9月公演詳細
vol. 6 2013-09-15 0
d’UOMO ex machina公演
「禪竹の秋 — An Evening for the Works of Komparu Žentiku.」
Work in Progress Series「人は一人じゃ夢みれず、人は一人じゃ狂えもしない」vol. 13
2013年09月26日・27日・28日。
09月26日
19時開場・20時開演
09月27日
19時開場・20時開演
09月28日
17時半開場・18時半開演
Performing Gallery & Café 絵空箱にて
【構成・演出】
角本 敦
【出演】
大石 知奈
小川 貴大
嵯峨 ふみか
高瀬 弥生
山田 麻子
ほか
夏のマクベスを経て、Work in Progress Seriesを再開です。欧州公演計画がエストニアとの交渉においてかなり現実味を増してきました。そこに持っていく作品をと考えた時に、謡曲の現代演出は日本の紹介でありかつただ伝統日本の紹介に留まらない現代性をもそなえるという意味で価値があると考えます。Shakespeareを現代演出する演出家はたくさんいる。金春 禪竹だっていいじゃないか。
古來、あまり論争を好まないとされてきたこの列島に住む者たちですが、ある一つの主題についてだけは絶えず喧々諤々と議論を鬪わせてきました。
この島々が最も美しいのはどの季節においてだろうか?
ある人はそれを春と云い、またある人は秋だと云う。それぞれの季節にも初旬もあれば終わりもある。大陸の審美眼もそこに別の視点を加える。はじめにこれは漢詩文とやまと歌を舞台とし、物語・中世説話に流れ、そして一つの終着点を、能楽にみる。この伝統を最も意識する者として金春 禪竹をご紹介します。能の正統な後継者である現代の能楽師さんたちはその藝の性質上あまり一人の作家の思想を焦点にはご公演なさりませんからこそ、外側から別の側面を露にする試みとして私たちは現代演出します。今回はその禪竹の手になる秋を舞台にした謡曲から五曲を上演します。『賀茂』『野宮』『芭蕉』『楊貴妃』『玉鬘』です。
【会場のサイト】:
http://www.esorabako.com/
開場してから開演まで余裕もって時間をとってあります。併設のバーにてお飲み物・お食事をお楽しみいただきながらお待ちいただけます。すでにぼんやりと何か始まってるかもしれません。
上演時間およそ1時間半、時報の通りに開演します。
また26日・27日には、終演後に会場にてお飲み物を片手に作品について語り合う会を催したいと思います。その日のお客さまはもちろん別の日に観劇する予定の方あるいは今回は上演の時間には都合がつかない方がふらりと立ち寄っていただくことも歓迎です。