出演者紹介*琉球ガラス職人 | 兼次直樹さん、貴恵さん
vol. 4 2025-11-29 0
琉球ガラス工房『雫』さんご夫婦
お2人と知り合ったのはまだお2人が恩納村の工房にいた時、17年くらい前です。
息子がまだ小学生1,2年生くらいの時から、よく吹きガラス体験に連れて行っていました。
体験で作れるのは本当はコップのみなのですが…
そのうち息子はプロでも難しいお皿が作りたいや、花瓶が作りたいやこんな柄がいいやら言い出しました。(誰に似たんだか笑)
製作中の直樹さん
でも、直樹さんは「よし、そんなに作りたいなら一緒に作ろう!」といつも寄り添って作らせてくれました。
息子が亡くなった時、何件も仏具店を回りました。私は仏具を買ったことなどなくて、どうしていいか分からなかったし、何件見ても欲しくなるものはありませんでした。
そもそも親は子供の仏具なんて買いたくないですよね。
毎回、肩を落として帰るけど、息子の遺影を見ては四十九日までには仏具を揃えてあげたいと焦る気持ちもありました。
その時、ふと、息子が作った琉球ガラスが目に入りました。
インタビューに答えてもらっている時の貴恵さん
奥さんのタカちゃんに連絡をして、相談に乗ってもらいました。直樹さんもすぐに快く受けてくださり、何度も試作品を作ってくれて、色合いや形、大きさを調整してくれました。
雫さんのInstagramより『renmix』の施策のひとつより
そして、青と水色やグリーンなど、息子が好きだった色を混ぜ合わせて「renmix」と言うオリジナル配合のカラーを作ってくれました。
こうして完成した、線香立てと蝋燭立ては毎日見ているうちに苦しさを和らげてくれるものとなっています。
そして、息子が亡くなった当日一緒にいたお友達にコップを作ってもらいました。本編にも出てくれている志村海斗くんです。彼も私と同じくドン底にいた1人でした…
直後でしたし、仏具を作らせるのはどうかな?と思いつつ誘ってみると彼も快く受けてくれて、
息子とお揃いで2つのコップを作ってくれました。
雫さんの招き猫ちゃん
もちろん、指導してくれたのは兼次ご夫婦。他の体験のお客様が来る前に時間を空けてくださり、集中して作成させてもらいました。
ご夫婦と友達の想いがとても暖かい時間だったのを鮮明に覚えています。
スタッフのみなさん
さて、最近リニューアルオープンもされた琉球ガラス工房『雫』さんのお2人の質問の答えは何だったのか??それもお楽しみに、本編でご覧下さいね!
最後まで読んで頂き、ありがうございます!
