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映画「2887」をクラウドファンディングで実現!
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高校の社会科教員を35年、退職してドライバーとしてタクシーに乗っていました。タクシーに乗務しながら映画の撮影をして1年、2020年5月に新型コロナの影響でタクシー会社が廃業し、ドライバーを解雇されたのです。その後ハローワークへ行った帰りに、「僕は今日から映画監督になる」と製作協力者3人の前で宣言しました。2020年5月、一人の「おっさん監督、河野優司」が誕生しました。
安倍首相は在職期間が最長となり、これで間違いなく歴史に名を刻むことでしょう。在職中は政権の高い支持率が評価される一方で、異を唱える声もありました。この時代と社会を記憶するのが、映画『2887』です。
この映画『2887』を製作した私(河野優司)は、この作品が監督第一作ですから、まったく映画作りは初めてです。ではなぜ、映画作りのプロではない私が映画を製作したのか?それは、私の思いを映像で伝えたい、ということもありますが、映画はプロだけのものではないのではないか、誰でも製作ができるのでは、と考えたからです。そして作品の内容を考えた時に最初に頭に浮かんだのが、毎月3日に国会前で続ける静かなスタンディングの澤地久枝さんの姿です。この写真にあるように、澤地さんとともに呼びかけ人に名前を連ねた落合恵子さんを始め多くの方々が参加しています。
6年間、毎月3日、90歳を超えてもなお、こうして国会正門前に立ち続ける澤地さんの姿に惹かれました。国会正門前に澤地さんと一緒に立ったとき、凛と立つ澤地さんの思いを多くの人に伝えたい、この姿を映像で残したい、と考えたのです。澤地さんからお話を聞き、インタビューして澤地さんと思いを共有しつつ、心を込めて作品を製作しました。
澤地さんが国会正門前に立つこの時代と社会を記憶したい、との思いで、私が見たいと思う映像と、聞きたい人の声を紡いできました。そして、つなぎ合わせた5時間の映像(ラッシュフィルム)を、プロの編集者とともに1本の作品として完成させました。映像的には稚拙な部分もあると思います。しかし作品の内容は、どこに出しても恥ずかしくない自信があります。それは、インタビューに応えてくれた16人の方々が、私の思いに応えてくれたからだろうと思います。
伊藤 真 弁護士、伊藤塾塾長、憲法の精神を説いて講演を続ける
井上 伸 経済誌「KOKKO」編集者、経済を数値化して国民目線で解説する
大城尚子 沖縄国際大学講師、沖縄がかかえる問題を「琉球処分」に遡って紐解く
金丸信吾 故・金丸信の次男、22回にわたって訪朝して国交正常化の道をさぐる
小出裕章 元京都大学原子炉実験所助教、原子力に反対して発言を続ける
斎藤貴男 孤高のジャーナリスト、政治・経済・教育から文化まで幅広く発言する
澤地久枝 作家、
ジャン・ユンカーマン アメリカ出身の映画監督、『映画・日本国憲法』『うりずんの雨』
知花昌一 浄土真宗大谷派僧侶、元読谷村会議員、反戦地主
蓮池 透 拉致被害者家族、拉致問題の解決に向けて発言を続ける
浜 矩子 同志社大学大学院教授、経済の目的は「成長」ではないと説く
松元ヒロ お笑い芸人、「憲法くん」で憲法を語り続ける
三浦広志 NPO法人「野馬土」代表理事、原発事故後の福島で新しいタイプの農業をめざす
村田 弘 福島からの避難者、福島原発かながわ訴訟原告団長
元山仁士郎 「辺野古」県民投票の会代表
山城博治 前沖縄平和運動センター議長、沖縄から「沖縄差別」を問い続ける
20年後30年後に、この作品が見直されたとき(安倍首相が歴史の教科書に記載されたとき)に、今の社会と時代の空気が伝わる映画ができたのではないかと思います。そしてその時、声を上げた16人の思いも届くのではないでしょうか?
