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日韓100人が語る歴史の証言映像復元をクラウドファンディングで実現!
この悲劇を忘れない 。
この歴史を改ざんしてはいけない。
広島、長崎、沖縄、韓国…犠牲者たちの体験を未来に伝えるプロジェクト。パク・スナム監督が生涯をかけ記録した歴史の証言映像<フィルム>復元にご協力をお願い致します
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アリランのうた製作委員会は、1986年より朴壽南(パク・スナム)監督によるドキュメンタリー映画の制作と配給・上映活動を担い、著作、NEWSを発行しています。現在映画『沈黙−立ち上がる慰安婦』(2017年クラウドファンディング達成)が全国上映中です。朴壽南監督が30余年かけ記録してきたフィルムの復元、証言映像のアーカイブを行なっています。
この悲劇を忘れない 。
この歴史を改ざんしてはいけない。
広島、長崎、沖縄、韓国…犠牲者たちの体験を未来に伝えるプロジェクト。パク・スナム監督が生涯をかけ記録した歴史の証言映像<フィルム>復元にご協力をお願い致します
朴壽南(パク・スナム)監督の4作目『沈黙−立ち上がる慰安婦』は3年前の11月に214人ものご協力を頂き全国公開を果たしました。上映会での監督メッセージです。
『沈黙』は今年、韓国、アメリカ、ドイツなど海外上映を展開しています。これもひとえに皆様の応援のおかげです。心より感謝いたします。
戦後74年目の夏ー。
朴監督とともに私たちは新たなプロジェクトにチャレンジします。
1935年に三重県で生まれた在日朝鮮人の朴監督は、1965年から在日一世たちの歴史体験を聞き取る取材活動を始めました。
日本の植民地時代にどのようにして朝鮮から日本に渡り生きてきたのかー。長崎、筑豊の炭鉱で労働を強いられた同胞や、広島の被爆者たちの個人史を聞き取り、70年代から著書で発表してきました。しかし一世たちが次々に亡くなっていく中で、彼らを映像に記録する必要を痛感し、1985年に私財をなげうち初のドキュメンタリー映画の製作を始めました。
写真:1965年、筑豊の炭鉱労働者の取材。右:朴監督
1989年には、沖縄戦に連行された朝鮮人「軍属」「慰安婦」の実態を明らかにするために沖縄の住民から戦争体験を聞き取り、さらに元日本兵たちを取材し撮影しました。
1990年には初めて韓国へ渡り、帰国した「軍属」や被爆者らを取材し、1991年クランクアップまでの撮影対象は100名以上にのぼります。
写真:1990年韓国ロケ。左から撮影カメラマンの大津幸四郎、朴監督、録音チャン・サンイル
その後も朴監督は沖縄戦の玉砕、「慰安婦」を中心に犠牲者の声を記録しドキュメンタリー4作品を発表してきました。
このうち1985年から91年にかけて16ミリフィルムで撮影した量は、10万フィート(約50時間)にのぼりますが、映画化されたのは1と2の作品で、使われたフィルムは全体の一割に及びません。
30年以上の間、9割の未公開フィルム・テープは経年劣化が進み、これ以上放置すると再生が不可能となる危機に直面しています。
そこで私たちは1965年に長崎、筑豊で聞き取った在日一世たちの録音テープを含め、撮影した16ミリフィルムを復元(デジタル化)するプロジェクトに取りくみます。
取材対象者の大半がこの世を去りました。フィルムの復元は、日本の植民地支配のもと、戦争の犠牲となった民衆を現代に生き返らせる作業です。一人一人の悲しみや言葉に耳を傾け、そして未来に継承していくために、復元し、デジタル映像としてアーカイブし活用することを目ざしたいと思います。
そしてフィルムが復元できたならば、その映像を基に朴監督が長年構想してきたドキュメンタリー作品の完成へとステップを進めていきたいと考えております。16ミリフィルムのデジタル化は非常に経費がかかりますが、なにとぞご理解と応援をお願いいたします。
写真:今年6月フィルムの一部を試写した時の映像です。
日本の朝鮮植民地支配の結果、広島、長崎では7万人もの朝鮮人が原爆被害を受け、生き残った3万人のうち約7千人が国に帰らず日本に定住を余儀なくされました。
様々な経緯で広島、長崎に来て被爆した人々、広島三菱重工、長崎三菱造船所や端島三菱炭鉱(軍艦島:写真左上)に強制連行された徴用工、筑豊の炭鉱労働に従事させられた在日朝鮮人一世など40名の記録。真実を究明し被害者救済に尽力した広島・長崎の人々の証言も記録。
撮影地:広島原爆ドーム、朝鮮小学校、長崎県南越名海難者無縁仏之碑、1944年三菱造船所が朝鮮人徴用工を収容するために建てた「木鉢寮」(翌年解体撤去)、「軍艦島」、中ノ島の朝鮮人火葬場、三菱長崎造船所、福岡県豊州炭鉱、古河大峰・日向墓地、ほか。
(左)三菱が朝鮮人徴用工を収容した「木鉢寮」/(右)壁に残された落書き「なつかしい故郷」とハングルで。
朴監督は、沖縄でペ・ポンギさん(1944年沖縄渡嘉敷島の「慰安所」へ連行)と出会い、住民から朝鮮人「慰安婦」「軍属」の記憶を掘り起こし証言を集めました。取材地は沖縄本島、渡嘉敷島、阿嘉島、座間味島、渡嘉敷島、伊江島、久米島に及びます。
