今夏より上宮再建工事がはじまる
英彦山と地域の魅力を再発掘し、現代にマッチする形で英彦山を再興するべく、英彦山のそばで宿泊でき、修験を体験できる宿坊を再生させたいと考えています。
宿坊とは?
宿坊(しゅくぼう)とは、寺や神社を参拝する人のための宿泊施設を指します。地域の歴史・文化を体験できる場であり、地域の人々と訪れる人々の交流拠点でもあります。
10年以上空き家になっていたため荒れ果てている守静坊。掃除とモノの整理から宿坊再生をはじめる(2021年11月時点)
最も歴史の古い宿坊「守静坊」について
この度のクラウドファンディングでは、守静坊(しゅじょうぼう)という宿坊を再生します。守静坊は、英彦山に現存する宿坊の中でも最も歴史が古いとされる古民家です。また、英彦山研究の第一人者として活躍した故・長野覚先生の生家でもあります。長野先生は元駒澤大学教授で、修験山伏・守静坊10代目坊主でもありました。2021年、徳積財団に守静坊の再生を託す形で、長野先生はこの世を去られました。徳積財団は、長野先生のご遺志を引き継ぎ、守静坊を現代によみがえらせるべく再生事業にあたっています。
守静坊を宿坊再生のシンボルとするだけでなく、英彦山地域全体を再興していくシンボルとして、整えていきたいと考えています。
守静坊を見守るように咲く樹齢200年のしだれ桜
茅葺きにふき替え予定の守静坊。現状はトタン屋根。屋根以外の再生工事はほぼ完了(2022年3月時点)
次の世代へ"本物"の宿坊を引き継ぐべく、現在のトタン屋根から本来の茅葺屋根に戻したいと考えています。茅葺きは手間がかかり、費用も高額ですが、英彦山宿坊再生のシンボルとして、本来の宿坊、英彦山の風土にとけこむ宿坊に戻したい。今回のクラウドファンディングで集めたお金は、茅葺き屋根工事および内部の仕上げ工事の資金にあてさせていただきます。
▼ 集めたい目標金額について
▼ 資金使途について
守静坊の屋根を茅葺きにする
▼ 茅葺屋根工事の総工費(見積もり)について
1,300万円
▼ 工事内容について
茅刈り、茅運び、足場の組み立て、茅の葺き替え、建物内部の修繕、塗装など。
▼ 茅について
地域産にこだわり、茅は阿蘇の茅を用います。阿蘇地域の茅保全にも貢献したいと考えています。
今回の茅葺き屋根工事は、阿蘇の茅を刈るところからはじめる
▼ 実行スケジュールについて
・2021年11月〜 守静坊の再生工事開始
・2022年4月〜 守静坊の茅葺屋根の準備、葺き替え開始 ← 今ココ
・2022年6月 守静坊の再生完了予定
今回、いただいたご支援のほぼすべてを工事費用にあてさせていただくため、簡易的なリターンにて設計しております。ご理解くださいますと幸いです。
※ 徳積財団のホームページにお名前掲載(希望制)に関しまして:希望されるかどうか、支援者のみなさまへ別途連絡いたします。
※ 守静坊日帰り見学ツアー参加権に関して:支援者のご希望の日時に合わせて、ご案内いたします。別途ご連絡いたします。
徳積財団について
私は一般財団法人徳積財団を運営している野見山広明と申します。
徳積財団は、資本主義社会の中では誰も手を出さないようなものだとしても、未来から今を見たときに伝承していく必要があり、大切だと思うものを子どもたちへ残すため、有志で立ち上げた財団です。日本人が大切にしてきた懐かしい文化の道具、暮らし、家などを再生・甦生し、現代の人が活用できるよう整えることを主な事業としてしています。
徳積財団の主に取り組んだ物件(福岡県飯塚市)
「今」の歴史が面白い!
歴史は古いものだと思いがちです。でも僕たちが経験している「今」が未来から見ると歴史でしょう。 あなたは「今」どんな歴史を経験していますか?