私と私を支えてくれた三人は、間もなく70歳を迎える年金生活者です。大学時代から喧嘩をしながらも、ここまでよく関係が続いたものだと思います。よって、最初は四人で一本の作品を作ろうと考えていました。しかし、四人の考えをまとめて作品にすることの難しさ(細部での意見の相違)を実感したことで、私が作品を製作し、三人が製作を助けるという形で映画作りがスタートしました。
河野優司 企画、制作、脚本、撮影、監督、編集、前高校教師(35年)
教師時代には世界を歩きました。カンボジア難民を支えるボランティアに参加し、解放前のカンボジアと解放後10年のカンボジアをルポして書いた体験記が受賞(ルポルタージュ大賞・佳作)しました。北朝鮮の国境も走破しました。韓国との国境と中国との国境、両方を歩きました。全行程は、2000キロを超えると思います。この旅行記を「地理」(帝国書院)に発表しました。現代社会の教科書も執筆しました。教員時代には様々な挑戦をしました。この挑戦の延長上に、映画製作があるのかもしれません。教員を退職してからはタクシードライバーとして街を走っていました。町を走りながら、それとなく考えていたのが映画製作です。定年を過ぎて、このまま人生が終わってもいいのだろうか、と考えたのです。結果、タクシードライバーをやりながら映画『2887』の製作を始めました。しかし、コロナでタクシー会社は廃業し、解雇されてしまいました。
堀江安夫 制作補佐、「映画で社会を読む会」呼びかけ人
劇作家として現在も劇団(俳優座、東京芸術座等)に作品を提供しています。「マヨイガの妖怪たち」(劇団文化座)がデビュー作。代表作は「いろはに金平糖」(劇団文化座)「母さん」(さとうはちろうの音楽劇)。
石倉保志 撮影助手、制作補佐
シナリオライターとして現在も作品を提供しています。新藤兼人(近代映画協会)に師事して現在に至りました。
徳永 親 雑務、渉外
地方経済誌主筆として活動した後、現在は課題解決集団代表理事として事業のコーディネートを行っています。
私を支えてくれた三人の他にも協力してくれたスタッフがいます。
竹内康博(助監督) 元高校教師で現在は年金生活
青木久(撮影助手) 元営業マンで年金生活
山本恵子(ナレーション) 女優
青野有美(題字) 書家
ジャン・ユンカーマン(アドバイザー) 映画監督
池添徳明(インタビュー) ジャーナリスト
このメンバーはほぼ同世代です。『2887』は、いわば年金生活者世代が作った作品なのです。このメンバーを中心に製作が始まりました。
澤地さんは言います。「国民目線で政治をやってほしい」と。そして、言葉が心に響く政治、少数者に優しい政治、人々が幸せを実感できる政治を、と語ります。映画はここからスタートしよう、と考えた瞬間です。次に、澤地さんはなぜ毎月3日に国会正門前に立つのか、と考えました。そこには、国民の思いとはかけ離れた政治があるのではないかという結論に至りました。具体的に、アベ政権が続いた8年、2,887日をたどって検証することで、この時代と社会から政治を考えることにしたのです。毎月3日、午後1時の国会議事堂から流れるチャイムを合図に、静かなスタンディングが始まります。国会前が不思議な静寂に包まれます。聞こえるのは、国会前を行きかう車の音と信号機の電子音。一人ひとりが、それぞれの思いで国会議事堂を見つめています。澤地さんは言います。「何も組織はないし、誰も強制はしない。一人ひとり自らの意思の表現として3日の午後1時、国会正門前に立つ。仲間たちによって、地方にも同じスタンディングが続いている」と。
まず映画『2887』を観て目の前にある現実を知ってほしい、と思います。知ることで何かが始まります。一度見て知り、二度目で問題を考え、三度観ることで一歩踏み出すのです。映画の最後で澤地さんは、訴えます。「一歩踏み出す。自分と言うものがどういう存在かということを考えて、一歩踏み出したら世の中は変わるわよ。それには何もいらないでしょ。必要なのは勇気だけ、一歩踏み出すね」。これがすべてなのだろうと思います。
映画を製作する過程で各地を歩きました。福島を歩き、帰還困難区域の夜ノ森の桜並木では、「9年間、時間が止まったままなのか」とつぶやくしかありませんでした。沖縄を歩き、辺野古の基地反対運動のなかでは「どこまで沖縄の民意は無視されるのか」としみじみ考えさせられました。拉致の現場にも足を運び、深く思いをめぐらせました。「ほんとうに解決しようと思っているのだろうか」と。
