本作のアクション
vol. 12 2018-09-01 0
本作のアクションをお話する上で欠かせない方がお二人います。
「和田三四郎」氏
和田さんにはアクションの基礎、そしてショーでのアクションと映像でのアクションを教えていただきました。
手の角度や軌道、拳を打ち込む位置とカメラワークの関係性など、普段ダルライザーのショーで行っているアクションとは全く異なる点を解説してらいました。
また、和田さんから教えていただいた内容で、一番心に残っていることは、
「感情だけでアクションをしてはいけない。また、技術だけでアクションをしてはいけない。」
です。
人が人を殴るのには何かしらの感情があるはずだと。
感情だけでアクションをしてしまえば相手も自分も怪我をする危険なアクションになってしまう。また、技術だけでアクションをしてしまえば映像を見ている方に何も伝わらないただの形だけになってしまう。
俳優さんなどは思わず感情を込めすぎて危険なアクションになりそうになってしまう。それに対しプロも感情を込め相対しつつ、きちんと技術でフォローする。
と仰っていました!
それを聞いてからテレビや映画でアクションシーンを見るときの視点が大きく変わりました!
JUSTO DIEGUEZ(フスト・ディエゲス)氏
『ライズ −ダルライザー THE MOVIE−』のアクション・コーディネーターはスペインの護身術「KEYSI」開発者であるJUSTO DIEGUEZ(フスト・ディエゲス)氏にお願いをいたしました。
本作のアクションで特筆すべき点は、
「リアルな描写」
だと思います。
この映画のアクションシーンはプロではない市民の方々が演じています。
フスト氏はアマチュアの私達に妥協を許しませんでした。
蹴りのタイミング、パンチの位置、攻撃を受けたときのリアクション、それらが上手くいかないときは、
「Not real, it's fiction.」
と言って何度もやり直しを要求しました。
とにかくリアルにこだわる。
これがアクション・コーディネーターとしてのフスト氏のこだわりのように感じました。
泥臭い、けどカッコいい。
そんなアクションシーンに仕上がっているかと思います。
このアクションシーンを全国の大きなスクリーンで多くの方へお届けしたいと思っております。
ぜひ皆様のご助力を頂ければ幸いです。
何卒ご支援をよろしくお願いいたします!
また多くの方へ情報を伝えていただけるだけでも非常に嬉しいです。