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福島県南相馬市小高区にブックカフェをクラウドファンディングで実現!
福島県南相馬市小高区にブックカフェを作ります。2011年3月に起きた原発事故によって「警戒区域」に指定された南相馬市小高区に「世界で一番美しい場所」を創りたい。その思いから生まれた作家・柳美里さんによるプロジェクトです。
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劇作家・小説家。1968年生まれ。茨城県土浦市生まれ、神奈川県横浜市育ち。高校中退後、ミュージカル劇団「東京キッドブラザース」に入団。女優、演出助手を経て、1987年演劇ユニット「青春五月党」を結成。1993年『魚の祭』で、第37回岸田國士戯曲賞を受賞。1996年『フルハウス』で、第18回野間文芸新人賞、第24回泉鏡花文学賞を受賞。1997年「家族シネマ」で、第116回芥川龍之介賞を受賞。 福島県小高に「世界一美しい場所」を創りたい。地震、津浪、原発事故、風評被害(放射能汚染差別)によって大きく傷ついた住民たちと共に、過去と未来に誇れる物語を創っていく。
福島県南相馬市小高区にブックカフェを作ります。2011年3月に起きた原発事故によって「警戒区域」に指定された南相馬市小高区に「世界で一番美しい場所」を創りたい。その思いから生まれた作家・柳美里さんによるプロジェクトです。
南相馬市小高区は、東京電力福島第一原子力発電所のレベル7の大事故によって「警戒区域」に指定され、放射能汚染地として有名になってしまいました。
昨年(2016年)7月12日に避難指示が解除され、JR常磐線も復旧しました。
原発事故前に小高区内に居住していた住民は12,842人。2017年11月30日現在、帰還をした住民は 2,345人と、わずか2割です。
ブックカフェを作ることを決め、プロジェクトを進め始めてからというもの、ブックカフェとなる柳美里さんの家にはふらりと住民の方がやってきます。
「ここが本屋ですか?」
わざわざ柳さんの本を求めにやってきた方もいたそうです。
まだオープンしていないため
「開店は来年の4月なのです、すみませんが、原町の本屋(電車と徒歩で30分。車でも30分かかる)で買ってください」
と柳さんが伝えると
「いいどなぁ、本屋。原発事故でなぁんにも無ぐなっちまったんだもの。楽しみだごどぉ。早くできっといいどなぁ。本屋できたら、毎日来っから。武者小路実篤が大好きだがら、よく手紙さ引用してんだ」
地震、津浪、原発事故、風評被害(放射能汚染差別)によって大きく傷ついた住民たちと共に、過去と未来に誇れる物語を創っていく、旧「警戒区域」に「世界で一番美しい場所」を創出する、という試みの第一歩です。
本屋「フルハウス」の立ち上げ人・作家の柳美里さん。2015年4月に南相馬市に転居。「命」シリーズはミリオンセラーに。「家族シネマ」で芥川賞を受賞。
本屋の場所は福島県南相馬市、常磐線・小高駅から徒歩3分にある柳さんの自宅です。
小高駅から徒歩3分の柳さんの住居が改装されフルハウスに。
名前は
「フルハウス」――大入り満員という意味で、柳さんの初小説のタイトルでもあります。
28歳のとき「家族シネマ」で芥川賞を受賞し、2000年に出版した「命」シリーズはミリオンセラーとなった柳さんは、原発事故直後から、当時暮らしていた神奈川県鎌倉市から福島県の相双地区に通いはじめました。2012年2月から臨時災害放送局「南相馬ひばりFM」で、地元の方々にインタビューをする番組「ふたりとひとり」を担当し、これまで560人以上の人たちのお話を収録してきました(2015年4月に家族で南相馬に転居)。
小高の魚屋ご夫妻と語り合う。これまで560人以上のお話を収録してきた。
地元で暮らす人たちの声を聴き、「住民として何ができるのか」と考えたとき、柳さんが思いついたのが本屋でした。小高工業高校でボランティアとして自己表現と文章表現の授業を受け持っていたことも大きく影響しています。柳さんは言います。
「運動部の子の中には電車に乗り遅れて9時20分の終電で帰る子もいるんですね。常磐線のダイヤは1時間~1時間半に1本しかないんです。まだ、帰還住民は少なく、家の灯りはまばらです。だから駅のそばに本屋を開いて、軽食もとれて、雨なんかの時は親御さんが迎えにくる。待ち合わせに使えるような場所をつくりたいと思ったんですね」
