撮り終えろ!鬼香盤のラブホ撮影!
vol. 4 2023-01-09 0
皆様、お世話になってます。
本作監督の中嶋です。
まず、本プロジェクトの経過報告ですが、
現在、62名の皆様から770,300円のご支援をいただいております!
ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございます…!
ご期待に添えるよう、チーム一丸となって頑張ります!
さて、本作は1月5日に2回目の撮影を終え、無事クランクアップしました。
今回はメインビジュアルにも使われている、とあるレトロなラブホテルが舞台。撮影内容モリモリな鬼香盤且つ、撮影出来る35mmフィルムが13巻だけという状況で、結構不安だった中嶋でしたが、朝お会いしたキャスト&スタッフの皆さんが休み明けとは思えないほど気合十分で、彼らを見た瞬間こう思い直しました「勝ったな」と。
撮影は森山みつきさんと、肥田日向さんによる、高校生カップルのシーンからスタート。お二人の瑞々しいお芝居をずっと観ていたいなあと思いつつ、フィルムの事もあり、断腸の思いでカットをかける中嶋なのでした。
豊満亮さんによるラブホ店長セイジは、セリフが一言も無いにも関わらず「このキャラ、只モンじゃねえ…」と一発で感じさせる迫力を持ってました。所作と表情だけでその役の歴史を感じさせており、中嶋はそのお芝居を観ながら「セイジの歩んできた道のり気になりすぎる!」と一人悶絶してましたとさ。
入江崇史さん、森りささんによる不倫カップルのシーン。小学校校長と教育委員という間柄にも関わらず、お昼から情事を楽しむイケナイ二人を艶っぽく演じていただきました。もう艶っぽ過ぎてモニターを眺める中嶋の脳内にはクロード・ルルーシュ監督の『男と女』のテーマ曲が鳴り響いていたとかいなかったとか。ダバダバダ〜♪
そして、本作の主人公アズサを演じる瀬戸かほさん。今回の撮影では夫イチロウを亡くして数ヶ月後という設定の為、中嶋自身もアズサがどういった状態にあるのかわからないまま撮影に挑みました。
そんな中、瀬戸さんはとあるシーンで涙を流します。これは脚本には無い涙だった為、理由を聞くと「なぜか出てしまった」との事。NGを出してしまったのではと気にする瀬戸さんでしたが、そのお芝居を観た中嶋は「これがアズサなんだ…!」とビビッと来てしまい、そのシーンを起点に一気にアズサ像が形作られていきました。まさに"脚本は完璧な設計図などではなく、一つの道標に過ぎない"とふと恩師の顔がチラついた瞬間でした。瀬戸さんだからこそ生まれた、唯一無二のアズサを早く観てもらいたいです。
最後のシーンにOK出た時、フィルムの巻数がぴったり13巻だった事も忘れられない思い出ですね…!ご参加いただいた皆様、ホテルの皆様、遅くまで本当にありがとうございました!
次回のアプデ内容は決まってませんが、おそらく仕上げ系の何かかと思われます。お楽しみに!
なかじま