カンヌ国際映画祭で上映経験のある中嶋駿介が、
新作『empty』で短編パルム・ドールを目指すプロジェクト

皆様、お世話になってます。

本作監督の中嶋です。

まず、本プロジェクトの経過報告ですが、

開始4日間で23名の皆様から466,000円のご支援をいただいております！

ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございます…！

ご期待に添えるよう、チーム一丸となって頑張ります！

続いて、12月1日に1日目の撮影を終えましたので、そちらのレポをお届けします。

今作は中嶋の人生初の35mmフィルム撮影を行っているのですが、フィルム1缶(400feet)で撮れる分数は僅か4分26秒であり、さらにフィルム撮影にはフィルム代、現像代、データ化代と、莫大な費用がかかる為、撮影出来る缶数は限られています。

それは即ち大量のNGが許されない事を意味しており、初めて目にするそのイカつい35カメラを前にして中嶋は「やっちまったな…」と思っていました。

今回の撮影で特筆すべきは、早朝の光を狙う海岸での撮影です。

撮影出来るのは光が一番良い感じになる朝6:30から6:45の僅か15分間。

出演者の瀬戸かほさんと、深月信之介さんと何度も段取りを行い、「そろそろ撮りたいです！」という撮影助手さんの掛け声の元、撮影が開始されました。

さらにこのシーン、よりによって中嶋のこだわりで2倍速で撮影することになっており、フィルムも2倍で減る為、撮影可能テイクは僅か2〜3回という極限状況。

中嶋はその日5,000万回目くらいの「やっちまったな…」を心の中で呟きつつ、祈る気持ちでスタートをかけました。

その結果…

めちゃくちゃ良いカットが撮れました！！

出演者のお二人や、撮影監督の石坂さん、スタッフの皆様のおかげです。

皆様ありがとうございました！

まさしく中嶋の「やっちまったな…」が「やってよかった…！」に変わった瞬間でしたね。

このシーンは本作でも大事なシーンですので、どうか楽しみにお待ちください！

次回は『複製せよ！瀬戸さんの指！』です。お楽しみに！

なかじま