オリジナルインクをつくりに行ってきました&more......
vol. 32 2020-10-02 0
こんにちは。たくさんのご支援と応援をありがとうございます。
皆様の応援のおかげで、支援額が200万円を突破しました!
ありがとうございます。残り5日、最後まで走り抜けます。
『デカメロン2020』の企画・翻訳の内田洋子さんのラジオ出演が
決まりました。10/5(月)のJ-WAVE「GOOD NEIGHBORS」に
出演されます。
ナビゲーターのクリス智子さんととも『デカメロン2020』や
クラウドファンディングのことなどをお話し下さる予定です。
ご出演は15:20〜15:40頃とのことです。ぜひお聞きください!
さて、今日のアップデートですが、先日、つくりにいってきた
オリジナルインクのレポートと内田洋子さんのインスタグラムからの
転載などをお送りします。
まずはマレムさんからのお礼のメッセージから。
「みなさん、ありがとうございます!」
ソーダ・マレム・ロさん
___
リターンのオリジナルインクをつくりに、inkstand by kakimoriに行ってきました。
アートディレクターの中川さんとともに『デカメロン2020』の特別な青のインクを
調合してきました。
17種のベースカラーから3色選び、それを混ぜていきます。
中川さんのおかげで『デカメロン2020』にぴったりの、とても綺麗な
青い色のインクが出来ました。実物は届いてからのお楽しみ。
___
続いては内田洋子さんのインスタグラムからの転載です。
まずはインクにまつわるストーリーです。
ある冬に出会った文字を思い出す。
ひと文字に込める思い。
文字の中の、小さくて大きな世界。
色とりどりの情景を描いて、書く。
手の温もりは、必ず伝わる。
内田洋子
(20.9.29)
書きに、書いて。
紙からインクの匂いが立ち上る。
薫り高い気持ちを記す。
自分だけの特別な色で書く。
内田洋子
(20.9.29)
イタリアの青の時間をインクに込めて。
クラウドファンディング。
リターンで、デカメロン2020オリジナルのインクを調合いたします。
特別な青を皆さんに贈ります。
内田洋子
(20.9.29)
___
続いても内田洋子さんのインスタグラムからの転載です。
『デカメロン2020』およびクラウドファンディングの
サイドストーリーとしてお楽しみください。
本は本を連れてくる。
「本を読む人は、数千年分の人生を楽しめる」
ウンベルト エーコさんは言った。
内田洋子
(20.9.10)
デカメロン2020
イタリアの24人です。
皆さんと同じように毎日、生きている。
大切な日々の記録を
本にしたい。
(20.9.10)
___
続いても内田洋子さんのインスタグラムからの転載です。
『デカメロン2020』を待ちながら
#デカメロン2020 を待ちながら
内田洋子
写真(c)UNO Associates Inc.
雪の舞う日もあった3月からずっと、イタリアの24人からの連絡を待って過ごしてきた。気が付いたら、8月も終わろうとしている。
この半年間、全世界が同じ理由で難局に面し、でも誰もが初めての経験で対処法を知らずに暮らしてきた。手探りのような状態が続き不安で、次第に不信感も募ってくる。家で過ごす時間が長くなっているおかげで、これまで以上に多様な情報に囲まれる。
その中から、なぜ<イタリア>を選んだのか。
しかも重要事件でもない、普通の人々の毎日を追ってきたのはなぜなのか。
(20.10.1)
#デカメロン2020 を待ちながら
内田洋子
写真 (c)UNO Associates Inc.
承前
「『デカメロン』を再読することにしました」
非常事態宣言が発動された日、ヴェネツィアで下宿する23歳がごく当たり前のように言った。
14世紀半ばにボッカッチョがこの作品を書いたのは、アジアで発生したペストが海運業の船団によってイタリア半島へ運ばれ、またたく間にヨーロッパ全域に拡大し、ついには世界人口の3分の1が死滅した直後だった。<ペストで壊滅寸前となったフィレンツェから10人の若い男女が郊外へ逃れ、外界と接触を絶ち10日間、生活を共にする。その間に毎日1人1話ずつ話を披露する>という設定の物語である。男女の艶話に始まり、人生の可笑おかしみや不可思議について書かれている。凄惨な現実からは離れ、明るく、自由で人間味に満ちた100篇だ。
しかしその<前がき>には、疫病の症状や感染が拡大していく実態、感染患者の苦しみや死んでいく様子が、細大もらさずに記されている。ペストの恐ろしさもさることながら、感染が拡大していくにつれて人々が次第に精神をむしばまれいく過程を読むと、700年近く経った現在にも通じるところが多くおののく。
(20.10.1)
___
【コロナ禍のイタリアで若者たちが綴った日々の記録『デカメロン2020』を書籍化したい】
クラウドファンディングも残すところあと5日を残すのみとなりました。
さらなる目標(ストレッチゴール)にむけて、あと少しだけ、
みなさまのお力をお貸しください。
このプロジェクトのことをTwitterやFacebook、Instagramなどで
ぜひともシェアや拡散してください。よろしくお願いします。
『デカメロン2020』がより多くの人に届きますように。
10月6日の23:59まで挑戦は続きます。引き続き応援をおねがいします。
たくさんの応援をありがとうございます。
無断複製・転載の禁止 ©UNO Associates Inc., 2020