「じゃあ頑張ってね」のはずが共同脚本に――松本純弥さんが語る脚本制作の舞台裏
vol. 9 2026-08-18 0
共同脚本の松本純弥です。
2025年1月。
「長編3作目の脚本を読んでくれない?」
小路監督からLINEが届きました。
自分と小路監督は旧知の仲であり、『辰巳』でも脚本に対する意見などを軽く伝えたりしていたのです。今回もそんな感じだと思い、ファミレスで初稿を読んだ感想を伝えて「じゃあ頑張ってね」と別れました。
しかし、その二週間後。
「改稿したから打ち合わせしよう!」
小路監督からまたLINEが届きました(笑)
そこから改稿の度に打ち合わせに呼ばれるようになり、月1の打ち合わせが週1ペースになっていき、気付けば共同脚本として自分もキーボードを叩くようになっていました。
約1年半にわたる脚本執筆でしたが、一方が意見を出すと、もう一方がそれを膨らませ、そこからまた面白いアイデアが生まれる。小路監督との作業は、そんな良い相互作用の連続でした。
一人で書いていたら絶対に辿り着けなかった場所まで行けた実感があり、自分の力は一滴残らず全て出し切ったと思っています。
本作はいかにも小路監督らしいアウトローの物語でありながらも、『ケンとカズ』『辰巳』のようなノワールとは異なり、老若男女が笑って楽しめるコメディ作品となっています。
そして今までとは異なる路線でありながらも、三度に渡り完全自主制作を貫いた、小路監督らしい非常に硬派な作品でもあります。
スタイルは曲げず、それでいて過去の路線にも甘んじない、小路監督が踏み出す新たな一歩『土門恭平(仮)』を一緒に応援してもらえると嬉しいです!
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