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フィリピン レイテ島 台風被害復興支援をクラウドファンディングで実現!
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私たちはワークキャンプを通して、現地の自発性を促すことで、フィリピンの諸問題が、一時的にではなく、継続的に解決されることを目指します。また、その経験から、国内でも私たちができることを考え、学生という立場を生かした活動を展開しています。私たちが持つ影響力の範囲を人から人、村から村、地域から国、国から世界へと広げていくことを活動理念としています。。
2013年11月8日、観測史上最大級の台風30号がフィリピンを襲いました。その被害は死者6,000人以上。このプロジェクトでは、甚大な被害を受けたレイテ島の復興支援を目指します。
私たちFIWCは、毎年レイテ島の農村で、村人たちと共に水道建設や道路舗装などのインフラ整備を行うワークキャンプを実施しております。今回の台風被害の知らせを受け、私たちは被害の大きいレイテ島へ現地入りし、活動拠点のメリダ市を調査しました。
FIWC関東委員会ホームページ(http://fiwc.jp/)
その調査をもとに、下記の通り現金給付労働(cash for work)型ワークキャンプを開催することとなりました。こちらで寄付いただいた資金はほぼすべて、直接被災した村人へ渡るような内容で企画しています。
▼活動場所
フィリピン共和国レイテ島メリダ市
▼日程
前期:2014年3月 2日(日)~ 3月12日(水)11 日間
後期:2014年3月17日(月)~ 3月27日(木)11 日間
▼活動内容
・現金給付労働(cash for work)型ワークキャンプの実施・運営
・ホームステイ
・交流イベントなど
<cash for work (現金給付労働)について>
今回のワークキャンプでは、被災した現地の人々の復元力を信用したcash for workを用います。cash for workとは、“地域復興へ向けた事業に現地の人々が従事し、現金報酬を受け取る”手法です。(オックスファム・ジャパンHPより引用)。
■家屋・インフラの被害
FIWCが長年、支援を続けているレイテ島メリダ市での被害状況は全22村7,555棟のうち、4,690棟が全壊し、一部損壊を含むとその数は90%以上にものぼります。これはほとんどの家屋が、木材や竹などでできているためであると考えられます。家を失った人たちは親戚や近所の家に避難して一緒に住んだり、崩れた資材を使って簡易家屋を建て直したりしています。死者は9名と幸いにも少人数ではありますが、ほとんどの原因が倒木によるものでした。被災直後から停電しており、今現在も復旧のめどがたっていません。村人は支援物資のソーラー式ランタンやろうそくを使うなどして、夜を過ごしています。
■収入源の被害
また家屋と同じように目に見えて顕著な被害を受けているのはココナッツの木々で、公式なデータは得られてませんが、見聞きした様子では全ココナッツの80%近くが被害を受けたと言ってよい状況でした。農業が主要な収入源となっているメリダの村人にとって、ココナッツは依存度がとても高いです。現地の人々曰くココナッツは新しく苗を植えてから7~8年で収穫可能となるようです。収入源を失った村人は、倒れたココナッツの実を売ったり木を資材にして売ったりしていますが、一時的な収入に過ぎません。
人によっては漁業に転換したり、街に出て働いたり仕事を探したりしています。
世界各国から様々な支援物資が被災地へ届いております。その一部をご紹介します。
■フィリピン政府からの食糧支援
フィリピン政府や各国から集まってくる支援物資をメリダ市役所でパッケージ化して配分していました。
内容物はフィリピン政府から米・ヌードル・缶詰・コーヒー、日本から調理不要のカレーライス・すきやき丼など4種、韓国から激辛カップラーメン、台湾から ビスケット・スナック菓子・カップヌードル・ミルクティー(ペットボトル)、その他シンガポールやインドネシアからビスケットなどなど様々です。
被災から時間が経つにつれ、無償譲渡から労働の対価として支給されるようにシフトしていっています。例えば1日働いて10kg分支給、さらに日が進むと3日働 いて15kg分支給、というようにシフトしていきます。労働内容は村の草刈や清掃など、女性でもできる簡易なものです。もちろん労働が課せられるのは生産年齢にあたる者に対してのみです。
■World Vision
一人あたり10kgの米。タオル、歯ブラシ、髭剃り、石鹸、シャンプー、蚊帳、生理用品などの生活用品が全世帯に配給されていました。
■UNHCR
屋根用のビニールシート・ソーラー充電式ランタン・ブランケットの配給がありました。ただし数に限りがあるため全世帯には届いていませんでした。また屋根用のビニールシートは山村に限られている様子でした。
■何をしようとしているのか?
被災した村人に、現金収入の機会を提供します(cash for work)。
例えば学校周りの草むしりや倒れた木、崩れた家屋の整理、村中で進んでいる家屋や公共施設(学校・診療所など)の再建作業などのワークの対価として、現金をお渡しします。 また渡航する日本人も一緒にワークに参加し、労働を通して彼らとコミュニケーションをはかります(ワークキャンプ)。
■どうして現金なのか?モノではダメなのか?
人によって被害の程度、ほしいモノがバラバラだからです。現地の市場は機能している(モノはある)ので、現金があればモノは買えます。一人ひとりのニーズに柔軟に対応できるのが現金です。
■100万円あると何ができるのか?
150人の村人に、法定最低賃金の2倍の日給を1週間渡すことができます。今回のプロジェクトは複数の村で実施予定で、1つの村に平均200世帯ぐらいあります。
例えば5つの村で実施する場合、1村あたり30人(世帯)にお給料を渡すことができる、そんな規模感です。
■村人は手にした現金で何ができるのか?
人によっては家を建て直すための資材の足しにしたり、または家畜や苗、漁の網などの生計手段を得ることができます。
■村人はこの臨時収入を有効活用してくれるのか?
被災地には様々な国、支援団体から援助が届いているのですが、その多くは食糧や建築資材などの物的支援です。
先述したように、現地のあらゆるニーズをカバーするには現物支給では限界があり、またモノがある被災地に外部からモノを送り続けると、現地の市場経済を破壊しかねません。それでもなお物的支援が行われる背景の一つとして、「お金を送ってもちゃんと使われないんじゃないか?」といった信用問題があります。
今回活動予定のレイテ島メリダ市は、私たちFIWCが2005年から水道建設や道路舗装などのインフラ整備を村人と共に行っている活動拠点です。過去9回のワークキャンプ活動を通して、現地の村人と日本人の間に信頼関係を築くことができています。
支給するお金の使い道を指定、強制することまではできませんが、このプロジェクトの経緯や意図、皆さんや私たちの思いを直接伝えることで、支援金が有効活用されるのを期待できます。それが私たちの行く意義であり使命であると思っています。
被災から三ヶ月経った今、もうメディアでフィリピンの台風被害について取り上げられることはありません。しかし復興はこれからです。このプロジェクトがその足がかりとなるよう、皆さんのお力を私たちに託していただけないでしょうか。
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