同時に沖縄人の戦争・戦後体験について、阿波根昌鴻さん(伊江島住民の集団強制死、米軍による土地収用について)、上江洲トシさん(久米島住民虐殺、皇民化教育について)、住民の強制集団死の過酷な体験など33名以上の証言を撮影しました。
写真:沖縄ロケ。「慰安婦」について証言する大城盛俊さん(右)と朴監督(中央)
90年代には沖縄戦に連行された軍属たち(慶尚北道一帯)を探し韓国へ撮影に入りました。韓国では、釜山・大邱・陜川・ソウル在住の被爆者たちの貧困と差別、後遺症に苦しむ暮らし、1919年「提岩里教会虐殺事件」生存者の証言、元学徒兵、シンガポール捕虜監視兵の元軍属など、36名の植民地時代下の苦難の歴史体験を撮影しました。
写真(左上) 韓国の被爆者を訪ねる朴監督(右上)沖縄戦に連行された元軍属たち(左下)朝鮮人軍属の労務監督だったGさん一家.(右下)強制集団死を語る金城重明さん
沖縄の慶良間諸島には1944年9月から特攻艇の秘密基地が作られ日本兵約3000名が駐留しました。座間味 陸軍戦隊長や特攻隊員ら10名の元日本兵が戦時中の「慰安婦」「軍属」についてなど語る貴重な証言です。
儀同保(阿嘉島・元特攻隊員)
※上記の写真は当時フィルム編集時にテレシネしたポジ・フィルム映像の一部です。ネガ・フィルムをデジタル化したものではありません。
全ての16ミリフィルムとテープをデジタル化するには、非常に経費がかかります。そのため本プロジェクトでは全体量の一部の劣化の激しい古いフィルム・テープを早期にデジタル化することを目ざして目標金額を設定しました。
1965〜1985年取材【広島・長崎・筑豊40名】映像・音声のデジタル化から開始します。
16mmネガフィルムの一部。白い斑点はカビ
【ポジ・フィルム点検】当時映画化のために仮編集をした<ポジ・フィルム>を別のメディアに変換し内容や劣化状況を確認。現在進めています。
【ネガ・フィルムのデジタル化】フィルム、音声の修復・デジタル化専門会社に順次デジタル化を依頼します。フィルムは30年以上が経ち、カビの発生やテープの密着が出ています。「ビネガーシンドローム」がみられるものもあり修繕を加えHDスキャニングによるデジタル化をします。
【音声】当時撮影方法は、映像は16ミリフィルムに、音声は6ミリテープに別々に録音されました。劣化したテープは修繕を加えデータ変換をします。
依頼する量によりますが、映像・音声のデジタル化は2ヶ月から6ヶ月以上を要します。
【映像と音の編集】業者によるデジタル化が完了した後は、製作委員会が編集作業にとりくみます。デジタル化された映像と音声はバラバラなので、これをパソコンの編集ソフトで同期させ、映像に音あわせて入れていきます。
【アーカイブ】映像と音声が一つに復元された後、朴監督の監修のもと整理し再構成の編集を行います。音声は日本語・朝鮮語が混ざっているために翻訳しテキスト化します。復元された内容を報告書にまとめ、映像・音声はアーカイブとして保存し活用します。
【映画化】朴監督はデジタル化された映像を基に映画化を企画しています。多くの皆様に公開できるよう、本プロジェクトで一つでも多くのフィルム・テープをデジタル化したいと考えています。
写真:音声 6mmオープンリール
♢監督:朴壽南(パク・スナム)
1935年:三重県生まれ。在日朝鮮人2世。
1963年: <小松川女子高校生殺害事件>死刑囚の李珍宇(イ・チンウ)との往復書簡『罪と死と愛と』を刊行し在日朝鮮人差別問題を提起。
1986年: 朝鮮人被爆者の実相を描いた『もうひとつのヒロシマ』で監督デビュー。
1991年: 沖縄戦に連行された朝鮮人軍属と「慰安婦」の実態を追跡し『アリランのうたーオキナワからの証言』を発表。
2012年: 沖縄戦の住民の玉砕と朝鮮人軍属と「慰安婦」を描いた『ぬちがふぅ(命果報)ー玉砕場からの証言』公開。
2017年:『沈黙ー立ち上がる慰安婦』公開。
★2017韓国KBS海外同胞賞 ★2019レジスタンス映画祭<監督賞>
参照 パク・スナム公式サイト
♢プロジェクト進行:パク・マイ 『ぬちがふぅ(命果報)ー玉砕場からの証言』』(2012年)助監督。『沈黙ー立ち上がる慰安婦』(2017年)プロデューサー。アリランのうた製作委員会
♢技術協力:安井喜雄(神戸映画資料館館長)『ぬちがふぅ(命果報)ー玉砕場からの証言』(2012年)コーディネーター。『沈黙ー立ち上がる慰安婦』(2017年)協力。本プロジェクトではフィルムの保管、試写、点検、テレシネ等、多岐にわたる技術協力。
♢有志メンバーがフィルムの点検、目録化、資料整理など様々な作業を分担。
今回のプロジェクトでは第一期として最も古い1985年撮影のフィルム・テープを優先的にデジタル化します。
【内訳】
16mmネガフィルム→HDスキャニングによるデジタル化(量:約10時間分+修繕費=概算 360万円/1分あたり6000円+修繕費)
6mm 音声テープ→データ変換+修繕費 50万円(量:約50時間以上)
機材費:(DVCAM再生機、編集ソフト、フィルム保管ケース、HDD等): 25万円
人件費:テレシネ・編集・翻訳:25万円
<フィルム復元報告集>制作費 :15万円
試写用ダイジェスト版 制作費:10万
フィルム発送費、事務費:15万円
モーションギャラリーへ運営手数料(達成の場合) :605,050円
目標を上回る金額に達成した場合、復元できるフィルム数が増えます!
