プロジェクトをブログやサイトで紹介
テキストエリアのコードをあなたのブログやサイトのHTMLに張り付けると、右にあるようなプロジェクトウィジェットが表示されます。
180年前の平家琵琶演奏会の再現をクラウドファンディングで実現!
幕末江戸の平家琵琶演奏会を同じ会場・同じ演目で再現します。会場となる江島杉山神社の境内整備への奉賛と、平家琵琶の記録保存をします。動画配信を通じて多くのかたに平曲を紹介します。
テキストエリアのコードをあなたのブログやサイトのHTMLに張り付けると、右にあるようなプロジェクトウィジェットが表示されます。
前田流平家詞曲相伝。1998年に館山宣昭より平家琵琶を相伝(=免許皆伝)。2008年より平曲研究所を主宰。 幕末の江戸で先祖が平家琵琶(平曲)を学んだ折の記録類を参考に、一ツ目弁天での演奏会の研究・茶道の点前と平曲のセッション・平曲をBGMとした写経会・チャリティー興行などを手掛けている。
幕末江戸の平家琵琶演奏会を同じ会場・同じ演目で再現します。会場となる江島杉山神社の境内整備への奉賛と、平家琵琶の記録保存をします。動画配信を通じて多くのかたに平曲を紹介します。
目標額に達成しました!
お陰様で9月25日に目標額に達成いたしました。心より御礼申し上げます。
出演者への十分な謝金や、動画など記録作成資金の確保のため、
残りの期間も、引き続き応援いただけますと幸いです。(9/25追記)
平家琵琶(平曲)は約800年前に成立した伝統芸能です。平家物語を語る無形の文化遺産でもあります。
主催:一ツ目弁天会
本プロジェクトを主催する一ツ目弁天会は、江戸時代の平曲の拠点であった江島杉山神社で2015年より定期的に平曲演奏会を開催しています。
江島杉山神社創建330年にあたる本年2023年5月13日には、境内整備の奉賛を兼ねて「寛政5年(1793年)杉山検校百回忌追善平曲会」の再現演奏会を実施しました。その後「天保14年(1843年)杉山検校百五十回忌追善平曲会」の存在がわかり、来る10月21日に再現演奏会を開催することになりました。
プロジェクト責任者:鈴木まどか(平曲研究所)
本プロジェクトの企画運営は、平曲研究所と一ツ目弁天会が進めて参ります。
プロジェクト責任者の鈴木まどかは、1998年に前田流平家詞曲相伝(=平家琵琶の免許皆伝者)となり、2008年より平曲研究所を主宰して、演奏・研究・後継者育成に取り組んでいます。
先祖の楠美太素・楠美晩翠が幕末の江戸で平家琵琶を学んだときに、一ツ目弁天(江島杉山神社)平曲会の記録を複数遺していることから、今回の企画に関わることになりました。
このほか、古い記録類を参考にした演奏会を企画・開催しています。
(主な活動)
2004年『CD-BOOK声で楽しむ「平家物語」名場面』(講談社)出版
2007年『平家琵琶にみる伝承と文化』(大河書房)出版
2008年「平家琵琶鑑賞茶会」(茶道の点前と平曲の融合。目白バ・ロック音楽祭。)
2011年「模擬頓写」(平曲をBGMとした写経会。荻野検校顕彰会と共催。)
2014年「勧進平家」(チャリティー企画。「中世からの贈り物」)
2015年より「一部平家」(平家物語の一部始終を語る。10年計画で継続中)
平家琵琶単独で初めてのクラウドファンディング
10月の再現演奏会は、次のことを実現し、多くの皆様に平家琵琶を紹介するために、クラウドファンディングに挑戦することに致しました。
①江戸時代から平家琵琶の伝承拠点であった江島杉山神社への奉賛
②複数名の出演が必要な企画の実施
③無形の文化遺産の記録保存
④動画配信を実現
これまでのクラウドファンディングで平家琵琶が部分的に関わったプロジェクトはありますが、平家琵琶単独でのプロジェクトは初の試みとなります。
目次
1.平家琵琶と江島杉山神社
2.今回の企画について
3.10月21日の演奏会の概要
4.支援額の使いみちと想定スケジュール
5.支援額と返礼品と提供時期について
6.想定されるリスクとチャレンジ
7.おわりに
平家琵琶がどのような芸能で、誰がどんな場所で伝えていたか、御存じですか?