この写真は、福島県の夜ノ森の桜並木です。9年経った現在も、放射線量が基準を超えているために立ち入りが禁止になっています。「立ち入り禁止」の看板から一歩入ると、静寂に包まれてまったく別の世界が広がっています。看板の内と外では何が違うのか、と考えます。時間が止まった異次元の空間と現実世界がそこにはあります。こうした二つの世界を生み出した理由と現実に、映画『2887』を観ることで、触れて考えていただきたいと思います。
映画は、2013年1月28日の安倍首相の所信表明演説から始まります。「かつて、病のために職を辞し、大きな政治的挫折を経験した人間です。国家のかじ取りをつかさどる重責を、改めてお引き受けするからには、過去の反省を教訓として心に刻み、丁寧な対応を心掛けながら、真摯に国政の運営に当たっていくことを誓います」と語り、4点の危機(経済、東日本大震災、外交安全保障、教育)を上げて、「このまま、手をこまねいているわけにはいきません。みなさん、今こそ額に汗して働けば、必ず報われ未来に夢と希望を抱くことが出来る真っ当な社会を築いていこうではありませんか」と力強く訴え、国会に大きな拍手が響きました。
みなさんは、この演説を覚えていますか?あれから6年10ヶ月、はたしてこの国は額に汗して働けば、必ず報われ未来に夢と希望を抱くことが出来る真っ当な社会になったのでしょうか、とこの映画は問いかけます。この問いに澤地久枝さんは、相変わらず生活は苦しいし、格差はなくならないと言います。一番の問題は先が見えない、将来が展望できない不安だ、とも。
この後、作品は5つのテーマに沿って進みます。最初のテーマ「憲法改正」では、松元ヒロさんによる憲法前文の朗読から始まります。この憲法前文に触れて松元ヒロさんは、感動したし素晴らしいと思うようになった、と語ります。しかし、この語りこそが美しいし感動します。
次のテーマ「福島原発事故」では、福島の今を見ながらこれからの福島を考えました。4万人とも5万人とも言われる福島からの避難者の問題にも切り込みました。
経済の問題、「アベノミクス」では経済がめざすものは何か、という問題提起から始まり、「そもそも経済とは」との基本を問います。そして最後に、アベノミクスとはなんだったのか、という結論を導き出しました。
4番目のテーマ「拉致問題」では、どうすれば解決の道が見えるのかを、具体的に提案します。批判ばかりでは、何も始まりません。日朝平壌宣言から19年。何も変わらない現実を動かすためには、という提起は、拉致家族会の皆さんにもご理解いただけるものと思います。
最後は「辺野古新基地建設」です。沖縄の声を本土に届ける、本土人々の沖縄理解を進める、こんな思いで製作しました。これで、本土と沖縄の「分断」がなくなるとは思いません。しかし、分断をなくす一助にはなるとは思います。映画を観ていただいた方々の感想の一番は、知ることが出来たし考えた、でした。アベ政権の8年間を直視することで、時代と社会を考える映画ができました。
映画『2887』/ 2021年/日本/ 105分
スタッフ
監督 河野優司
助監督 竹内康博
撮影 河野優司 竹内康博
インタビュー 河野優司 池添徳明
ナレーション 山本恵子
タイトル 青野有美
顧問弁護士 穂積匡史
プロデューサー 河野優司
企画・制作 映画で社会を読む会
使用楽曲 これがボクらの道なのか 芭蕉布 二見情話
登場人物 伊藤真 井上伸 大城尚子 金丸信吾 小出裕章 斎藤貴男 澤地久枝 ジャン・ユンカーマン 知花昌一 蓮池透 浜矩子 松元ヒロ 三浦広志 村田弘 元山仁士郎 山城博治
初めての劇場(ジャック&ベティ)公開での一枚
公開情報 :
シネマ・ジャック&ベティ(2021年9月11日より1週間限定公開)
シネマハウス大塚(2021年9月25日~28日)
シネマ5(10月30日より1週間限定公開)
「週刊金曜日」の映画案内に掲載された文章です。新聞でも取り上げられるようになって、少しずつですが世間に認知されるようになりました。