小高工業高校の仮設校舎での講義の様子(左)。小高駅からの通学路。冬場は17時過ぎると真っ暗になる(右)
柳美里の思いに賛同した人たちが集まった今回のプロジェクト、本屋「フルハウス」は以下のことを目指しています。
1・暗い夜道を下校する高校生たちの居場所を創る。電車を待つ間に、本を読んだり、おしゃべりをしたり、勉強をしたり、携帯電話の充電をしたり、お茶を飲んだり軽食をとったりできる場所を創りたいと思っています。
2・書籍だけでなく、雑貨や文房具の品揃えも豊富にする。
3・他地域で避難生活を送る若い世代と離れ、夫婦あるいは単身で帰還している高齢者が立ち寄れる場所を創る。
4・他地域で避難生活を送る人々が、墓参や自宅清掃などの一時帰宅の際に立ち寄れる場所を創る。
5・帰還者、避難者、高校生たちによる交流(情報交換や昔話)をしやすい雰囲気を生み出し、それぞれの間にある溝を埋める。
本屋の設計は「建築界のノーベル賞」とも言われるプリツカー賞を受賞している建築家・坂茂(ばん・しげる)さんにボランティアで協力していただきました。実際の施工をふくめ、地元の有志と共に作り上げていく予定です。
建築家・坂茂さんとの打ち合わせ。このスペースにも本が置かれ、本屋になる。
「世界一美しい場所」は、本屋だけに終わりません。小劇場、イベントスペース、BARなど地元の人たちに愛される空間を創っていく予定です。
ブックカフェ「フルハウス」予定イメージ
■La MaMa ODAKA (小劇場)
2018年10月オープン予定・照明家の海藤春樹(かいとう・はるき)による空間創り。帰還者が少なく、町の灯りが疎らな小高に、どの建築物よりも灯りが集まる劇場を創る。各界の第一線で活躍する人たちによる表現に間近で触れ、閉幕後、出演者やスタッフと共に飲み食いしながら語り合う場所として、中学生・高校生たちの職業体験や職業訓練の場所として、そして地元住民が楽しみながら学べるヨガ、バレエ、気功、英会話、書道、料理、メイクの教室を開催できる場所として発展させる。
小劇場完成イメージ図
■蔵BAR
イベントに集い、小高に宿泊する客が出演者やスタッフと親密になるための場所。地元住民の夜間の立ち寄り場所。孤独に陥りやすい単身高齢者の居場所創り。
BARとなるスペース
■小イベントスペース・地元住民が集う小規模の朗読会や勉強会などのワークショップスペース
高校生の校外活動のミーティングや、他地域から視察に訪れた人たちのミーティング場所として活用。
イベントスペース予定部分
将来的には、バスルームやキッチンを完備し、出演者やスタッフなど少人数の宿泊に対応できるようにしたい。新たに家・土地を購入して宿泊施設を作ることも視野に入れています。
このプロジェクトを進めるために、これまでも多くの方からご協力・ご支援をいただき、ようやく2018年4月のブックカフェオープンに向け“ハード”面が形になってきました。
次なるステップとして、ご賛同いただける皆様からのご支援をいただきたく、この度、クラウドファンディングの場で、本屋の“ソフト”面である「書籍購入費」を募らせていただくことにいたしました。
柳美里さんがブックカフェにおきたい書籍やベストセラー、高校生でも楽しめるコミックに雑誌。初期在庫として最低でも400万円がかかります。加えて手に取りやすいサイズの棚など什器などに充当させて頂ければと考えております。
10年、20年、30年先の未来をみつめて「世界一美しい場所」を創っていく所存です。ご賛同いただいた皆様、ぜひ、よろしくお願いいたします。
◆スケジュール
■2018年4月 本屋(ブックカフェ)「フルハウス」開店
■2018年10月 小劇場「La MaMa ODAKA」開場
「青春五月党」旗揚げ
蔵BARやイベントスペースなども随時オープンしていく予定です。
◆柳美里さんからお礼のメール
柳美里さんより、御礼のメッセージを送らせていただきます。
◆進捗状況のご報告
アップデートまたはメッセージでブックカフェ「フルハウス」の進捗状況をお送りいたします。
◆フルハウスオリジナルポストカードに柳さんのひと言を添えてご送付
ブックカフェ「フルハウス」の完成写真をデザインしたオリジナルポストカードに柳美里さんからのひと言を添えてお送りいたします。ポストカードの発送はブックカフェ「フルハウス」完成後2週間程度を目安にしております。