まずは平家琵琶のことと、会場となる江島杉山神社のことを簡単に紹介いたします。
【平家琵琶とは】
琵琶には数種類のジャンルがあります。平家琵琶は平家物語の一部始終に節をつけて語ります。琵琶は旋律形式や音程を示すために弾きます。平家、平曲、平語とも呼ばれます。
幕末までは盲人が伝承の中心でした。晴眼の茶人や大名も伝承に関わりました。
【当道座とは】
平家琵琶を語る盲人男性の座組織です。按摩・鍼灸の技術者などの職能集団でもありました。当道座における最高位が「検校(けんぎょう)」です。
【杉山検校】
無痛の「管鍼術」を考案した杉山検校は、徳川綱吉を治療した褒美に(見える目の代わりに)「一ツ目」の地を拝領し、江戸における当道座の役所「惣録屋敷」として平曲や鍼灸術の拠点となりました。江ノ島弁財天を祀り「一ツ目弁天」とも称されました。ここが現在の江島杉山神社です。
江島杉山神社夕景。
鳥居の右に「贈正五位杉山検校頌徳碑」がある。碑文は点字で記されている。
【幕末の一ツ目弁天での演奏会】
『遊歴雑記』『東都歳事記』などに、当道座の年中行事として平曲演奏会があったことが紹介されています。いずれも数名~十数名の盲人が出演し、平家物語を短く抜粋して語り、巧拙さまざまであったことが記されています。
『東都歳事記』より「六月十九日 本所一ツ目弁天堂 平曲会」の挿絵。
【巻通しとは】
平家物語は十二巻構成です。巻之一から1句、巻之二から1句(中略)、巻之十二から1句を抽出することで、一から十二までの巻を通して語ることになります。これが「巻通し」です。
【句組】
平家琵琶(平曲)は平家物語全巻を200句にわけて語ります。「祇園精舎」や「那須与一」という章段は「一句」と数えます。演奏会での演目は「句組(くぐみ)」と言います。
【平家正節】
全200句は規範譜「平家正節(へいけまぶし)」によって習う順番が定められています。
今年5月13日に、第15回一ツ目弁天平曲会では、「寛政5年(1793年)杉山検校百回忌追善巻通し平家の再現」を開催しました。相伝者の鈴木孝庸師がこの記録に気付き、相伝者5名と門人2人で分担しました。この日は一句通して語ったため、修祓・解説・休憩を含めて9時間に及ぶ公演となりました。
巻通しの句組は、当道座に所属する盲人たちの序列で決められたことと、教習順の早い句が中心となっていることがわかりました。
その後、「天保14年(1843年)杉山検校百五十回忌追善平曲会」も巻通しであったことが判明し、来る10月21日に同様の「巻通し平家の再現」を開催することになりました。
今回は相伝者4名と門人5名で分担し、幕末の平曲会の事例に倣って抜粋で語るので、修祓・解説・休憩を含めて約4時間の公演となる見込みです。
【概要】
日時:令和5年10月21日(土)13:30開始、17:30終了予定
会場:江島杉山神社御社殿(東京都墨田区千歳1-8-2)
主催:一ツ目弁天会
共催:公益社団法人 杉山検校遺徳顕彰会
後援:宗教法人 江島杉山神社
企画運営:平曲研究所、一ツ目弁天会
【句組と出演者】
180年前と今回との対応を、句組一覧画像でご確認ください。
出演する相伝者4名は「記録作成等の措置を講ずべき無形文化財」の保持者・館山甲午の孫弟子です。
【内容と特徴】
180年前、天保14年(1843年)5月17日に開催された平曲会を、同じ会場・同じ句組で再現します。(建物は建て替えられています。)
館山甲午の流れを汲む晴眼の相伝者と門人が9名出演します。新潟・仙台・名古屋・東京・神奈川を拠点としています。
平曲伝承者は決して多くはありませんが、演奏の機会を持つ相伝者や門人が増えている今だからこそ、この「巻通し」の演奏形式が実現可能です。
幕末の一ツ目弁天の年中行事に倣い、担当する句を抜粋して10分前後語ることにしました。後半の句組は年齢順とし、「宗匠」役は相伝時期の早い者が担当いたします。
【目的】