150年前に英彦山に住んでいた賢人達が残酷な経験をしました。日本を誇るべき長い歴史や文化が一気に消されました。そして「今」、その素晴らしい歴史文化が復興しています。その動きを理解するために、ある古典舞踊の家元から聞いた話があります。
『精神文化は永遠な河のように流れています。ある時代にその水脈が地下になり、見えなくなるが、次の時代にまた地上に湧き上がります。またその文化が消えた時代でも、志がある人がいれば その水脈を足元から掬い取ることが出来ます。』
今回の英彦山の歴史文化を復興するプロジェクトがまさにそうだと思います。いかがですか。次の世代のために、「今」の英彦山の歴史復興に参加しませんか。
山は、生き物が生きていくために欠かせない水や空気、土を育む恵みの場所です。英彦山に限らず山の荒廃は、山に対する私たちの思いが離れてしまっていることの現れだと感じています。
今一度、山と私たちのつながりを感じ経験できる場所をつくれないかと考えている中、野見山さんとご縁をいただき、今回のプロジェクトに協力者として関わらせていただいています。
守静坊という英彦山で最も歴史のある宿坊が再生し、宿坊本来の茅葺き屋根に葺き替えられることで、上質な"場"が英彦山によみがえります。守静坊の再生をきっかけに、北部九州に暮らす人たちだけでなく、地球で暮らす人類が、山との関わりを体感できる場所として、英彦山を位置づけていくことができたらと願っています。
英彦山は千年以上前から神仏習に山岳信仰加わった修験道の拠点として栄え九州一円から信仰を集めてきたお山です。江戸時代の最盛期には、「彦山三千八百坊」といわれ、3,000人の衆徒と坊舎が800を数えたと伝えられていました。それが明治の廃仏毀釈で様々なものが破壊され大変な憂き目に遭い、その後も宿坊が失われていきあと十数坊を残すほどです。これらの宿坊が失われ、宿坊跡と言われるのは後世の人たちにとっても非常に残念なことです。そんな中、徳積財団さんが英彦山に来てもらい宿坊を甦生するというお話をお聞きし大変嬉しく思いました。この現存する中で最古の宿坊でもある「守静坊」が甦ることは、修験道の復活の大きな足掛かりになると信じています。
私は英彦山で幼少期を過ごしましたが、その頃は宿舎やお店も沢山ありました。学生時代から会社勤めまで約40年余り故郷を顧みず過ごしておりました。
定年退職して故郷に足を向けるようになり、英彦山集落の寂れようや各坊舎の朽ちてゆく様を間近に見て、先祖が代々残してきた松養坊という名前だけでも、私の代で終わらせたくないという思いで、約19年前に甦生を思い立ち、いろんな方の協力を得て1年余りで完成しました。
その頃から今まで英彦山のこと、歴史のことをほとんど知らないことに気づき、添田町観光ボランティアガイド(現:添田町観光ガイドの会)に参加させてもらい学習しました。その頃守静坊当主の長野先生にも歴史のことや松養坊のこと等いろいろ励ましの声もかけていただきました。
その後甦生した松養坊を地元のために何か活用できないかと考え、できるだけ開放して坊内外の見学、俳句会、チェロなどのコンサート、登山客の宿泊利用、春と秋の茶処等を実施してきましたが、添田町まちづくり課より英彦山地区に活動団体を結成してほしいと要望があり、2017年(平成29年)に「英彦山門前町同好会」を発足させ、事務局を松養坊に置き、会員は松養坊の理解者や協力者も多くを占めています。
同好会の活動は各年度の事業活動計画に基づいて、毎月一回程度の活動を実施していますが、主な事業は年2回の宿坊体験「坊泊」、参道光の道体験「天空の灯火」、山伏体験「ひこさん山伏の里探訪」、おもてなし事業「参道マルシェ」及び数回の増了坊の整備作業を実施してきましたが、ここ2年程度はコロナ禍で計画通り実施できていないのが現状です。
これからは甦生中の守静坊や計画中の増了坊と一緒になって、宿泊と英彦山の歴史・文化を体得する場所の提供が出来ればと思っています。
そして地域の人々の訪ねる交流拠点となり、相乗効果に期待し、ますます英彦山集落の再興に期待するものであります。
英彦山最古の宿坊守静坊復活のお話をいただいた時私は非常に胸が熱くなりました。茅葺屋根自体知る人も少なくなり茅葺も希少になってきた中での結を中心とした茅葺復活!今回私たちはトタン屋根から茅葺屋根に戻すお手伝いをさせていただきます。
先人達から受け継がれてきた文化と伝統を次の時代を担う子供達へと繋げていきたい、その想いで今回の宿坊再生を成功させたいと思っています。私自身、宿坊復活に携われる事を非常に嬉しく思います。ひとりでも多くの方々に訪れて感じてもらいたい。今回の宿坊甦生の取組で英彦山が再度注目されまた修験が復活することを期待しています。
昨年、徳積財団による藁ぶき古民家「和楽」の再生に携わる中で、自然の恵みを活かし、沢山の方々が利害関係ではなく「おたがいさま、おかげさま」と協力し合いご縁が広がっていくことに、温かさや清々しさ、ありがたさで心が満たされました。
そこには、自然や人との繋がりも含めて懐かしい故郷とも言える、子どもたちに残していきたい情景があり、今回の歴史ある英彦山の宿坊もより多くの方々と一緒にそれを感じながら、再生が実現できたらと願っています。
長い歴史の中で今を生きる私たちができることを考え、1人では難しいからこそ「1人の100歩よりも100人の1歩」の力を信じ、この未来への希望に繋がる場を一緒につくれたらと応援しています!
