「劇場公開までの道のり#59」が更新されました。
vol. 92 2015-06-01 0
どうもみなさま、こんばんは!プロジェクトマネージャーの野村です。
昨日は監督と今後の打ち合わせ兼劇場公開に向けた作業のため更新作業ができませんでしたが、新たに映画へのコメントをいただきましたのでご紹介します。今日更新された「劇場公開までの道のり」は明日ご紹介します!
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「劇場公開までの道のり#59~グロービス経営大学院の山中礼二さんよりコメントをいただきました!~」
おはようございます。我妻です。いつも映画を応援いただいているグロービス経営大学院教員の山中礼二さんよりコメントをいただきましたのでご紹介させていただきます。
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黙々と働く「日常」と、ハチャメチャな「非日常」。それを繰り返しながら、地域を守り続けてきた人たちの存在について、私は考えさせられた。そこにあるのは、派手で夢のある「幸福」とは違うかもしれない。それでも、波伝谷の人たちは、(津波で命を失った方も含めて)深く静かな幸福を感じていたように私は思う。そしてその幸福な人たちが、波伝谷を離れようとする我妻監督に送った言葉は…。涙なしに見ることが難しい。
―山中礼二(グロービス経営大学院教員)
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山中さんは、企業家やビジネスリーダーの素養を育むグロービス経営大学院で「東北ソーシャルベンチャープログラム」などの授業を担当されている方です。
僕が山中さんと初めてお会いしたのは、3月に渋谷で行われた『波伝谷に生きる人びと』応援イベント「★南三陸Night★」のときでした。その日、上映後のトークでは僕と波伝谷出身の方がトークをし、山中さんが司会を務めてくださったのですが、非常に豊かな(かつ鋭い)感想を述べてくださったことを今でも覚えています。
僕は経済界・経営界のことは全く分からないのですが、実は山中さんのお話では、事業を展開する上で、意外にも民俗学や文化人理学のような「人間」あるいは「地域のくらしの文脈」を理解するための方法が重んじられているようです。そういった視点からも、ただ現地に足を運んだだけでは見えてこない、地域の生活者の日常を描いたこの映画を山中さんは非常に気に入ってくださり、その後も山中さん自らの言葉で度々映画を紹介してくださっています。
僕のイメージでは、こうした世界の人たちは、「利益」や「合理性」を何よりも最優先し、こんな容量の悪く泥臭い世界とは無縁だろうと勝手に思っていたのですが(←すみません)、山中さんの物腰柔らかな、相手(僕)の考えを理解しようとする真摯な姿勢を見て、少し考えを改めさせられました。そんな山中さんとたまたま昨日飲む機会があったのですが、「被災地支援で企業家をどう支援するかといった技術的なことも大事だけれど、その人が起業しようと思ったときに、どのような思いに突き動かされたのか、その背景に当たる部分を知ることが何より大事な気がする」といった意味合いのことを話していたのが印象的でした。(←違ってたらすみません。)
そんなこんなで、山中さん、この度は素敵なコメントをありがとうございました!今後もよろしくお願いいたします!(我妻)
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