①江島杉山神社境内整備への奉賛:江島杉山神社は創建330年を記念し、いくつかの事業を展開しています。そのひとつが老朽化している神社の境内整備です。ご支援額の10%を奉賛いたします。
②複数の出演者による演奏形式の再現:過去の演奏形式に倣うことで課題や工夫を発見し、個別の活動では経験できないことを学び、出演者たちの今後の活動に役立てます。
③無形の文化財の記録保存:複数の出演者の記録は、老若男女・巧拙様々な記録が遺せます。なお故・館山甲午師は昭和44年に「記録作成等の措置を講ずべき無形文化財」の保持者に選択されています。
④クラウドファンディングや動画配信を通じて、平家琵琶を聴いてみたいと思っている一般の皆様に平曲の演奏を紹介することができます。
ご支援額の10%を江島杉山神社の境内整備のために奉賛いたします。
残り90%は演奏謝金(必要経費分)、遠方在住の演奏者たちの新幹線代、返礼品準備費、手数料に充当いたします。
目標額の50万円を越えて60万円集まれば相応の演奏謝金が、70万円なら遠方の演奏者たちの宿泊費が、80万円なら動画やプログラムなど記録保存関連費が捻出できます。
もしもそれ以上のご支援をいただいた場合は主催の「一ツ目弁天会」の活動資金として、演奏会の記録保存や今後の平曲演奏会のために大切に使わせていただきます。
プロジェクト実現までの想定スケジュール
9月29日に支援金の募集期間が終了。
10月のうちに、返礼品のうちプログラム・フォトブック・書籍の作成と準備と発送をいたします。
10月21日が演奏会当日。奉賛を江島杉山神社に納めます。
演奏会後に、返礼品のうち動画や記念品(カレンダー、アルバム)を準備し、公開または発送します。
一覧表をご確認ください。返礼数に限りがあるものは★印で示しました。
【支援のみ】
リターン無しで少額を支援してくださる方や、追加で支援してくださる方のための設定です。
【動画視聴】
動画配信で演奏が聴けます。11月下旬にURLをお知らせします。
2024年1月末日までアーカイブ視聴できるようにいたします。
【プログラム】
プログラムには、語る部分の詞章と、その句のあらすじ、演奏者のコメントを掲載予定です。
10月下旬にスマートレターで発送します。お届け可能な住所とお名前をお知らせください。(当日ご来場の方は、当日受付にてプログラムをお渡しします。)
【現地鑑賞:当日ご来場/限定20枚】
江島杉山神社で実際に演奏会をご覧いただけます。
当日受付で名前をお聞かせください。受付にてプログラムをお渡しします。
こちらで扱うのは「一般」扱いの20枚です。①視覚障碍者と付添人、②学生は、一ツ目弁天会に直接お問い合わせください。
【小冊子:フォトブック「平曲と本所」】
江戸における当道座の役所「惣録屋敷」のこと、一ツ目弁天で幕末に催された平曲会の例、平曲伝承に関わった大名や旗本について図解した、22ページの小さなフォトブックです。
10月下旬に、プログラムと一緒にスマートレターで発送します。お届け可能な住所とお名前をお知らせください。
「平曲と本所」イメージ
【小冊子:フォトブック「平曲概説」】
平家正節と教習順のこと、旋律形式の特徴、「平語/平家/平曲」のこと、幕府の法要「法華頓写」のことなどを図解した、22ページの小さなフォトブックです。フォトブック「平曲と本所」と内容が重複するページがあります。
10月下旬に、プログラムと一緒にスマートレターで発送します。お届け可能な住所とお名前をお知らせください。
「平曲概説」イメージ
【書籍:『CD-BOOK声で楽しむ「平家物語」名場面』/限定10冊】
平家物語の25の名場面を紹介する本です。大きな文字の原文を音読したり、現代文のあらすじを黙読したり、付録の試聴版CDで平曲を聴いたりできます。2004年に講談社から出版し、すでに絶版となりました。大切にとっておいた新品10冊をご用意いたします。
