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ドキュメンタリー映画『無音の叫び声』をクラウドファンディングで実現!

東北の小さな村から、戦争と平和、そして戦後の歩みを見つめ直し、日本の未来を考える長編ドキュメンタリー映画『無音の叫び声』

戦後70年。東北の小さな村から、戦争と平和を、そして戦後の歩みを見つめ直し、日本の未来を考える長編ドキュメンタリー映画『無音の叫び声』の製作完成に向けて、是非、ご支援をお願いいたします。

FUNDED

このプロジェクトは、2015年4月13日23:59に終了しました。

コレクター
24
現在までに集まった金額
151,000
残り日数
0

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このプロジェクトは、2015年4月13日23:59に終了しました。

Presenter
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PRESENTER
髙橋 卓也

山形市在住。フォーラム運営委員会、山形県映画センターで映画の配給・上映の活動を約20年。1989年に市民として立上げに係った山形国際ドキュメンタリー映画祭に2005年から専従として参加、2007年より事務局長、2018年より理事/プロジェクトマネージャー。映画「蕨野行」の製作と上映を支援する会事務局長、ドキュメンタリー映画「よみがえりのレシピ」、「無音の叫び声 農民詩人木村迪夫の牧野村物語」「世界一と言われた映画館」にプロデューサーとして関わる。現在「紅花の守人」を製作中。

監督随想 掲載開始しました。

vol. 1 2015-01-23 0

監督随想①   何故、木村迪夫さんの映画を創るのか

 芸術は芸術家だけが生み出すものであろうか?20代の頃から30年余り、農業をテーマにドキュメンタリーの取材を続けてきた中で、私は農家の人たち(以後、農民と記述。)の感性の豊かさに常に心を揺さぶられてきた。心の奥底に抱く農民の、自身、家族、地域、生命、大地、自然を見つめる眼差しの輝き。そうした精神世界を伝えたいとドキュメンタリー作品を創り続けてきた。

 「もの言わぬ農民」、かつて東北の農民たちを言った言葉がある。確かにそうなのかも知れない。表面的には。社会の重圧にさらされ、自己主張をすることへの自己規制が生きる知恵だったとも思える。しかし、ひとりひとり時間をかけて近づいていくと、個々、表現力の差はあるにしても、皆、素晴らしい心の世界を育んできたことが実感できるのだ。

 その背景に「農」の独自の存在があると思う。ひとつは人間存在を超える自然と対峙しながら作物という命を育てる営み。日々、変化する自然を見つめ続け、その恩恵に浴し、また脅威にさらされながら生きる中で、それぞれの農民が自己と自然との対話を繰り返す。自然というある意味、捉えがたい不可思議な存在とどう向き合うのかを、必然的に思考し続けなければならない。そこからそれぞれの農民の個性が進化していく。そう思う。

 山形県上山市在住の農家の木村迪夫(みちお)さん、1935年生まれ。木村迪夫さんは中学卒業後、家の農業の跡を継ぐと同時に詩を綴り始めた。それから60年余り、80歳を間近にした今まで詩の創作を続けて田。16冊の詩集を世に送り出し、数々の詩人賞を受賞、現代日本を代表する農民詩人である。反戦の詩も数多く創作し、反戦詩人とも呼ばれている。

 木村さん自身は「なぜ百姓が詩を書くと『農民詩人』と呼ばれるのか。銀行員だって詩人がいる。百姓だけが詩を書くと<農民>を頭につける。差別ではないか」と、そう呼ばれることを嫌うが、私はあえて「農民詩人」の言葉を使いたい。農民だからこそ見える世界があり、普通の詩人では表現できない至高の文学を産み出したと思うからである。

 それは大地と格闘しながら自然と対話し、また、農業という経済行為を通じて見通せる人間社会を、単なる個人的な抒情や技巧の詩とは全くことなる、リアルな世界を詩という言語の芸術に昇華しているからだ。朝から晩まで野良で汗を流しながら、その労働の中からわき上がる言葉を、練りにねって詩の表現に移し替えていく。これはスタートが「身体から発する言葉」であり、単なる「詩人」という範疇に収まらないと考えるからだ。

 今回、ドキュメンタリー映画「無音の叫び声」の制作で木村廸夫さんと5年間、おつきあいしてきた。木村さんは実に多彩な経験を積んだ希有の人物で、その時々の体験を詩に叩きつけて来た。木村さんの詩を年代順に読み進めると、日本の戦中から戦後、今日に至るまでの姿が、街に暮らす私たちが想像もできない新鮮な姿で浮かび上がってくる。木村さんの詩の世界を通じて、私たちが暮らす日本を見つめ直してみたい、という想いで映画の制作を続けてきた。その完成まで5年の歳月を要したが、それだけの時間と労力をかけたからこそ見えてきた世界があった。(監督 原村 正樹)

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    • 撮影地である山形県上山市牧野の田園や山の写真3枚セット
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    • 映画のエンディングテロップにお名前をお載せいたします。
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    • 映画のエンディングテロップにお名前をお載せいたします。
    • 上山の名産品(干し柿、ワイン等)贈呈
    • 原村監督作品「海女のりゃんさん」「いのち耕す人々」「米の放射能汚染ゼロへの挑戦」から1作品DVD贈呈
    • 2015年07月 にお届け予定です。
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    • 製作委員会からのお礼のメール
    • 撮影地である山形県上山市牧野の田園や山の写真3枚セット
    • 木村迪夫さんの詩がプリントされたTシャツ1枚(色はブラックのみ、M/Lサイズ選択可能)
    • 映画のエンディングテロップにお名前をお載せいたします。
    • 木村迪夫さんのサイン入り詩集3冊贈呈
    • 画家 草刈一夫さんのサイン入り絵はがきセット
    • 上山の名産品(干し柿、ワイン等)贈呈
    • 原村監督作品「海女のりゃんさん」「いのち耕す人々」「米の放射能汚染ゼロへの挑戦」から1作品DVD贈呈
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    • 映画のエンディングテロップにお名前をお載せいたします。
    • 画家 草刈一夫さんのサイン入り絵はがきセット
    • 木村迪夫さんのサイン入り詩集3冊贈呈
    • 山形農民文学作品セット(木村迪夫、星寛治、佐藤籐三郎、菅野芳秀、齊藤たきち 等1冊づつ)贈呈
    • 山形県上山温泉宿泊券2名様贈呈
    • 原村監督作品「海女のりゃんさん」「いのち耕す人々」「米の放射能汚染ゼロへの挑戦」作品DVD贈呈
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    • 製作委員会からのお礼のメール
    • 撮影地である山形県上山市牧野の田園や山の写真3枚セット
    • 木村迪夫さんの詩がプリントされたTシャツ1枚(色はブラックのみ、M/Lサイズ選択可能)
    • 映画のエンディングテロップにお名前をお載せいたします。
    • 画家 草刈一夫さんのサイン入り絵はがきセット
    • 画家 草刈一夫さんのサイン入り絵はがきセット
    • 上山の名産品(干し柿、ワイン等)贈呈
    • 山形農民文学作品セット(木村迪夫、星寛治、佐藤籐三郎、菅野芳秀、齊藤たきち 等1冊づつ)贈呈
    • 完成披露試写会と上山温泉宿泊ご招待 2名様(旅費も含む)
    • 原村監督作品「海女のりゃんさん」「いのち耕す人々」「米の放射能汚染ゼロへの挑戦」作品DVD贈呈
    • 完成した「無音の叫び声」を、1回のみ主催上映できます。(貸出料無料、時期と地域は要相談)
    • 2016年01月 にお届け予定です。
    • 0人が応援しています。