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劇団ハトノスによる2025夏公演「Pica」の広島での上演をクラウドファンディングで実現!

【原爆・「黒い雨」の記憶の物語を広島で上演】
ハトノス 2025夏公演「Pica」応援プロジェクト

劇団ハトノスによる「黒い雨」訴訟を題材にした演劇作品『pica』を広島で上演するプロジェクトです。
「広島ー原爆」という記憶と隣り合わせに生きる人々とともに豊かな時間を創出することを目指します。

コレクター
8
現在までに集まった金額
210,000
残り日数
77
目標金額 1,000,000 円
このプロジェクトでは、目標達成に関わらず、
2025年8月15日23:59までに集まった金額がファンディングされます。

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このプロジェクトでは、目標達成に関わらず、
2025年8月15日23:59までに集まった金額がファンディングされます。

Presenter
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PRESENTER
ハトノス

広島出身の青木文太朗が2018年に東京で立ち上げた演劇団体。 戦争などの過去の出来事とそれらの現代での語られ方を起点に、「歴史と記憶」の舞台表現への接続を追求している。

このプロジェクトについて

劇団ハトノスによる「黒い雨」訴訟を題材にした演劇作品『pica』を広島で上演するプロジェクトです。
「広島ー原爆」という記憶と隣り合わせに生きる人々とともに豊かな時間を創出することを目指します。

はじめに

2025年夏のハトノス東京ー広島公演『Pica』について、活動の支援をお願いするプロジェクトです。

「Pica」は、「黒い雨の記憶」を中心に、それを語る人、語らない人、語れない人たちのそれぞれの歩みと葛藤を描いた群像劇です。

戦後80年を迎える2025年に、ハトノスの活動拠点である東京だけでなく、「原爆」の記憶とともに歩んできた広島という地で本演目を上演する本企画、目を通していただけると嬉しいです。

まずはご挨拶も兼ねて自己紹介から始めていきます。

◆ご挨拶&「ハトノス」について

ハトノスは、戦争と現代の語られ方を起点に、「歴史と記憶」の物語を舞台上に表現する演劇団体です。

2018年に旗揚げをして以来、代表・青木文太朗が脚本・演出を務めるオリジナル作品を上演してきました。具体的には、【被爆電車と街の復興】、【被爆二世以降の世代の”原爆”との距離感】、【大久野島の毒ガス兵器製造】など、広島と戦争に関わる”記憶”を題材とした作品を制作・上演してきました。近年では1年に1度程度のペースで公演を行っています。

劇団公式X / instagram / ホームページ / Youtube

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≪プロフィール≫ 青木 文太朗

ハトノスの代表、演出、脚本を担当しています。1994年広島で生まれました。大学入学を機に上京し、大学の演劇部に入部して本格的に演劇を始めました。大学3年の春に初めて脚本を書き上げ、上演した時に扱ったのが「地元のこと」、すなわち、広島についてでした。

当時は「知ってることだから書けるだろ」と軽い気持ちで「広島-原爆」についても扱った脚本を書きました。創作を通して広島について「知っていること」と「知らないこと」がそれぞれまだまだあるのだということに気づき、それから「広島-原爆」について、さらには戦争について、あらためて勉強するようになりました。大学卒業間際にハトノスを立ち上げ、卒業後は一般企業に就職、仕事とハトノスの活動とのバランスに悩むことも多くなっていきました。4年目の夏に退職し、以降は舞台スタッフとして活動しています。舞台スタッフの現場では演出助手、照明、音響、舞台美術など幅広く経験を重ね、ハトノスの創作へと活かしています。

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❖2019年3月 旗揚げ公演『始発まで』

被爆電車と街の復興、そして現代で伝承活動をする若者の姿を描いた作品

❖2021年7-8月 『忘れ果てて』

SF設定と「被爆2世」という要素をかけ合わせながら、「原爆の記憶」を「忘れる」ということについて、世代ごとに違うであろう感覚を見つめた作品

(撮影:古元道広)

❖2021年12月 『毒の島には近づかない』

広島の「大久野島」を舞台に、毒ガス製造の歴史と「うさぎの島」として観光地となっていること、二つの面を持った地に来る人たちの姿を描いた作品

(撮影:古元道広)

❖2023年5月 『始発まで』(再演・リーディング公演)

初めての再演、そしてリーディング形式での公演

(撮影:古元道広)

❖2024年6月 『Pica』(初演)

