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ロングランヒットの”奇跡”となった自主映画『ゴンドラ』全国上映をクラウドファンディングで実現!
30年前の自主映画。少女と青年の”魂の交流”を描いた映画『ゴンドラ』。
東京で異例のロングランヒット上映に続き4月以降関西での上映がスタートいたします。より、多くの人にこの作品を伝えたいという願うプロジェクトです。
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30年前の自主映画。少女と青年の”魂の交流”を描いた映画『ゴンドラ』。
東京で異例のロングランヒット上映に続き4月以降関西での上映がスタートいたします。より、多くの人にこの作品を伝えたいという願うプロジェクトです。
東京のユーロスペースから始まった、映画『ゴンドラ』の30年ぶりの上映。
新作でもない自主映画の上映が、ここから、ポレポレ東中野、キネカ大森、そして4月には渋谷アップリンクとトータル8週間に及ぶ異例のロングラン上映となりました。
以下、東京上映の会場の様子です。
まずは予告をごらんください。
この映画を撮ったAV界の巨匠の一人と呼ばれるTOHJIROをあなたはご存知だろうか?
この分野では数々の話題作を生み続けてきたヒットメーカー。
実はそんな、彼の監督人生は、伊藤智生として、1986年に完成したこの長編映画『ゴンドラ』からスタートしたのです。
当時、時代はバブル!
しかし、その後の時代の喪失感を予言した伊藤智生監督は『ゴンドラ』を発表する。
しかし、なかなか、劇場公開することができない。
その反面、詩人の谷川俊太郎さんをはじめ、多くの文化人からも称賛されると同時に、海外の映画祭でも多く出品を重ね、賞を受賞する作品となっていった。
”あなたには居場所が有りますか?”
一人の少女と青年を通して、そんな問いかけを投げかけるロードムービー。
美しい映像と幻想的な色彩にこの透明なメッセージを封印して、ひとりの少女の“魂の対話の物語”となっている。
古いけれど新しい・・・大事な忘れ物を思い出させてくれるこの映画を、ますます先が見えにくくなったこの現代に彷徨い、浮遊する、たくさんの“孤立する魂”に、今、あらためて届けたい。
80年代公開時
話題性に頼ることなく、映画が映画でしか成し得ない本当の独創性(オリジナリティー)にこだわって、人々にいつまでも愛される本当の映画を作ろう!と集まった当時20代の若者たちの参加によって、1985年夏、映画『ゴンドラ』はクランク・インした。
しかし、1986年春、配給公開も未決定のまま誕生したこの流浪の新作には、映画館のスクリーンの扉が固く閉ざされていた。
海外の映画祭で、先に高い評価を受けた『ゴンドラ』は、作品と観客が出逢うことのできる本当のスクリーンをもとめて、1987年には、渋谷・東邦生命ホールに長蛇の列を作った先行封切りで、国内にも静かな大騒ぎを起こし、ついに1988年春、テアトル新宿にて劇場公開を果たした。
その、作品は当時静かな騒動を巻き起こし、観た観客からはいつかしら幻の作品となっていった。
公開当時の各界からの批評
大林宣彦(映画監督) まるで十歳の少女、そのもののような映画だ。ぶっきらぼうで、かたくなで、挑戦的で。だから限りなく優しくて、いたわり深くて。真の底からリアリストであるがゆえに、とめどなくロマンチシズムを紡ぐ。十歳の少女は、それ自体、奇蹟だ。その少女の目から、人間を見た。その時、例えば、海は固有の物語となった。そこにこの作者のこだわりがある。ギクシャクしたそのこだわりが、ひとつの生命力を持ち、音楽となり、言葉となった。その言葉に耳を傾け、その心の響きに耳を澄ます悦びが、この映画にはある。美しい映画だと、ぼくは思う。
佐藤忠男(映画評論家) 「ゴンドラ」は、美しい情感を持った映画である。やさしく、心がこもっており、ていねいな仕上がりだ。映画づくりが総じてますます乱暴な方向に向かってゆく傾向の中にあって、これは貴重なことだと思う。
石井聰互(岳龍)(映画監督) 薄っぺらな愛と感動に占領された日本映画の銀幕(スクリーン)上の「乾ききった夢(ドライ・ドリーム)」を潤すに十分な、ナイーヴで水々しい感性にあふれた劇映画である。その美しきナイーヴさの底に秘められた「浮遊する魂」の叫びは、満たされない感動(カタルシス)の呼吸困難に喘ぐ、ガラスケースの中の観客たちの心の奥の大切な部分に、ある共振をひき起こすに違いない。
