監督・キャストコメントを公開しました!
vol. 14 2025-05-05 0
こんにちは!
映画「天使たち」プロデューサーの荒尾です。
GWはいかがお過ごしでしょうか。
「天使たち」テアトル新宿・梅田上映まであと少し・・・!
ということで監督、主演キャストからのコメント&意気込みを紹介します。
「天使たち」監督・脚本の木村ナイマです。
この度、本作品をテアトル新宿・梅田にて合計5日間上映していただけることになりました。
新宿で生まれた映画を、新宿で上映できることの喜びを噛み締めながら今日まで準備して
きました。
この作品は私にとって2本目の映画で、初めての長編作品になります。
上京して、大学2年生の時に始めたガールズバーのバイトで見た世界観を映画で残したい
と思ったのがこの作品の始まりでした。
まだ何もなかった19の自分は本当に無力でした。
コンプレックスでがんじがらめの自分、自分なんて結局のところ性と若さにしか価値がない
から、望むものを手にいれるためには魂を差し出すしかない、性を換金することが唯一の
方法である、と本気で思っていました。
誰かに愛されることを求めて自分を押し殺して生きていくうちに、求められる形にはまろうと
するうちに、自分がわからなくなりました。
そして、この東京の夜にはそんな女の子、男の子たちがシャンパンの泡のように生まれて
は消えている。
インターネットに情報が溢れ、女の子たちの間では整形と不幸が流行して、このままではだ
めだってみんなどこかではわかっているけど、無力感に苛まれている。
私は、その子たちとリンクしたくて、いつか絶対にこの感情を作品にすると決めました。
私は運が良く、大学に行って学ぶことができ、言葉とカメラを手にしました。
そして、何よりも幸運なことに、同い年の荒尾Pをはじめとする同じ意志を持つ仲間たちに
出会うことができました。
私だけじゃここまで来れなかった、映画を作る過程で何度も死んだけど、何度も何度も救わ
れました。
そんなふうに作ったこの映画が、より多くの女の子や、同じ気持ちを抱えたことのある人た
ちに届いて、繋がれたらいいなって、思います。
もう大丈夫だよ。
是非映画館で、この瞬間を目撃してほしいです。
監督・脚本/木村ナイマ
本当は一人で生きていくことなんて出来ない。どうしようもなく孤独でも、息をするのも辛くて
も、少しでも明日の光が美しく見える瞬間を探している。
初めて完成した『天使たち』を観た時、そうやって自分の劣等感も傷も、死にたさも、まるご
と抱きしめられている。そんな気がしました。
どうしたって、あなたを一人にしたくないと思いました。
映画が終わった後、私もそこにいます。
少しでもあなたの傷を、一緒に癒せたら嬉しいです。
なる役/龍村仁美
私は、絶望の中で育った者の救いへの執着を知っている。自分の愚かさを自分ではどうに
も出来ない幼さを知っている。本当に救いが必要な人は、人が救いたいと思うような形態を
していないことも知っている。
きっと誰もが天使と呼ぶに相応しい純粋さを持って生まれて来たのだと思う。だが自分の
背丈や年齢よりも大きな何かが、いとも簡単に翼をもいでいく。どこまでいっても自責はつ
きまとう。『天使たち』は、その惨めさから解放してくれる。そんな映画だと思う。
マリア役/河野聖香
【上映情報】
「テアトル新宿」2025年5月28日(水)〜30日(金)20:40〜 3日間限定上映
「テアトル梅田」2025年6月21日(土)・22日(日)20:40〜 2日間限定上映
全日上映後トークショーorイベント実施予定
2日前からテアトル劇場HP上で購入できるオンラインチケットの案内が受け取れる
事前エントリーはこちら!
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