伊豆大島が舞台の長編映画『島の女たち（仮）』（監督・高野徹）への制作支援をお願いします！

いつも応援ありがとうございます。

昨日１１月２７日をもって映画『島の女たち（仮）』のクラウドファンディングが終了しました。結果的に、のべ89名の方から2,103,333円のご支援が集まり、目標としていた金額200万円に到達することができました。

このことは言うまでもなく、支援をしてくれた皆様、応援してくれた皆様のおかげです。

この映画のプロジェクトをはじめてから、「ありがとうございます」という言葉を何度口にし、何度キーボードでタイプしたか、わかりません。それだけ多くの、とてつもなく多くの方のお力が集まって、映画『島の女たち（仮）』やぼくがここまで辿りつくことができました。

クラウドファンディングが終わった今、濱口竜介監督のもとで映画『ハッピーアワー』の撮影に参加していた時のことを鮮明に思い出します。この撮影中でぼくがいちばん学んだことは「ありがとうございます」とどのように口にするか、でした。脚本の書き方や、カメラをどこに置くとかそういうことじゃないんかい、と笑われそうですが。

『ハッピーアワー』もかなり多くの方のご協力があって、撮影を終えることができました。ですから、濱口監督もぼくらスタッフも１日に何度も「ありがとうございます」と口にしていました。何度も同じことを言ったり、疲れていたりすると、気持ちとは相反して言葉はおざなりになりがちです。ところが濱口監督の感謝の言葉は全く劣化しない。どの「ありがとう」も高い度合いの鮮度を持っていて、このことにいつも驚いていました。

ぼくも自分の映画を撮る時は、いや明日からの生活では、感謝の言葉ひとつひとつをできる限り丁寧に言おう。そのように決心して、神戸の撮影から帰ってきました。

全てがその決心通りにできたわけではありません。あとから「ああ…」と後悔した日もありました。今日は後悔しないために、深呼吸してからキーボードをタイプします。

ありがとうございました。

言葉だけでなく、映画を完成させ、皆さまのところへ届けることでご期待に答えらたらと思います。引き続き、応援よろしくお願いします。

高野徹