森崎 東(映画監督) 「ゴンドラ」は迸る作品だ。水彩画の筆の動きに、微かな、幼児の記憶のように幽かな音を入れる、という感性の迸りに、日本映画、いや全映画の中で、かつてなかったこの大胆で繊細きわまる感性の迸りに、そしてラストシーンの夥しい灯のゆらめきの迸るような美しさに感動しない人はいない筈だ。今、この映画の迸りは、せき止められている。日本映画界は、この迸るものをして、完全に、烈しく迸らしめねばならない。
そして、再び今回の上映が決まると、多くの当時の鑑賞者が戻ってくると同時に、SNSなどで拡散して、このような東京では8週間に及ぶロングランになっていった。
声高にメッセージを振りかざす作品ではなく、台詞も少なく詩情ある画面に心を閉ざした少女”かがり”と青年との姿を追っていく魂のロードムービーに鑑賞した多くの人が共感し、拡散していっているー
今回既に、名古屋での上映は終え、4月22日からスタートした大阪シネ・ヌーヴォの上映以降も続々と関西の上映が確定している。
◼︎6月10日(土)~6月23日(金) 兵庫県豊岡市・豊岡劇場
◼︎6月24日(土)~7月7日(金) 京都みなみ会館
◼︎7月8日(土)~7月21日(金) 神戸・元町映画館
関西の上映が確定しているが、ここでもより多くの方々に観ていただくためにも、監督自身が出向き、多くの人と交流したりイベントを開催したいと願っている。
伊藤監督は、映画WEBマガジン「シネフィル」に公開が決まった時とロングラン上映が決まったとこ2度にわたってコメントを寄せている。
リバイバル上映に寄せての監督メッセージ
「謝罪とけじめ」
伊藤智生
今から29年前、完成した「ゴンドラ」が公開する劇場も決まらずに彷徨っていた時に、海外の映画際の扉を開いてくださったのは川喜多記念映画文化財団の川喜多かしこさんだった。
「監督、どうにも劇場決まらないなら、ホール借りて、先行ロードやりなさいよ。素晴らしい映画なんだから、きっとお客さん来るわよ」
このかしこさんのお言葉にどれだけ自主上映する勇気をいただいた事か!! あの、渋谷・東邦生命ホールでの先行ロードがなければ、テアトル新宿の公開もなかった。それから何度か財団でお会いするたびに、かしこさんは「早く伊藤監督の次回作観たいわ。」そう言って下さった。それから月日が流れ、俺は何の約束も果たせないまま川喜多さんは故人になられてしまった。
ヴェローナで開かれていた日本映画の映画祭に招かれた時、あのフランスの評論家でカンヌの審査委員長などやられていたマルセル・マルタンさんも「ゴンドラ」を観てくださった。
上映後、ディナーに招待してくれて、奥様が日本人だったので通訳してくれて、マルタンさんとはかなり長い時間、映画の事話すことが出来た。
マルタンさんはものすごく「ゴンドラ」を気に入ってくれて、最後に「君の2本目の映画をカンヌ映画祭で待ってるよ」と言われ、約束して別れた。今でも、握手した時のマルタンさんの優しい笑顔、忘れられない。
そんなマルタンさんが今年の6月に89才で亡くなられた。
ゴンドラの劇場公開の後、俺の2本目の映画を期待して待ってくれてる人がいるにもかかわらず、あれから30年が過ぎたのに、俺はまだ2本目の映画を撮れていない!!
そして一昨年、池袋の文芸坐で「森崎東特集」をやった時、久しぶりに森崎監督とお会いした。
「君は何だかポルノの世界じゃ黒澤明だってな!! でも伊藤君!! 俺が生きているうちに2本目の映画見せろや!!」師匠の愛情がこもった言葉が、強烈に突き刺さった。
30年前に「ゴンドラ」の完成試写をイマジカでやった時に、誰よりも早く観てくれたのが森崎監督で、「傑作だ!! おめでとう」そう言ってくれた。
今回の28年ぶりの「ゴンドラ」リバイバル上映は、俺にとっては60年間の人生のケジメだと思う。
今、俺は30年ぶりに、新作を撮る覚悟が出来た。
by 伊藤智生(TOHJIRO)
ロングラン上映に寄せて
「30年の奇跡」
ゴンドラ28年振りのリバイバル上映、ユーロスペース1週間、ポレポレ東中野3週間が終わり、今の正直な気持ちを声を出して言うと「ありがとう」だ!