いただいたご支援に応じて、所定の期日までに以下のお礼をさせていただきます。
コレクター限定UPDATE・・・
撮影当時のエピソードやプロジェクト進捗状況をお届けします。
監督御礼のメッセージ・・・
感謝を込めて朴壽南監督の御礼のメッセージを送ります。
アリランのうた製作委員会ニュースレータ・・・
1990年から発行している<アリランのうたニュース>最新号をお送りします。
(PDFまたは郵送)
試写会にご招待・・・
デジタル化された映像のダイジェスト版を製作し試写会を開催します。会場は都内または神奈川県、兵庫県の予定です。日程は編集の進捗状況により前後する場合があります。
フィルム復元報告集(冊子・仮題)贈呈・・・
デジタル化された映像をもとに、証言者の目録、証言の内容などを整理し報告集を発行しお届けします。(日本語版)
お名前掲載・・・
「フィルム復元報告集」に感謝をこめてお名前を掲載させていただきます。
デジタルリマスター版『もうひとつのヒロシマ』『アリランのうた』』DVDを贈呈・・・朴監督の16ミリ撮影作品『もうひとつのヒロシマ』『アリランのうたーオキナワからの証言』が韓国でネガ・フィルムからデジタル化されることになりました。
これを記念して2020年にデジタル・リマスター版DVD(個人視聴用)を作成します。これまでのDVDは上映用フィルムをDVD化してきましたが、リマスター版は高画質が期待されます。
監督とフィルム復元を祝う会へご招待・・・
プロジェクトへの応援に感謝し、監督を囲んで復元を祝う会にご招待します。
(日程は改めてご案内します。会場は都内または神奈川県内。交通費はご負担下さい)
監督4作品から1作品の上映権を贈呈・・・
朴監督の映画①『もうひとつのヒロシマ−アリランのうた』②『アリランのうた−オキナワからの証言』③『ぬちがふぅ(命果報)−玉砕場からの証言』④『沈黙−立ち上がる慰安婦』から一作品の一日上映権を贈呈します。2020年3月以降、場所を問わず一日何回でも上映会を開いていただけます。ちなみに合計入場者が150名以下の規模の会と設定しています。①②デジタルリマスター版は来年7月以降、自主上映が可能になる予定です。詳しくはご相談下さい。
●デジタル化された映像と音声を同期させるには非常に時間がかかり、復元するフィルム量によっても作業時間が変動します。特典の一つである「報告集(冊子)」の発行・試写会等が、作業の進み具合によって遅れることがありえます。
●目標金額に達した場合、達成金額の10%、達成しなかった場合20%がモーションギャラリー運営費となります。
●万が一目標金額に達成しなかった場合でも、集まった資金でまかなえる時間数のフィルムをデジタル化していきます。また韓国の公的機関へ助成金を申請し、さらに不足分は韓国でのクラウドファンディング、イベント・上映会を通して協力を呼びかけていきます。
日本で暮らす朴監督が、朝鮮人被爆者、強制連行、日本軍「慰安婦」、沖縄戦の歴史体験をテーマに個人で製作してきたドキュメンタリー作品、記録し続けた膨大な量の映像、音声は、どこにもない<歴史の記憶遺産>ともいえます。その「記憶」をお互いに共有し継承するために、日韓の国境を超えて、ご協力と応援を呼びかけてまいりたいと思います。
第一歩となる本プロジェクトが、犠牲者たちへの「鎮魂」となり、両国に暮らす私たちの友情の証となることを願い、進めていきたいと思います。
ぜひ、皆様の応援をお願いいたします。
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