茅葺き職人の植田龍雄さんに「茅葺き職人は葺き替えの時に先人の知恵を学ぶ」という話を聞きました。茅葺き職人は茅の下に眠る技術の真髄をその場で習得し、自らの技術と融合し、進化させ、新しい茅の下にその技術を収めていくのです。いま壊し、いま創る。自分が存在していない未来にその技術を伝える学びの仕組み。すごい衝撃を覚えました。そんな学びの仕組みがひそやかにある守静坊の茅葺き屋根の下で、どのような暮らしや遊びや学びが営まれていくのか。今から楽しみで仕方ありません。
見ず知らずの人とすぐに仲良くなる方法。それは、その人と一緒に何かを作ること。
作るものはなんでも構いません。一緒にDIYしたりワークショップで工作したりするのはイメージしやすいでしょう。もし時間が短いならば一緒に料理を作って食べるなんて最高です。
そして、今回作っているものは、本当の茅葺き屋根を備えた家。それも、英彦山最古の宿坊を未来に繋ぐための改修プロジェクトとあって、お手伝いに参加している人は職業も年齢もバラバラですが、出会ってすぐに清々しい連携を生み出しています。
僕もこの宿坊改修のお手伝いを通じて、人と人が繋がることが地域を作り、時代を作り、歴史を作るということを実感し、心が熱く沸いています。
広明君、エバレット君と福岡で初めて会った日のことは忘れられない。柚子湯がありがたい年明けの寒さの中、なぜ、何を、誰とするかさえほとんどわからぬまま集った面々。はしなくそこにあった美しい貝を手に、僕らは誘われるように岩窟に登り懸命に法螺を吹いた。ただそれだけ、そんなことをしてもなんにもならん。けれども、僕らに命を繋いできたおじいちゃんたち、おばあちゃんたちの顔までほころぶような、なんとも言えず嬉しく懐かしい気持ちになった。なんにもならんことを、誰かと一心に。そうやって湧き上がる喜びが、豊かな文化をつくるのかもしれない。世界中がそんな恁麼で満たされますように。
今、あらゆる自然の叫びが地球の至るところで起きている中、自然と人が共存するということはどういうことなのか。そして、その循環の中で自分という一粒は、どんな役割ができるのかを考えています。
それは、自分の行いがこの世界や、モノ、ヒト、コトに何かしら共鳴し、巡りめぐって繋がっていることを知ることから始まる気がしています。
全てに意味があり、いにしえから受け継ぎどう未来へ繋げていけるのか。この未来がみんなの夢となり、行動となり、現実となる。
必ず、必要な場所へと還り咲く宿命。英彦山宿坊は沢山の可能性と、想いに満ち、繋がる場となるでしょう。そんな心の高鳴りと共に、愛を捧ぐ一粒になりたいと強く想います。
今私たちが日本のこの地で、物資に恵まれ安心した暮らしを当たり前のように行えているのも、ご先祖様を含め先人たちの「智慧」や「祈り」のお陰なのだと日々感謝をしながら過ごしております。不穏な空気が漂う近年、未来を生きる人たちのために、今自分に何かできることはないのか‥ご縁あって英彦山の『祈りの場』の甦生に微力ながらも関わらせていただいております。「できる人が、できる時に、でき事をやる!」小さな徳積みをさせていただきながら、かつては山伏の修験の山であった英彦山が『悠久の祈りの場』として復活出きることを願っております。
守静坊の茅葺屋根ふき替え工事の総工費は、1300万円になります。今回のクラウドファンディングで全額を集めることができたらと考えております。しかし、全額集まらなかったとしても、別途有志を募りやり遂げる所存です。
また、阿蘇で茅を刈り、茅を干し、茅を運び込むことからはじめます。スケジュール的にはタイトになっております。予定に間に合うよう尽力しますが、天候次第では、完成時期が6月末から7月にズレるかもしれません。その際は、改めてみなさまへ状況を共有・ご報告いたします。
今回のプロジェクトに関心をもっていただき感謝しています。みなさんと、この取り組みで分かち合いたいことがあります。
それは歴史です。
私たちは常に歴史を生きていると思いませんか?文化財や古いもの、遺跡、信仰は過ぎたこと、終わったことでしょうか?今の私たちが今ここに存在するのは、ずっと歴史として終わらせずに守り繋げてくださった先人たちのお陰だと思うのです。
感染症や世界戦争... 人類は今、大変な節目を迎えています。しかし、ほんの少し前までも有事の繰り返しでその都度、人類は歴史に学び、子どもたちに自らの選択した歴史を生きることで希望という名のバトンをつないできました。そして今回のプロジェクト、守静坊という歴史ある宿坊の「茅葺き屋根」は、未来に希望をつなぐ「歴史のバトン」をつくることになる信じています。
みなさんと一緒に英彦山最古の宿坊・守静坊で、未来への希望をつくっていきたいと思います。
ご支援のほど、どうぞよろしくお願いします。
野見山 広明(一般財団法人徳積財団 副理事長)
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