30年前の映画に、信じられないぐらいの観客が劇場に来てくれた。
奇跡が起きたぜ!
右肩上がりに動員数が伸び、ユーロスペース最終日は超満員。その勢いのまま、ポレポレ東中野は、初日から驚くぐらいの超満員!連日の好成績で、1週間のレイト追加上映決定!ポレポレ最終日まで、ボルテージは上がりっぱなしだった。
今回リバイバル上映して、幅広い世代に観てもらったが、一番驚いたのは、28年前に初ロードショーの時、ゴンドラを観てくれた人達が、連日大勢来てくれた事だ!
28年間も忘れないで、一本の映画を待ち続けてくれたなんて、ちょと考えられない現象だった。
28年前に観てくれた時、20前後だった彼らも、立派な中年のおじさん、おばさんになってるわけで、中には、息子さん、娘さんを連れて来た人もいた。
この28年間、俺が2本目の映画撮ってないか、何度も夢中に捜していた人もかなりいたみたいで、ゴンドラの後、俺がAV監督TOHJIROになった事知らない人達も一杯いた。
今回、ユーロスペース、ポレポレ東中野の劇場に毎日通って、色々な観客の皆と直接触れ合えた事は、俺の中で一番の宝物になった。
今月25日からは、再び東京は、キネカ大森で、名古屋はシネマスコーレで2週間の上映が始まり、その後、ゴンドラは関西に上陸していく。
とにかく今、感謝の気持ちで一杯です。今回のリバイバル上映した事で、俺の中で次回作に向かうエネルギーは、マックスに滾ってます!
BY伊藤智生(TOHJIRO)
(投稿時点ではさらにアップリンクでの上映は確定していませんでした)
伊藤智生監督
関西での上映にあたり、既に幾つかの上映時に開催するイベントは決まっております。
ただ、今後兵庫、京都、神戸などでも監督を含めイベントやプロモーションを行いより多くの方々にこの作品を届けると同時に、理解していただきたく思っております。
現在必要となる費用としては
監督のプロモーションでの交通費等 20万
イベント費用(ゲスト交通費など)18万
販促費用 (関西上映のためのポスター等)12万
モーションギャラリー 5万
監督サイン入りパンフレットや、オリジナルサウンドトラック。また、28年前公開時のチラシなどをご用意いたします。
上記のように既に上映も確定しております。ですので、リスクはございません。
ただ、監督が各会場に出かけて行き、お一人でも多くの方にこの作品の存在を知っていただくためのイベント費用、並びにプロモーション費用にご協力いただくことを御願いします。
ここまで、お読みいただきましてありがとうございます。
最後に映画のストーリーとスタッフ・キャストをあげさせていただきます。
ストーリー
高層ビル街の上空で、ゴンドラに乗って黙々と窓を拭く青年。
窓ガラスの向こう側は彼にとって音のない別世界。
眼下にはミニチュアールな都会の光景
―ノイズが波の音に聴こえ、彼の目には海の幻が重なる ―。
11歳のかがりは、母・れい子とふたりでマンション暮らし。
母は音楽家の夫と離婚し、夜の仕事で忙しい。
かがりの晩ごはんは個食。
彼女のひとり遊びの相手は、二羽の白い文鳥、
そして音叉の響きに耳を澄ますことだった。
―Aの音― その響きは、かがりの心を落ち着かせ、調律した。
ある日、鳥かごの文鳥が激しく争い、1羽が傷つく。
瀕死のチーコを両掌に抱きとり、
茫然自失として立ち尽すかがりを、
窓の外を降りてきた窓掃除の青年が目撃する・・・そして・・・
出演
上村佳子・界 健太(新人)
木内みどり・出門 英
佐々木すみ江・佐藤英夫
鈴木正幸・長谷川初範(友情出演)
奥西純子・木村吉邦
監督 伊藤智生(TOHJIRO)
原案・脚本‥‥伊藤智生‥‥棗 耶子
撮影 瓜生敏彦
照明 渡辺 生
編集 掛須秀一
音楽 吉田 智
音響 松浦典良
効果 今野康之
録音 大塚晴寿
助監督 長村雅文 飯田譲治
プロデューサー‥‥貞末麻哉子
残り32枚
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