作品が完成した今思うことは、20年後、30年後に安倍首相が在職最長の首相として教科書に載った時、20年、30年前(現在)の時代や社会を思い起こし、こんな現実があったこと、こんな声を上げた人達がいたことを知ってほしいということです。今観てほしい映画であると同時に、20年後、30年後にも観てほしい。その時、私たちはもういないのかもしれません。それでもこの作品が評価されれば、嬉しい限りですし、評価される作品になったと思います。人は「忘れる」ものです。また、忘れるのが人間です。しかし、「忘れてはいけない」ものがある。映画『2887』で最も訴えたいことの一つです。このアピール文には多くの写真が添えられています。これらの静止画は、作品の中から切り取ったものです。したがって、著作権は「映画で社会を読む会」に帰属します。(© 映画で社会を読む会)
私は、この映画を製作するにあたって、まず「映画で社会を読む会」を立ち上げました。
飯田 洋 元高教組委員長、年金生活者
石川美邦 新聞社元編集委員、もの書き、年金生活者
大里敏彦 元高教組委員長、高校講師、年金生活者
堀江安夫 劇作家
岡田 尚 弁護士
以上の方々に会の呼びかけ人になっていただき、活動を始めました。この作品の原点は、澤地久枝さんの6年以上続く、毎月3日の国会正門前の静かなスタンディングです。
私たちもこの写真のように国会前に立ちました。そして、50人を超える方々の賛同を得て作品を完成させました。
私は、初めに三つの挑戦を掲げて映画製作を始めました。まず、普通のオッサン、ただのオッサン、そこらのオッサンが映画を作る。次に、映画製作を通じて多くの人とつながる。三つ目は、普通のオッサンが映画を公開(上映)する、という挑戦です。今はまだ挑戦中ですが、一番目の挑戦は5つのテーマに16人の出演者を得て、作品を完成させて何とかクリアしました。二番目も、本当に多くの方々のお世話になってここまでたどり着くことができました。
写真は、『映画・日本国憲法』を監督したジャン・ユンカーマン氏と語り合った(右は河野優司)都内のある公園での一枚です。ここで彼は、外国人から見た日本国憲法を語ってくれました。ユンカーマン氏には、撮影やインタビューでお世話になったばかりではなく、撮影やインタビュー技術、編集等でアドバイスをいただきました。そのユンカーマン氏とスタッフの一人とは日本に来て以来の友人であることが分かりました。ここでも人のつながりを意識しました。
三番目の映画を公開するという挑戦は始まったばかりです。私は、横浜で映画を製作しましたので、まず横浜で公開したいと考えました。幸いにもシネマ・ジャック&ベティー(横浜)とシネマハウス大塚(東京)で公開されましたが、その後の公開はまだ見えていません。しかし、ジャック&ベティには、多くの方々が足を運んでくれました。日を追うごとに来場者が増えていき、いま再映の話も進んでいます。
配給会社を持たない私たちが、劇場で作品を上映するということは容易いことではありませんが、映倫の審査を通過し、一般上映区分に認定されましたので、上映環境は整いました。今後は、積極的に劇場公開をお願いするとともに自主上映等、広く上映機会を求めていきます。そして、多くの方々との出会いの中で、この時代や社会を一緒に考えるきっかけになったら、と考えます。
普通、劇場公開する場合には、自主上映は劇場公開の後、というのが一般的なようです。しかしこの作品は、まだまだ世間的には知られてはいませんので、自主上映でも、小さな集まりの上映会を重ねながら、広く作品を知っていただこうと思います。実際に、これまでの試写上映会でも評価する声を多くいただきました。そうした評価とともに、自分たちのまわりでも上映したい、そして話し合いたいという声も寄せられています。私たちはこうした声に応えて作品を知ってもらいながら、劇場公開と自主上映の輪を広げて行きます。
・日本のマスコミが取り上げないことを、本当によく作ったと思う。ズバリ、これらのことを早くきれいにしないと日本は本当にひどいことになる。
・うんうんと納得し、なるほどと思える話が多かった。忘れないために、何回も観たいと思った。原発にしろ、沖縄のことにしろ、事実として知らないことも沢山あって、それだけでも鳥肌が立つ内容でした。 ・辺野古のこと、福島のこと、拉致のこと等、悔しい思いをしている人のことを考えると胸がいっぱいで涙が出そうで、ぐっとこらえて最後まで見ました。
・友人や知人と一緒に鑑賞したい。大事なことを日々の生活の中で忘れないように!そして、語りたい。沖縄の風景、歌がとてもきれいでした。そこに問題の大きさを感じました。
・ぜひ、友人や知人に薦めたい。16人の意見はとても貴重ですし、アベ政権を物語る貴重な証言となる映画だと思います。アベ政権を漢字一文字で語るアイデアが面白かった。「愚」「虚」「無」・・・・・すべて同感です。
