7/3「映画のためのクラウドファンディング入門」開催の報告。
vol. 14 2015-07-04 0
NCW特別講座「映画のためのクラウドファンディング入門〜映画『独裁者、古賀。』『スプリング、ハズ、カム』を実例にあげて〜」が7月3日(金)にニューシネマワークショップで開催された。これからクラウドファンディングを挑戦したいおよそ40名の受講者の熱い視線をうけ、MotionGallery大高健志代表、製作費支援を成功させた『スプリング、ハズ、カム』の吉野竜平監督、そして公開支援募集中の『独裁者、古賀。』の飯塚俊光監督が登壇した。
まずは大高代表からクラウドファンディングの考え方、そして仕組みなどをわかりやすく解説、映画の制作や公開においてのクラウドファンディングの必要性も語られた。次に『独裁者、古賀。』を例にプロジェクトの立ち上げに必要な準備、目標金額の設定、リターンの考え方などかなり具体的に解説。飯塚監督は『独裁者、古賀。』が7月18日から2週間公開する事から、映画を観てから応援してくれる様に支援期間を設定したと映画公開と支援の相乗効果を狙っている。そして今年2月まで『スプリング、ハズ、カム』の製作費支援をしていた吉野竜平監督は、支援中のコレクターとのやり取りを印象深く語った。多くの支援者が集まった事に感謝し、映画に対する期待の声も耳にする中で交流も芽生えた。コレクターは観客であり、その観客の顔をイメージして製作に取りかかれた事が作品にプラスなっていると製作資金の調達だけてない効果を感じている。
クリエイターと支援者を結びつけるクラウドファンディングには多くの可能性を感じた2時間だった。
最後に『独裁者、古賀。』の宣伝もさせて頂きました。