10月下旬に、プログラムやフォトブックと一緒にレターパックライトで発送します。お届け可能な住所とお名前をお知らせください。
【書籍:『平家琵琶にみる伝承と文化』/限定10冊】
幕末江戸における平曲伝承関連の記録を翻刻し注釈をつけた本です。『平家音楽史』の参考資料としてもご活用いただけます。2007年に大河書房から出版し、すでに絶版となりました。新品10冊をご用意いたします。
10月下旬に、プログラムやフォトブックと一緒ににレターパックプラスでお送りしますので、お届け可能な住所とお名前と電話番号をお知らせください。
左:『平家琵琶にみる伝承と文化』、中:チケットホルダー、右:『CD-BOOK』
【記念品:チケットホルダー】
江島杉山神社の頒布品です。琵琶を持つ弁財天と笙を持つ弁財天が描かれたチケットホルダーです。
10月下旬に、プログラムやフォトブックと一緒にスマートレターで発送します。お届け可能な住所とお名前をお知らせください。
【記念品:フォトカレンダー】
今年5月に「杉山検校百回忌追善巻通し平曲会の再現」を催した際、能楽写真家の新宮夕海さんが撮影した写真作品を用いて、2024年版のフォトカレンダーを制作いたします。
12月上旬に、プログラムやフォトブックと一緒ににレターパックプラスでお送りする予定です。お届け可能な住所とお名前と電話番号をお知らせください。
【記念品:フォトアルバム】
今年5月に「杉山検校百回忌追善巻通し平曲会の再現」を催した際、能楽写真家の新宮夕海さんが撮影した写真作品を用いて、フォトアルバムを制作いたします。
12月上旬に、プログラムやフォトブックやフォトカレンダーと一緒ににレターパックプラスでお送りする予定です。お届け可能な住所とお名前と電話番号をお知らせください。
演奏会も返礼品も奉賛も実施します
今回はプロダクションファンディング(All in)での挑戦になるため、目標金額に満たない場合は不足分を平曲研究所と一ツ目弁天会で補填することで演奏会を実施します。リターンもすべて提供いたします。
もともと江島杉山神社創建330年記念事業への奉賛の一助とするべく今年5月に実施した「巻通し演奏会」が発端です。今回のプロジェクトによる支援額の10%を江島杉山神社に奉賛いたします。
提供時期のリスク
動画の編集、フォトカレンダー、フォトアルバムは、完成が遅れる可能性がございます。
その場合は、お届け予定日までにメールにてご連絡いたします。
挑戦:クラウドファンディングの良き前例にしたい
平曲演奏会は、この一ツ目弁天(江島杉山神社)のような小さな空間で小規模に催されてきました。さらに徳川幕府の法要の式楽となり当道制度で守られていたので、資金調達や企画運営のノウハウが育ちませんでした。そのため、現代の相伝者や門人たちは、スポンサーや助成なしに個人で演奏会を企画運営しているのが現状です。
しかし今は相伝者が15名ほどいて後継者も育っており、平曲は幕末以来の隆盛期を迎えています。大河ドラマやアニメ作品を通じて、平家琵琶に興味を持って下さる方も増えています。
このクラウドファンディングが良き前例となれば、平家琵琶を聴きたい方と演奏者たちとを結び付け、演奏会や伝承活動の可能性がひろがるはずです。
ご興味に応じて、ご無理のない範囲で、ご支援いただけますと幸いです。
ページの最後までお読みくださり、ありがとうございます。
平家琵琶の演奏会のほとんどは小規模で、いちどに多くのお客様をお迎えすることは叶いませんが、今後も地道に活動を続けて参ります。また、動画を活用することで記録保存も図ってまいります。
このページがお目にとまり、平家琵琶という伝承文化が現代も着実に継承されていることを知っていただけますと幸いです。
1000 円
2000 円
3000 円
残り10枚
5000 円
5000 円
6000 円
8000 円
SOLDOUT
10000 円
10000 円
残り7枚
15000 円
20000 円