初東京進出！
京都の若手演劇集団・劇団FAX第11回公演『まばたき』応援プロジェクト！

宣伝美術メイキング

今回の宣伝美術ですが、
なんと、2018年ミスター東大準グランプリの
二宮陽二郎さんに宣伝美術を担当してもらっています。

『まばたき』チラシ表面ペン入れ後

素敵なチラシになりましたが
実はその裏には幾多のデザイン案があったとのこと、、、
そこで、今回のアップデートでは

「『まばたき』のチラシができるまで」を見ていきます。

～～第１回会議～～

二宮さん
「 『何もないところに線を引くことで生まれる』というところと 
　 『生死』にスポットを当ててみました。」

●第１案

闇の中のチョウチンアンコウが可愛らしい。

●第２案

まるで心電図のように感電するチョウチンアンコウ。背中に物を載せている姿は、まさに古代インドのアレ。

●第３案

地平線が斜めっていて、平安な世の中に対する挑戦のようで面白いと感じました。

二宮さん
「第２案はキャッチーで悪戯心があっていいなと思っています。
　心電図と組み合わせるアイデアも個人的には好きです。 」

※この日はイメージをもう少し拡散する方向で解散（以下、後日）

～～第２回会議～～

二宮さん
「とりあえず3つほどアイデアを出してみました。 
　１つ目は宇宙服と部屋のモチーフで違う次元のものを繋げようという試み、 
　２つ目は遠景を取り入れたプレーンなもの、 
　３つ目はシンプルなモチーフで花と化していく(＝散っていく)人間のイメージを描いています。 
　月を踏んでいるのは『人類にとって大きな一歩』的なところとかけてみました。」

●第４案

「遠くに燃える街」や「隙間から溢れてくる水」が意味を孕んでそうで好きです。 

●第５案

無機物と生物との対比が印象的。

　●第６案

花が散ることで、風や時間を感じることができて素敵です。

～〜2回の会議を踏まえて〜～

●方向性
第２案の「感電するチョウチンアンコウ」をベースしていくことに決定！
チョウチンアンコウの上のオブジェクトについてさらに議論を重ねました。

〜〜完成〜〜

そして、ついに『まばたき』のチラシが完成しました。

よく見ると小さなチョウチンアンコウがもう一匹！チョウチンアンコウのオスはメスに吸収されるとか、、、

この様に、数多のアイデアの上に、チョウチンアンコウのチラシは完成しました。
細かいところにも沢山の遊び心がつまっています。
じっくり眺めてみてください。