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日本を代表するストリートスナップ誌『FRUiTS』の写真集をクラウドファンディングで実現!
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1955年東京生まれ。レンズ株式会社代表。 プログラマーを経て独立後85年に雑誌「STREET」を発行。 その後、原宿のリアルなストリートを撮った「FRUiTS」、メンズ版の「TUNE」を発行し、各紙の編集長を務めている。
日本を代表するストリートスナップ誌『FRUiTS』から、世界が注目するデコラファッションを取り上げた特別な写真集を作ります。
アディダスのジャージに大量のプラスティック・アクセサリー。目も眩むほどカラフルで、誰にも似ていない突然変異のスタイル──90年代後半に突如として原宿のストリートに出現し、やがて“デコラ・ファッション”と呼ばれるようになったこのスタイルは、近年になって再注目され、国内外のカルチャーに衝撃を与え続けています。
今回のプロジェクトは、原宿のストリートファッションを象徴するカリスマ的なスナップ雑誌『FRUiTS』の編集長青木正一氏によるものです。これまでFRUiTSに掲載されたストリートスナップの中から “デコラ・ファッション”をピックアップし、このムーブメントを俯瞰する写真集『DECORA.BOOK』を製作します。
『FRUiTS』は、原宿の路上に集まる個性的なファッションの若者を創刊者の青木正一氏が自ら「ハント」して撮影することから始まった、伝説的なストリートスナップ雑誌。
1997年に創刊されたこの『FRUiTS』は、被写体であるストリートの若者たち自身の間で一大ムーブメントを巻き起こし、スナップされるために原宿に集った若者による“青木待ち”という現象も生まれたほどのステータスとなりました。
FRUiTSを手にとってデコラムーブメントを語る編集長の青木氏。撮影も被写体探しも青木氏によるもの。
ロンドンやパリといった海外のストリートファッションを紹介し、ファッションスナップの先駆けとなった雑誌『STREET』の創刊者でもある青木氏が原宿の“異変”に気付いたのは90年代後半のこと。デザイナーやメディアから発信される従来型の“ファッション”の文脈からは切り離された、多様でクリエイティブなストリートファッションが原宿の路上に出現します。
この変化の兆しに触発された青木氏が『FRUiTS』を創刊してから1年余り経った98年頃、デコラのムーブメントは突然、路上で花開きました。
これまでの誰にも似ていない独特のシルエットとビビットな色彩。ジャージの上にチープでカラフルなアクセサリーをめいっぱい散りばめた自由奔放なスタイル。それは業界から発信される“流行”とは一線を画した、服を着る若者たち自身によるファッションと自己表現の幸福な融合から生まれる「作品」でした。
いつしか「デコラ」と命名されたこのスタイルは、『FRUiTS』での掲載を皮切りに瞬く間にブームとなり、原宿のストリートには個性を競い合うデコラ・ファッションの若者が集まるようになりました。
このデコラ・ファッションは数年の短いスパンのあいだに何度かブームと収束を繰り返して進化を続け、やがて海外にもその存在を知られるようになります。
「原宿ファッション」は近年、海外から大きな注目を集めています。きっかけは2001年に『FRUiTS』のスナップをまとめた写真集『FRUiTS』(Phaidon社/イギリス)、2005年に『Fresh FRUiTS』(Phaidon社/イギリス)が海外で刊行されたことでした。
それまで日本のファッションといえば「背広&制服かコム・デ・ギャルソン」というイメージだった中で、西洋ファッション史の文脈を完全に無視したデコラの突然変異的な感性は、欧米のアート・ファッション界の人々に衝撃を与えました。
デコラ・ファッションをクリエイトし続けてきたブランド「6%DOKIDOKI」やその世界観を体現するきゃりーぱみゅぱみゅの海外での人気もあり、デコラやそこから派生した「Kawaiiカルチャ-」が世界的なブームとなったことで、デコラの発信源である『FRUiTS』青木氏のもとにも海外メディアからの取材が相次いでいます。
しかし、どれほど注目と再評価を集めても、原宿のストリートファッションに関するまとまった資料は現在のところ『FRUiTS』のバックナンバー以外に存在しません。
今、多くの人が知りたがるこのファッションの創世記や進化のストーリーは、これまで公式には語られてこなかったのです。
