ノルウェー滞在記 その3
vol. 14 2017-08-25 0
8月ももうあとわずかですね。日本でもそろそろ日が短くなるのを感じる時期でしょうか。
ノルウェーでも、8月の始めよりも日が短くなってきた気がします。10時半までスタジオの電気をつけなくても作業できていたのが、今は10時前でけっこう暗くなります。
ノルウェーでの滞在も、あと1週間弱となりました。
昨日8/24は、OPEN STUDIOでした。今回の滞在の締めくくりのイベントで、プレゼンテーションも兼ねていたので、私は正直一日中緊張していました!
英語が流暢に話せればこんなに緊張することは無かったと思うのですが、作品を発表することですら少し緊張するのに、さらに英語で自分の作品について説明をするというのは何ともけっこうハードなものでした。
とにかく、何か伝えないと!と思い、英語のカンペを作り、、そして、今回の滞在で見つけた新しいキーワードである "水" について文章にまとめたものを作り、つっかえながらも発表することが出来ました。作った文章は、もう少ししたら私のHPに載せておきます。
今回のメインの制作であるアニメーションの方は、現在素材集めは完了して、3分の1程形になっています。日本で考えて描いた絵コンテは最終的に旅の途中で完成させたのですが、今回のノルウェー滞在でまた少し変更したいところも出てきました。
オープンスタジオの際にも出来ているところまで見せたのですが、周りからおお~!という声が聞こえたのでホッとしました。
自分の発表のときの写真をお見せしたいのですが、自分ではもちろん撮れず、カメラを預けることも緊張していて忘れるという、、ですが、他のみんなが撮った写真データをくれるので、もらったらお見せたいと思います。今回は、他のアーティストたちの発表の様子をお届けします。
クロアチアの作家のイヴァーナ。彼女は写真や映像、コラージュを媒体にして作品を制作しています。https://ivanatkalcic.com/
スペインの作家のクリスティーナ。彼女はガッシュや油絵で主に人のいる風景やポートレイトをモチーフにしています。本当に美しい作品です。http://www.cristinamegia.com/
メキシコの作家カップル、クリスチャンとアナ。大きな布地を床に置いて、オリジナルの絵の具で自然や身体をモチーフに描いています。
https://christiansantanaprinz.blogspot.no/
http://estudiomoscu.blogspot.no/
奥に座っている男性がオーストラリア出身のロス。詩を作る作家です。今回のオープンスタジオに来てくれた地元の学校で先生をしている方と以前一緒にやったというプロジェクトで作った詩を、英語とノルウェー語で朗読してくれました。素敵な時間でした。ノルウェー語のリズムはとても美しいです。
それから、今回は作品だけを投影して作家は撮影などのために不在だったのですが、フランスのストラスブール在住の写真作家ギヨムと、パートナーのエミナも今回滞在していました。彼の今回のプロジェクトは、ルピナスという植物を要因に起こった過去の出来事を追って主に北欧を旅して撮影をしていています。http://guillaumegreff.com/
私の発表の場の写真の代わりに、一昨日の制作の場の写真を。ここのプレス機の様式は使うのが初めてで、圧の調整がなかなか難しかったです。日本のほとんどの銅版プレス機は版がシリンダーに入った時にハンドルが重くなるので、圧がどのくらいなのか感覚でわかるのですが、このプレスは仕組みが違うのでその感じがまったくないことが難しさの原因です。
慣れないプレス機でもなんとか刷れました!
お客さんがいないので、寂しげですが、このように展示しました。
雨をモチーフにしたドローイング
コラージュと今までの作品
本当は版画作品にしたかったけれど時間がなくて製版できなかった作品を水彩で描きました。
タイトルは「Floating waterfall」と「disappearing waterfall」。帰ったら作ります!
http://kamenokoblog.blogspot.com
http://www.khmessen.no/blog/