映画祭閉幕のご報告
vol. 41 2017-07-17 0
監督の高野です。先日より参加しています、ヴィラ・ド・コンデ国際短編映画祭が閉幕しました。先ほど授賞式が行われ、『二十代の夏』は残念ながら賞を受賞することができませんでした。グランプリ作品や観客賞作品は、その映画が存在していること自体にただただ敬意を表したくなる素晴らしい映画でした。
悔しい思いや、感謝や、自身の未熟さへの苛立ちなど、たくさんの感情がぐちゃぐちゃに同居しているので、とても一言にまとめられない心境なのですが、「この映画をつくろうと思って、そして完成した」という事実がぼくにとって最も素晴らしい出来事であった、ということに気がつきました。
もちろん、ぼく一人の力ではとてつもなく足りませんし、スタッフ・出演者・協力してくれた方々の力が集まってもそれだけでは不十分でした。このクラウドファンディングを通じて皆さんと出会うことが、この映画にはどうしても必要で、そして幸運にもこの映画は皆さんお一人お一人と出会うことができました。改めて皆さんお一人お一人に感謝を申し上げたいです。ありがとうございました。
近いうちに、映画祭の詳細や制作を振り返ったことをご報告できる機会をつくりたいと考えております。またご連絡させてください。
受賞は叶いませんでしたが、ポルトガルの新聞・パブリコ紙に『二十代の夏』のレビューが載りました。「3つの笑顔になる短編」というタイトルで、中国のジャ・ジャンクー監督、アルゼンチンのNele Wohlatz監督の映画とともに紹介されています。実際に観客の笑顔と出会えたことはぼくにとって大きな財産となりました。
とっても嬉しくて、キヨスクに駆け込んで買い占めてしまいました(笑)ウェブにも同内容の記事がアップされていますので、是非ご覧ください!(そしてポルトガル語がわかる方がいらしたら、内容を教えてください・・・Google翻訳だと雰囲気しかわかりません笑)