佐渡島の映画館cafeガシマシネマ(元・佐渡金山鉱山長住宅)の瓦屋根全修繕にご支援を！

　高校生のころ、話題の映画を観たくなった時は、家族や友人と船に乗って新潟まで行かなければいけませんでした。でも、ガシマシネマさんができたおかげで、今や佐渡に住んでいる母の方が映画をたくさん観ています。しかもオーナー堀田さんのセンスが光る映画や、話題の映画が上映されるおかげで、自分が選んでいたころより世界が広がったと喜んでいます。佐渡の新しい文化・芸術の発信拠点になっているのを感じます。

　私は2018年に、ガシマシネマさんを舞台のモデルにした「君だけのシネマ」（PHP研究所）を出版しました。初めてガシマシネマさんにおじゃました時に、私の中にくすぶっていた中学生の主人公たちがイキイキと動き出すのを感じたのです。お庭から入ってくる風、自分で選べる色や形の違ういす、本がいっぱいのブックカフェ……。ただ映画を観るだけでなく、五感が開放される空間でした。読んでくださった方から、ガシマシネマさんに行ってみたいという感想もたくさんいただきました。私も佐渡に帰省した時は、ガシマシネマさんで映画を観るのをとても楽しみにしています。

　今、ガシマシネマさんは屋根を修理されたり、お子さん連れの方もより気軽に映画を楽しんだりできるように改築を希望されています。

　みなさんのご協力、ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「君だけのシネマ」著者　　高田由紀子