本企画の演目の初演です。

◆『Pica』について

『Pica』は2024年6月初演のハトノスオリジナル作品です。現在も続く「黒い雨」訴訟を題材として、「黒い雨」を見つめる様々な人の姿を描いた群像劇です。

「黒い雨」訴訟からは、戦後、広島が・日本が復興していく中で、置き去りにされた人たちがいること、そしてその人たちは今も生きているということをはっきりと見ることができます。そして、置き去りにされたままではいけないと立ち上がった当事者たち、その当事者を支える、自身は「黒い雨」を体験していない支援者たちがいたからこそ、本当に忘れ去られてしまう前に、私たちのもとに届いた「記憶」があるのだと思います。

ハトノスはこれまでも戦争などの過去の出来事について扱った演劇を制作してきました。制作の中で特に意識してきているのが、「なぜこの出来事と、現代に生きる私たちが出会えたのだろう」という視点です。
戦後80年経ちお客さんのほぼ全員が「戦争体験者」ではないという状況下では、過去の出来事を伝えるうえで、「その記憶がどのように現在までつながってきているのか」まで含めて表現していくことの意義は大きいと感じています。そこには「体験者」でなくともその記憶を繋ごうとする”今”の人たちの想いが必ず存在します。今回の作品も、「黒い雨」訴訟を通じて、お客さん一人一人が今生きているこの世界を見つめ直すような時間を、舞台と客席が一体となって創出していきたいと思っています。

★再演・広島公演の意義

ハトノスはこれまで「東京という地で、東京のお客さんを相手に、広島を見る目る演劇を作ること」に一定の意義を感じていましたし、「広島公演」について本格的に企画を考えたことはありませんでした。

それでも、2024年初演の際、大変多くの反響をいただき、その中には「広島公演」を望む声も多くありました。また、出演者をはじめとする公演関係者からも広島公演についての声を多くいただきました。普段東京を拠点に活動しており、劇団の規模も小さいことから広島公演のハードルは高かったのですが、最終的には、今もまだ「黒い雨」訴訟を戦っている人たちがいる広島で、この公演を実施することは、団体にとっても、広島でこの作品を見る人たちにとっても、意義の大きい時間を創出できるのでは、と考え、広島での公演を決めました。

もともとハトノスの作品には「記憶を伝える」という意義も含まれてくる以上、「1度上演したら終わり」というのではなく、再演を通して作品をブラッシュアップしていきたい、という方針を持っていたため、「少しでも早く広島に届けよう」という思いから、1年というスパンでの再演となりました。

★『Pica』の特色

♣「黒い雨」の体験と現代を繋ぐ物語

「黒い雨」の体験とは、黒い雨が降った日のことだけを指すのではなく、その後から現在に至るまで生きてきた足跡そのものである、という認識の下で、「黒い雨」体験者たちの姿を描いています。体験者の人生のフェーズによって、そもそも「原爆」への意識が希薄である時代や、のちにそのことを後悔する姿まで、人生を通して経験してきた葛藤や生き様が舞台上に再現されていきます。

創作にあたっては、日本ジャーナリスト会議より第66回JCJ賞を受賞した『「黒い雨」訴訟』(集英社新書)の著者である小山美砂氏の協力のもと、脚本の執筆が行われています。小山氏が取材を通して触れてきた体験者達の“声”を、戯曲というフィクションに落とし込むうえで何が強調され、そして何が取りこぼされるのか、小山氏からの意見も取り入れながら慎重に推敲を行い、脚本を完成させました。

特別協力:小山美砂氏(『「黒い雨」訴訟』(集英社新書)著者)

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小山美砂

1994年、大阪生まれ。2017年に毎日新聞へ入社後、希望した広島支局に配属。被爆者や原発関連訴訟、広島への原爆投下後に降った「黒い雨」を浴びた被害者への取材に取り組む。2022年7月、「黒い雨被爆者」が切り捨てられてきた戦後を記録した初のノンフィクション『「黒い雨」訴訟』(集英社新書)を刊行。同書にて「日本ジャーナリスト会議」が優れたジャーナリズム活動・作品を懸賞する第66回JCJ賞を受賞した。
大阪社会部を経て2023年からフリー。広島市在住。核被害をテーマに取材を続けている。

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時には裁判の進行自体もシーンに組み込みながら、「黒い雨」訴訟の流れ自体も感覚的に理解できるようなつくりとなっている。(撮影:古元道広)

♣一人一人の持つ等身大の”葛藤”を描く

本作は、「原爆の生んだ苦しみ」や「ヒロシマを伝承すること」といった“大きな”主語を通した課題よりも、そうした課題に向き合う個々人がそれぞれの心の中に持つ等身大の葛藤の方によりフォーカスが定められています。「黒い雨」訴訟に関心がある人は勿論のこと、それと距離感がある人も含めて、「現在を生きている人」に広く伝わるものがあるはずです。

