植田 工 寄付作品
vol. 37 2026-05-07 0
今回、クラウドファンディングのために寄付出展していただいた作品の中で、最も大きな作品がある。
オリジナル価格は70万円。
価格は、所属ギャラリーが作品サイズを基準に決めているとのことだが、ありがたいことに今回は定価の半額、35万円で寄付出展してくださった。
作品サイズは、高さ1620mm。
ほぼ私の身長に迫る大きさである。
横幅は1300mm。
私が3.5人ほど横に並んだくらいの迫力、と言えば少しは伝わるだろうか。
もしこの作品が、日本のどこかのMUSIC BARに飾られたなら、きっとその存在感だけで噂になると思う。
「あの店には、片足の海賊と人魚がいるらしい」
そんな噂が夜の街をゆっくり歩き出し、やがて店に人を呼ぶ。
作品には、そういう磁力がある。
タイトルは、
《片足の海賊フック船長とマーメイド(人魚)》。
本当なら、実際に見られる場所があるのが一番だ。
ただ、今のところ展示の予定はまだない。
それにしても気になるのは、二人の足元あたりに描かれているシャレコーベである。
あれは一体、何を意味しているのだろう。
死の記号なのか。
物語の入口なのか。
それとも、植田くん一流のユーモアなのか。
クラウドファンディング期間中に、一度、植田くんとZOOMでこの作品について話してみたいと思っている。
もし、これを読んで「参加費1,000円を払ってでも、その話を聞いてみたい」という奇特で美しい方が10名以上いらっしゃれば、実現できるかもしれない。
もちろん、話の内容は作品解説だけで終わるはずがない。
海賊、人魚、骸骨、絵画、音楽、酒場、そして人生。
きっと話は、どこまでも脱線しながら、どこか深い海へ向かっていくはずだ。
