制作日記vol.3 俳優部メインロケハンに参加する!
vol. 4 2018-05-17 0
みなさま こんにちは、プロデューサーの山田です。
今回は、撮影前にキャスト・スタッフ合同で行ったメインロケハンの様子をお伝えします!
元々は限定アップデートの予定だったのですが、よい記事が書けたので(自画自賛)全体公開にしました!少し長いですが、おつきあいください!
制作日記vo.1に書かれたように、本読み&飲み会で無事にスタッフ・キャストが意気投合できました。
次の予定としては、「メインロケハン」(どのシーンをどのように撮影するのか、どんな準備が必要なのかを実際の撮影場所を見ながら決めていくこと)としてスタッフだけで蔣淵へ行く予定だったのですが、本読みの場で、
どうせだったら俳優部も一緒に来てもらって、蔣淵がどんなところか一緒に感じてもらおう!
という流れになり、メインロケハンに同行してもらいました!
ほとんどの映画制作では、俳優が事前にロケ場所の下見ができることはあまりありません。
(スケジュールや予算やいろいろな問題のためです。。。初見の家の中に入って、さもずっと住んでいるように振る舞える俳優さんたちには本当に頭が下がります)
気軽にこういうことを決められるのは、自主制作映画の本当に良いところです。
一緒に来て頂いたのは、
主人公圭介の幼馴染で蔣淵で真珠の養殖を生業に暮らす洋役の湯澤俊典さん、
洋の妹で二人で真珠の養殖を営む凪役の小園優さん、
圭介の兄の元妻、沙織役の柳英里紗さんの3人です!
当日は快晴で、夏の日差しに照らされる海が本当に綺麗でした。
実際に蔣淵で真珠の養殖をやっている朝倉真珠さんに協力いただき、
真珠の養殖場に連れて行って頂いたり、作業の様子を見させていただきました。
沖の黒いブイの下に真珠を作るアコヤガイが吊るされています。兄妹役として積極的にコミュニケーションを図る湯澤さん(左)と小園さん(中央)、船酔いに耐える柳さん(右)
真珠の養殖に関する作業は、主に「いかだ」と呼ばれる湾に浮かべた作業小屋の中で行われます。
朝倉真珠さんの作業小屋横から見るとこんな感じ。奥に見える家々が蔣淵の集落です。
中では、アコヤガイが呼吸できなくならないように掃除する作業や、真珠を取り出す作業を見させていただき、実際に作業も体験させていただきました。
真珠の核を入れたアコヤガイはこのようなネットに入れられて、海中で養殖されます。
海中のアコヤガイは、放っておくとフジツボなどがついて呼吸できずに死んでしまうため、定期的にグラインダーという道具で削って掃除をする必要がある。グラインダーで貝の掃除を体験する湯澤さん
真珠の取り出しを体験させてもらっている小園さん。貝を開くのにも真珠を取り出すのにもコツがいる。
一連の作業を体験させて頂いた後、
朝倉真珠で養殖しているカキやアコヤガイの貝柱をふるまっていただきました。
その場でさばいた大きいカキはとっってもミルキーでジューシー。アコヤガイの貝柱はほとんど出回らず、現地でしか食べられないそうです。なんとも言えない甘みがあって本当に美味。
美味しすぎて遠慮の塊(最後の一つ)となったカキを食べる柳さん
真珠は、長い年月手間暇かけて育てますが、貝を開けてみないと取り出された真珠の出来は確認できないそうです。そんな説明を聞きながら僕は自分の身に置き換えて、
映画作りも真珠養殖も似たようなところがあるなぁと一人で勝手におセンチに浸っていました。
・・・ともかく、
取り出された真珠は磨く前だというのに本当に美しく、みんな瞳を輝かせて見入ってしまいました。
目の前で取り出された真珠の美しさには言葉が出ません