◆お名前と柳さんからの言葉を添えたサイン入り『柳美里選集』全6巻から1冊を進呈
2018年4月に刊行予定の柳美里選集全6巻(※1)から1冊をお送りします。選集には感謝を込めて柳美里さんからのサインとひと言を添えさせていただきます。下記の概要をご覧いただき、ご希望の選集をお知らせください。刊行のタイミングによって発送時期が大幅に異なりますのでお気を付けください。
◆オープニングイベントのチケット
4月中旬以降の土曜日で全五回を予定しているブックカフェ「フルハウス」のオープニングイベントにご招待します。イベントは柳美里さんのトークショーを中心に限定20名程度で行います。日時はアップデート情報でお知らせいたします。参加ご希望の日時をお知らせください。※交通費は申し訳ございませんがご負担くださいますようよろしくお願い申し上げます。
◆ブックカフェでのドリンク無料チケット
ブックカフェ「フルハウス」では珈琲豆や茶葉にこだわった飲料、高校生たちでも一息つけるジュース、美味しいスイーツをお出しする予定です。その飲料に替えられる無料ドリンク券を進呈いたします。カフェ部分のオープンは5月以降を予定しております。
◆『人生にはやらなくていいことがある』(ベスト新書)にサインを入れて進呈
福島県南相馬市に移住し、本屋を作るまでの思いを記した柳美里さん初の新書『人生にはやらなくていいことがある』にサインとひと言を添えてお送りいたします。
◆柳美里さんが小高の町を案内いたします
ブックカフェ「フルハウス」のある福島県南相馬市小高。歴史あるこの地を柳美里さんがご案内します。5月中の土曜日に行う予定で所要時間は40分程度を予定しております。決定日時はアップデートにてお知らせいたします。※交通費は申し訳ございませんがご負担ください。
◆柳美里さんと1対1の人生相談
ブックカフェ「フルハウス」で柳美里さんと1対1の人生相談。書籍に囲まれた空間で人生についてじっくりと語り合えます。30分程度を予定。ご希望の日時をお知らせください。※交通費は申し訳ございませんがご負担ください。<遠方の方はスカイプでも可能です>
◆『柳美里選集』全6巻を進呈
2018年4月に刊行予定の柳美里選集全6巻(※1)をセットでお送りいたします。選集には感謝を込めて柳美里さんからのサインとひと言を添えさせていただきます。6巻セットを一度にお送りするか(2019年2月予定)、2巻ごと(2018年6月・10月・2019年2月の3回)にお送りするかをお選びいただきます。
◆柳美里作品の中からご希望のページ(原稿用紙5枚分)を、柳美里さんが毛筆で書いて進呈
世界にたったひとつの「生原稿」です。柳美里さん作品のご希望の箇所を柳さんが直筆で原稿用紙に書き記します。ご希望の作品名、ページをご指定ください。原稿用紙5枚(400字×5枚)までになります。
★リターン★
<柳美里自選小説集(仮)概要>
フルハウスプロジェクトの立ち上げ人・柳美里さんによる選集。絶版となってしまった作品、ミリオンセラー「命」四部作や芥川賞受賞作品「家族シネマ」など代表作を完全復刊。全6巻。
■収録タイトル■
第1巻:永在する死と生 ~2018年4月刊行予定
【収録】「命」「魂」「生」「声」
第2巻:家族の再演 ~2018年6月刊行予定
【収録】「フルハウス」「家族シネマ」「水辺のゆりかご」「家族の標本」
第3巻:傷から立ち上がる物語 ~2018年8月刊行予定
【収録】「石に泳ぐ魚」「男」「ゴールドラッシュ」
第4巻:ファンタジーの扉、死者との約束 ~2018年10月刊行予定
【収録】「月へのぼったケンタロウくん」「雨と夢のあとに」「柳美里不幸全記録」
第5巻:少年と少女と罪と罰
【収録】「女学生の友」「ルージュ」「少年倶楽部」「タイル」
第6巻:自由の宣告
【収録】「8月の果て」年譜・解題
装丁:原研哉
本体価格:3000円/A5判変形・上製
※一部内容が変更となる場合がございます。その場合はアップデートにてご報告いたします。
◆メンバー紹介
柳美里 (作家) 1968年生。福島県南相馬市小高区在住。 16歳で劇団「東京キッドブラザース」に入団した後、「青春五月党」を主宰。 1993年『魚の祭』で岸田國土戯曲賞を最年少で受賞。 1996年『フルハウス』で野間文芸新人賞・泉鏡花文学賞、 1997年『家族シネマ』で芥川賞を受賞。 2012年、南相馬臨時災害放送局の番組「ふたりとひとり」を担当。 放送は275回を超え、560人以上の住民の話を収録。 2017年、福島県立小高産業技術高等学校の校歌を作詞(作曲は長渕剛)