・ドキュメンタリーを観ているというよりは、自分の生き方を問われ続けているうちに終わってしまった、という感想です。素晴らしい映画です。
試写上映会では、映画関係者、報道関係者、市会議員、国会議員等々、様々な方にご覧いただいて、評価していただきました。こんな作品が誕生しました、と胸を張れる作品になったと思います。今、世の中のミニシアターと呼ばれる劇場では、さまざまなドキュメンタリー映画が上映されています。その中の何本かは、テレビでも観られる作品のような気がします。しかし、この映画『2887」はテレビでは絶対に観ることができません。「テレビでは観ることができない価値」にも注目してください。どうぞ、あなたのお力とご支援で、この作品を育ててください。
本来は、こんな映画を製作するのでご協力ください、というのがクラウドファンディングなのかもしれません。しかし、私たちは映画の完成にはまったく自信がありませんでした。いつ製作が行き詰まるか、ストップするか、諦めざるを得ないか、という危機を感じながらここまで来たのです。ですから、これから製作する映画に資金協力を、と呼びかけることはできませんでした。しかし、映画『2887』が完成した今だからこそ、素晴らしい映画が完成し,さらに素晴らしいことにシネマ・ジャック&ベティさんでの劇場公開の機会も得られましたので、ここからの全国での上映拡大に向けて支援してください、と胸を張って呼びかけられます。みなさまからいただいたご支援で、全国での上映拡大に向けた宣伝・配給活動に必要なチラシ・ポスター・予告編・DCPなどを作成し、映倫審査機構審査取得(完了)・映倫マーク入り作品修正編集を行って、全国のミニシアター(独立系の単館)約85館をまわり上映を依頼します。時間はかかるかもしれませんが、こうして全国公開をめざします。少しずつですが、話も進んできました。また自主上映に関しては、映画館のない地域を中心に上映会開催を呼びかけ、実際に上映の問い合わせをいただいています。
全国での劇場公開をめざしていますが、配給会社を通さないこの作品には、高いハードルがあります。このハードルを越えるために、自分たちで全国のミニシアターをまわる計画を立てたのです。皆様からの支援金を有効活用することが、作品を全国に広く普及することにつながる、と考えています。ご支援をいただき、一緒にハードルを越えてください。配給会社を通さなくとも全国の劇場で公開する、映画館に通えない人にも自主上映で映画を提供する、という試みを実践していきます。お力をお貸しください。作品もこの取り組みも、世間で評価される時が來ることを確信しています。
また、映画の製作資金600万円の三分の二は借り入れです。目標金額達成後のご支援は、映画完成までにかかった費用、および全国のミニシアターをまわるうえで必要な交通費に充てさせていただきます。
「これは、見て楽しめるエンタテインメント作品ではない。だが、この国の現実を直視し、ではどうすればよいのかと自問自答する契機とするには、必見のドキユメンタリーだ」(ジャーナリスト 斎藤貴男)
「拉致問題は許すべかざる問題であることは確かです。しかし、拉致問題はここまで解決に向けて一歩でも二歩でも前進したでしょうか?いくらでも方法はありますが、まずは『対話』だろうと思います。この映画が、拉致問題を考えるきっかけになることを願ってます」(境川C.C.代表 金丸信吾)
「作品を見て、自分自身がその時々で体験したことが生々しく思い起こされると同時に、それぞれの問題が未だに解決していない空虚さと、ある種の滑稽さを覚えた。この『勇気を出して一歩踏み出した』ものたちによる証言記録映像で、知ってほしい。考えてほしい」(辺野古県民投票の会代表 元山仁士郎)。
「映画『2887』で過去を振り返ることは、私たちの未来を少しでも明るくするために、どうしても必要なことではないでしょうか。私たちが支配される客体に過ぎなかった戦前の臣民から主体的な市民になるためにも、できるだけ多くの方々に観ていただきたい映画です」(伊藤塾塾長 伊藤真)
このように、この映画に出演してくださった方々も応援してくれています。
写真は、舞台「憲法くん」で憲法の前文を朗々と語るお笑い芸人の松元ヒロさんです。ぜひ、本編でご覧いただきたいと思います。
5,000円から支援を呼びかけています。
・5,000円の支援には、監督からお礼の手紙を出させていただきます。
・1万円の支援では、お礼の手紙とパンフレット『2887』をお贈りします。
