英国の作曲家ディーリアスの晩年を描いた伝記の日本初の翻訳出版＆ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会を成功させたい！

「ディーリアス・プロジェクト」のクラウド・ファンディングがスタートして２週間がたとうとしています。たくさんの応援、力強いメッセージをどうもありがとうございます。

決して派手ではない、けれども独特の詩情と陰影によって、聴き手に深い印象を与えるフレデリック・ディーリアス（1862-1934）の音楽の魅力を、さらに多くの人に知っていただくことが、このプロジェクトの最大の目的です。

晩年に視力を失い、全身の麻痺に苦しんでいたディーリアスのために、その片腕となって献身的に作曲活動を支えたエリック・フェンビーによる著書「ソング・オブ・サマー～真実のディーリアス」（1936）は、のちにケン・ラッセルが映画化したことに象徴されるように、単なる音楽家の伝記という域を越えた、老いと病と芸術と人生についての偉大な文学であり、英国の文化に関心を持つ人すべてが読むべき必読書といってもいいものです。
本書が、一人でも多くの方に読まれることを願ってやみません。

11月１日に王子ホールで予定されている、小町碧によるヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会は、滅多に演奏されないディーリアスの作品に生で接することのできる千載一遇のチャンスと言っても過言ではありません。

新たなメッセージ動画を公開します。ディーリアスのヴァイオリン・ソナタ第３番からの一部の演奏もありますので、ぜひご覧いただければ幸いです。

皆様のクラウドファンディングへのさらなるご参加を、お待ちしています！（林田直樹）