そんな背景から今回、『FRUiTS』に掲載されたデコラのスナップの集大成として、あるいは原宿ストリート史の貴重なドキュメントとして、写真集『DECORA.BOOK』の製作を計画しています。
『DECORA. BOOK』:
完成予定/2016年10月
掲載カット数/300~500カット
サイズ/A5版・300~500ページ
写真集『DECORA.BOOK』は、原宿のストリートを舞台にファッションで自らを“作品化”した若者たちのドキュメンタリーであるとともに、ファッション史における資料的価値の高い写真集としての構成を目指しています。
青木氏によれば、デコラが生まれた90年代後半は「原宿のストリートが最もおもしろかった時期」。本書では、この“最も熱い季節”を迎えていた原宿の路上で、ストリートファッションがどのように発生し、いかにして進化・発展していくのかの過程を俯瞰できるよう、スナップを時系列順にまとめた構成する予定です。
青木氏はスナップを撮影するとき、いつも被写体の若者たちに「感動」しているのだそう。彼らを“作品”としてそのまま見る人に伝えられるよう、深いリスペクトとともにシャッターを切っています。
デコラムーブメント真っ最中の『FRUiTS』バックナンバーを広げながら。
「最も原宿がおもしろかった時期を、“デコラ”というキーワードで横断的にまとめたいと考えています。願わくば、再び原宿のストリートファッションが盛り上がるための資料として役立ててほしい。デコラをやりたいという子にも参考にしてもらって、彼らに新しい原宿のムーブメントを作って欲しいですね」
このプロジェクトを支援してくれた方に贈るのは青木氏がこの本のために考えた数々の品たち。
▲5000円から支援できる完成した「DECORA.BOOK」は現在このプロジェクトだけでの販売で、A5サイズのずっしりとした厚みのある本になる予定です。
▲2万円で手に入る、お好きなスナップ一点をプリントしアクリルマウントしたアートワーク。プリントの右下には青木氏のサインがあしらわれています。
スナップは、この本に収録されるすべてのデコラ時代の400点が対象。特典に含まれている電子書籍ver.からお好きなものをお選びいただきます。
▲3万円の特典は6:4.5と呼ばれるサイズのポジフィルムを額装したもの。当時のFRUiTSはなんとすべてポジフィルムで撮影していました。これは光にかざせば写真と同じ状態で見ることができるフィルム。世界でたった1つの作品です。
▲10万円で支援できるデコラ期ほぼすべてのFRUiTSのセット。全部で59冊あります。当時の読者コーナーやスナップされたモデルの手描きコーナーなど、じっくり楽しんでいただけるコレクション。世界に8セットのみの編集部から放出される新品のデッドストックです。特製BOXは12冊ずつ入る仕様になっていて、5つのBOXが届きます。
このプロジェクトは、青木氏が仕掛ける初めてのクラウドファンディングを使った出版プロジェクトです。初めてのチャレンジでありながら、ほぼ同時に海外でのクラウドファンディングも開始する予定です。
プロジェクトを通じて、この本を出版することだけでなく海外にもこのデコラムーブメントの魅力を伝えることがこのプロジェクトのチャレンジです。
デコラは、原宿ファッションの一つの象徴です。
シノラーのことではありません。笑
日本では知らない人が多くなっていますが、海外からの原宿ファッションへの関心は、今もデコラです。その理由は、デコラファッションがそれまで世界のどこにもなかった、日本オリジナルのファッションだったからです。
オリジナルというところが重要です。
世界はオリジナルにしか関心はありません。世界を見渡して、民族衣装以外で、そのようなオリジナルのファッションが生まれた例を幾つ挙げられるでしようか?僕は頑張って5つです。その中の2つが日本から生まれていて、その1つが十代後半の若者たちから発生したデコラファッションだということは、奇跡的な出来事です。
その記憶が風化してしまう前に、記録としてまとめておきたいと考えました。
狭い意味でのデコラファッションを中心に、それを取り巻く当時の多様な原宿ファッションを広い意味でのデコラファッションとして再定義して、500点ほどの写真を使い、時系列に沿って、解説を加えながら、一冊の本にしたいと思っています。
青木 正一
500 円
1500 円
2000 円
5000 円
5500 円
5500 円
6000 円
残り50枚
10000 円
20000 円
20000 円
30000 円
35000 円
残り7枚
100000 円