・2万円の支援で、お礼の手紙とパンフレット『2887』、作品のDVDをお贈りします。
・3万円の支援で、お礼の手紙と作品のDVD、監督がこれから書き下ろす著作『おっさん魂(今日から僕は映画監督になった)』(仮題)をお贈りします。この監督の新著は、映画のチラシ、ポスター、パンフレットを製作した熊本の(有)アルファが企画・制作し、2022年3月の脱稿を目指して、現在監督が執筆中です。
・5万円の支援で、お礼の手紙と監督がこれから書き下ろす著作『おっさん魂』と作品のシナリオ(私家版)をお贈りします。シナリオは、映倫に提出したものと同じもので、すでに完成しています。
・10万円の支援で、監督自身が支援者のために講演付き上映会(15人規模、交通費は支援者のご負担でお願いします)を企画(会場等を準備)します。会場等の詳細は支援者と相談のうえで決定します。すでに自主上映を3度行いましたし、プロジェクターやスクリーンといった機材はそろっています。
どうぞクラウドファンディングにご協力ください。ご支援をお願いいたします。貴重なご支援は、必ず有効活用させていただきます。
2021年8月 映画『2887』完成
2021年11月上旬 映画倫理審査機構審査取得(完了)
2021年11月下旬 チラシ第2版、予告編DCP(デジタル・シネマ・パケージ)完成
2021年11月下旬 映倫マーク入り作品修正編集(12月上旬完成)
2021年12月上旬 ポスター、パンフレット完成
2021年12月下旬 本編(映倫マーク入り)DCP完成
これが、企画がスタートした映画『2887』のパンフレットの表紙です。「これが映画のパンフレット?」と声が上がるようなものになれば、と考えています。巻頭は、澤地久枝さんが「それでも私は国会正門前に立つ」という文章を書き下ろしてくれました。次に、5つのテーマに沿って阿部政権の2,887日を映像からの静止画と16人のインタビューで辿ります。この静止画は、貴重ですし必見です。そして、インタビューに応えてくれた16人の方々にもそれぞれの思いを書き下ろしていただきました。言葉が生きています。圧巻です。
松元ヒロ 蓮池 透 大城尚子 斎藤貴男 元山仁士郎 小出裕章 金丸信吾 ジャン・ユンカーマン 池添徳明 知花昌一 村田 弘 浜 矩子 伊藤 真
このプロジェクトの一番の強みは、映画『2887』がすでに完成していることです。したがって、このプロジェクトでは「未完成」というリスクはありません。ご支援していただく皆さんには、資金協力していただくことはもちろんですが、この作品の応援団になっていただきたい、という思いがあります。唯一リスクとして考えられることは、この作品が話題になることなく、公開されなかった場合には、上映の機会が少なくなって、作品を観る機会がなくなってしまうということです。そうしたリスクを回避するためにも、クラウドファンディングに参加していただく方々には、ぜひサポーターになるつもりで、このプロジェクトに参加、ご協力いただきたいと思います。
クラウドファンディングの参加者が少なく、資金調達に苦労したとしても、本プロジェクトは実行確約型のため、不足分は自費等で補填し、チラシやポスター、予告編、パンフレット、DCPの製作資金を賄い、再び全国のミニシアターでの上映と自主上映を実現してリターンを履行します。また、時間はかかっても全国を訪ねて劇場上映と自主上映で資金を回収します。
いちはやい本作の全国での上映拡大に向けて、チラシ・予告編DCP(デジタル・シネマ・パッケージ)・本編DCP・ポスター・パンフレットについては、プロジェクトと並行して製作を進めていきます。
私たちは「三つの挑戦」を掲げてここまで来ました。映画を製作する、という挑戦。完成した作品を配給会社を持たない私たちが上映する、という挑戦。そして、「人はどこまでつながることができるのだろうか」というテーマに向かっての挑戦です。ここまで、出演者や協力者とのつながりから人の輪を広げてきました。このつながりの中に、クラウドファインディングの参加者の方々にも、ぜひ加わっていただきたいと考えています。そして、この映画『2887』を大きく育ててください。話題にのぼる要素を備えた作品だと自負しています。どうぞ、ご協力ください。ここまでご覧いただきありがとうございました。
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