海藤春樹 (照明家クリエイテイブデイレクター) (株)海藤オフィス代表。照明家として舞台照明都市空間の分野で常に独自の手法を使い、その表現に 新たな可能性を生み出してきた。クリエイティブディレクターとして、建築、 プロダクトなど多くのプロジェクトを手がけている。「門司港地区文化施設 海峡 ドラマシップ」「アルミダイキャスト家具シリーズ BOOTH」「立川 CINEMA・TWO」「東京銀座資生堂ビル」「大曲山の手ホテルクリスタルチャペル・フォレスト」など多数のプロジエクトに携わる。照明学会照明普及賞優秀照明施設賞 (95)、日本照明家協会賞(88,95)ディスプレイ産業大賞(97,98,99)、ディスプレイデザイン賞(89,91,92,93)グッドデザイン賞、NASHOP LIGHTING AWARDSなど受賞多数。著書に、「LIGHT COMPOSE」「もう一つの世界との対話」「虫たちの午後」がある。東京芸術大学非常勤講師。
加藤博敏 (株)ピーエイ創業者 福島県出身。(株)ピーエイ(東京証券取引所2部上場)の創業者。 代表取締役社長。 福島の復興支援事業在手掛けるー般社団法人ふくしまチャレンジはじめっペ代表理事。 震災後、逆境の福島から各界の次世代リーダーを育てる目的で「ふくしま復興塾」 を立ち上げた。100名近い塾生は福島県内各地で地域のリーダーとして活隆中。 社団法人ふくしまチャレンジはじめっぺでは福島の様々な課題に向き合う数々のプロジェクトを立ち上げた。
深沢明(デザイナー・照明ディレクター) フカザワオフィス㈱代表。桑沢デザイン研究所にて、グラフィックデザインおよびプロダクトデザインを学ぶ。1981年よりインテリアデザイナーとして、オフィス・店舗などの設計を行う。1984年より照明デザイナーとして、店舗、大型施設、美術館・博物館の設計を行う。2001年よりドイツ照明メーカーの日本代表として、ドイツ本社やアジアパシフィック本部との連携と日本での経営を行う。2013年よりフカザワオフィスを設立し、豊かな光環境の創造と発展的維持活動を行う。
梶内昌史 (デザイナー・デザインディレクター) KAJIUCHI DESIGN STUDIO 代表 横浜生まれ。多摩美術大学環境デザイン学科卒業。 照明空間プロダクトと様々なジャンルにおいてデザイン活動を行なっている。 「村上隆氏の五百羅漢図展」「村上隆氏のスーパーフラット展」「二十四の瞳映画村ギャラリー・KUROQO」「MIYAKE ISSEY展」など多くのプロジェクトに携わる。 またEV開発においてデザインを担当するなど活動の場を広げている。 2014年「夕ートル・タクシー」にて、グツドデザイン賞特別賞「未来づくりデザイン賞」受賞。
目標金額に達しなかった場合でも、自己資金でプロジェクトを進めていく予定です。
今回は、柳美里さんの思いに共感し、私たちと一緒にこの場所を支えてくださる協力者を募るためのクラウドファンディングです。
妥協せずに完成させたいという思いから、スケジュールは記載しているものより後ろ倒しになる可能性がありますが、必ず完成させます。また、リターンの予定も前後する可能性がありますが、必ず皆様のお手元にお届けします。
このプロジェクトに興味を持っていただきありがとうございます。
小高は歴史と文化の厚みがある町です。
縄文時代前から晩期にかけて長期間に渡って形成された浦尻貝塚があり、日本三大磨崖仏の一つである大悲山の石仏群があり、戦後日本を代表する小説家・埴谷雄高、島尾敏雄の父祖の地でもあります。終戦後に日本国憲法の草案を書いた鈴木安蔵も輩出しました。
原発事故によって奪われ傷つけられたものは確かに存在します。それでも小高には誇るべきものがあります。この地に生まれ育ち、子どもを産み育てた人がいる。
高校生たちが安心して電車の待ち時間を過ごせる第二の駅舎としての「フルハウス」
帰還した(あるいは一時帰宅の)住民のみなさんがほっとひと息つける居場所としての「フルハウス」……。
ぜひ皆さんと世界一美しい場所を創っていけたらと思います。宜しくお願いいたします。
3000 円
5000 円
7000 円
SOLDOUT
10000 円
10000 円
SOLDOUT
10000 円
SOLDOUT
50000 円
残り4枚
50000 円
SOLDOUT
50000 円
残り7枚
100000 円