♣劇中歌とギターの生演奏

本作において「音楽」はとても大きな意味を持ちます。

物語の中心となる子供たちは、戦争が長引き自由な時間にも制限を受けていく中、自分たちで歌いたい歌を作ります。戦争が終わったとき、皆が集まって少しずつ歌を歌い始める描写は、緊張感の続くシーンの中で重要な意味を持ちます。

 このような作品の中で、演奏として齋藤ちゃくら氏が参加し、作中で交差する様々な”記憶”をつなげていくように、クラシックギターの生演奏を奏でる。登場人物たちに寄り添うような静かで優しい演奏は、劇の世界観を客席と共有するうえでなくてはならない存在となっています。

(撮影:古元道広)

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齋藤ちゃくら

ギター、ピアノ、作曲をこなすミュージシャン。ジャズセッション参加、シンガーのサポート演奏を経て、舞台音楽の作曲、演奏や動画への楽曲提供なども行う。金子しんぺいと子ども向け作品で全国公演中。自身の2枚のアルバムを発表。

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♣若い世代の俳優による「黒い雨の記憶を語る」表現という挑戦

演出の一環として、前半に少年・少女を演じている俳優が、後半に一転して現代の「体験者」を演じることとなります。これを担う俳優は皆20代―30代であり、それぞれ“戦争”との距離感のある身体で、戦時中~戦後の体験を語ることとなります。

現実社会において若い年代の人が“記憶”を伝承する際は、あくまでも「聞いた話」ということで進められますが、本作では演劇という手法によりその壁を乗り越えてみたく、挑戦しています。

「老成した見た目」という要素は持ちえずとも、「伝えたいという純粋な想い」により、その“記憶”を観客と説得力を伴い共有できるようなシーンを作り上げていきたいです。

自身の「黒い雨体験」を語るシーン。劇の前半は「子供たち」を演じていた。(撮影:古元道広)

♣様々なバックボーンを持つ人が集っての創作

ハトノスはこれまでの創作において、扱う“記憶”との距離感が大きな人であっても、出演者として起用し、個々人が創作を通じてその距離感を変化させていく過程に重きを置いてきました。

今回も、広島出身の出演者は2名いる一方で、稽古開始時点で広島を訪れたことが無い人も出演を予定しています。また、日常の生活においても、役者活動に専念するものから、日常は会社勤めをしている者まで様々な要素を持つ人物が集っての創作となります。

このように作り手の間にも生まれる”多様性”を、創作の現場でも都度確認し合っていくことで、この作品の持つ可能性を座組全体で深めていきたいと考えています。

◆支援金の用途と実現したいこと/想定されるリスクとチャレンジ

集まった支援金は、広島への旅公演を実施するための旅費交通費・及び人件費(出演料・演奏料・スタッフ費)などの支出に充当し、メンバーが安心して本企画に取り組めるような形を作っていきたいと考えています。

従来のハトノスの公演は、代表の青木が他の現場で得た知見なども持ち寄りながら、技術面の効率化など、上演体制のスリム化を図ることなどで採算の面と向き合ってきました。しかしながら、今回は普段拠点としている東京だけでなく、広島という慣れない地での移動公演を行うことから、今までの公演以上にスタッフ体制も拡充していく必要があります。予算を削って広島公演を再編することも検討しましたが、大切な作品だからこそ、東京で作り上げたものをできる限りそのまま広島に持っていくことに決めました。

申請中であった助成金の獲得もかなわず、財政面は率直に苦しい状況です。広島での上演の意義を感じるからこそ、目標金額に達しない場合も、主催者の負債は発生しますが公演は中止せず実行します。ただ、その場合は確実に今後のハトノスの活動にも影響が出てくるでしょう。

ハトノスとして、現代まで「繋げられた記憶」を演劇を通して観客と共有していくという取り組みは、今後も大きな意義を持ち続けると思っています。この活動を少しでも長く継続していくためにも、ご支援をいただければ、大変ありがたく、嬉しいです。もし今回の上演に必要な目標金額を超えた場合には、また次のハトノスの活動に向けての資金としてお預かりさせていただきます。

◆お礼のご紹介

①代表よりお礼の手紙
ハトノス代表・青木文太朗よりお礼のお手紙をお送りいたします。

「Pica」特製ポストカード
「Pica」の公演フライヤーをポストカードにしたものをお送りいたします。

「Pica」上演台本
今回の公演「Pica」の上演台本です。

④「Pica」の魅力が詰まった公演パンフレット
創作の過程の紹介など、読むと「Pica」をさらに楽しめるパンフレットです。

・『Pica』演出ノート
・青木文太朗(脚本・演出)×小山美砂(『「黒い雨」訴訟』(集英社新書)著者)対談
・出演者インタビュー
・公演写真
(内容は変更となる場合があります)

「Pica」公演DVD / Blu-ray
「Pica」本番の映像をお送りいたします。

「Pica」オリジナルTシャツ
今公演オリジナルTシャツです。
下記サイズよりお好みのものをお選びください。

過去5公演上演台本、過去5公演の公演映像

ハトノスがこれまで上演してきた過去公演5つの公演映像のURLと、上演台本です。

<セット内容>

  • 旗揚げ公演『始発まで』
  • 『忘れ果てて』
  • 『毒の島には近づかない』
  • 『始発まで』(再演・リーディング公演)(※上演台本のみ)
  • 『Pica』(初演)

※旗揚げ公演『始発まで』の映像はゲネプロを収録したものです。
※『Pica』以外の映像については、劇団内で記録映像として撮影したものですので、定点映像かつ画質・音質なども安定しないものとなっております。ご承知おきください。

ハトノス代表・青木文太朗1日貸し出し
青木文太朗が1日貸し出されます。演劇の演出・劇作についての相談を始め、青木にできることであれば頑張って努めます。

最後に

長い文章を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

なによりも、劇場に足を運んでいただき、皆さんと時間を共有させていただきたいという思いがあります。ハトノスにとっても大きな節目となるであろうこの挑戦的な企画を見届けていただけますと幸いです。そのうえで、ご支援をいただけましたら、こんなに嬉しいことはありません。

クラウドファンディングの期限も少し長めに設定しております。公演後改めてでよいので、このページに戻ってきていただけますと幸いです。

ご来場が叶わない方に置かれましても、もし応援いただけるのであれば、ご支援をいただけますと大変うれしく思います。

『Pica』の再演と広島公演をより良い形で実施できるよう、応援・ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

リターンを選ぶ

  • 3000

    とにかく応援コース1

    • 代表よりお礼の手紙(1通)
    • 2025年10月 にお届け予定です。
    • 1人が応援しています。
  • 5000

    とにかく応援コース2

    • 代表よりお礼の手紙(1通)
    • 「pica」特製ポストカード(1点)
    • 2025年10月 にお届け予定です。
    • 0人が応援しています。
  • 8000

    上演台本コース

    • 「pica」特製ポストカード(1点)
    • 「pica」上演台本(1冊)
    • 2025年10月 にお届け予定です。
    • 0人が応援しています。
  • 10000

    picaを満喫コース1【台本+パンフレット+本編映像】

    • 「pica」特製ポストカード(1点)
    • 「pica」上演台本(1冊)
    • 「pica」の魅力が詰まった公演パンフレット(1冊)
    • 「pica」公演DVD / Blu-ray(1点)
    • 2025年11月 にお届け予定です。
    • 3人が応援しています。
  • 残り28枚

    30000

    picaを満喫コース2【台本+パンフレット+本編映像+オリジナルTシャツ】

    • 「pica」特製ポストカード(1点)
    • 「pica」上演台本(1冊)
    • 「pica」の魅力が詰まった公演パンフレット(1冊)
    • 「pica」公演DVD / Blu-ray(1点)
    • 【出演者とおそろい】「pica」オリジナルTシャツ(1着)
    • 2025年11月 にお届け予定です。
    • 2人が応援しています。
  • 50000

    ハトノス満喫コース1【これまでの特典全て+ハトノス過去公演映像、台本】

    • 「pica」特製ポストカード(1点)
    • 「pica」上演台本(1冊)
    • 「pica」の魅力が詰まった公演パンフレット(1冊)
    • 「pica」公演DVD / Blu-ray(1点)
    • 【出演者とおそろい】「pica」オリジナルTシャツ(1着)
    • 過去5公演上演台本(1セット)
    • 過去5公演の公演映像(1セット)
    • 2025年11月 にお届け予定です。
    • 2人が応援しています。
  • 残り3枚

    100000

    ハトノス満喫コース2【これまでの特典全て+ハトノス代表1日貸出し権】

    • 「pica」特製ポストカード(1点)
    • 「pica」上演台本(1冊)
    • 「pica」の魅力が詰まった公演パンフレット(1冊)
    • 「pica」公演DVD / Blu-ray(1点)
    • 【出演者とおそろい】「pica」オリジナルTシャツ(1着)
    • 過去5公演上演台本(1セット)
    • 過去5公演の公演映像(1セット)
    • ハトノス代表・青木文太朗1日貸し出し(1件)
    • 2025年12月 にお届け予定です。
    • 0人が応援しています。