内田洋子さんのInstagramより vol.2
vol. 15 2020-09-16 0
たくさんのご支援と応援をありがとうございます。
今日のアップデート2本目は内田洋子さんのInstagramからの転載です。
『デカメロン2020』のサイドストーリーのようになっているのでぜひご覧ください。
あの時、そこにいた。
ともに見た光景を忘れない。
記して残したい。
毎日の小さな出来事を集めて、
本にしたい。
(2020.9.12)
デカメロン2020
マガジンタイプの青い表紙のタイトルの中には、ロックダウン中に皆が見ていた、夢見た景色が見える。
その中のひとつ海の町は、インペリア(前postがそうです)。
インペリアに住む、足の病理学専門治療師マルティーナと知り合ったのは、22年前に私がポッジという村に住んだ時だった(「#ジーノの家」文春文庫)。
幼い頃から優しく強い子で、毎日いろいろな話をしたのを昨日のことのように覚えている。
デカメロン2020には、看護をする立場の思いを書いた日もあった。
マルティーナ、また会えましたね。
疫病は人を繋ぐ。
(2020.9.12)
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さて。
私のテーマはいつも<出発>です。
目が覚めたら、海だった。
「デカメロン2020」の若者24人がロックダウン中に夢見たのは、海でした。
なぜでしょう。
https://www.instagram.com/p/CERsHG1IWLW/?igshid=1r589voysutsj
(2020.08.25)
イタリアには、書店員が集まって最も勧めたい本を選び出す賞があります。
本の露天商賞。
毎年7月に山の中の村で授章式がある。
2019年のポスターは、太陽の色の本を帆に海を行く舟でした。
海は荒れている。
でも本があれば大丈夫。優れた水先案内です。
「本を読むとさまざまな人生を生きることができる」
ウンベルトエーコさんは言いました。亡くなる直前に、私財を投じて出版社を創設した。
社名は、「テゼオの船」です。
(2020.08.25)
ふたたび登場です。「そして船は行く」イタリア映画監督フェデリコフェリーニ。さまざまな時代のイタリアの暮らしと人々を切り取って見せた。視覚芸術の魔法使いでした。
言葉にできないこともある。映像は偉大な記録です。撮る人の目があって、生き残る。
(2020.08.25)
新型コロナウイルスでイタリアが地の底にあったとき、アルバニアから即刻、医療チームがやってきました。政治、社会、宗教と複雑デ悲しい歴史を背負ってきた地中海の国デす。苦しんだ民が、かつてイタリアに大量に渡ってきたとき、すべてを保護した。「イタリアの気持ちを忘れません」アルバニアが贈った言葉でした。
国際ニュースにはなりませんでした。でも、消してはならない言葉です。これからも難民は大きな問題になるでしょう。明日は自分かもしれない、ということを忘れてはならないです。
デカメロン2020に私がコラムで書いています。切に読んでいただきたいです。
(2020.08.25)
思い立って、ヴェネツィアに暮らしました。私がこれまでに知った海とは違う、不思議な内海にある島だった。最初に仲良くなったのは、隣の青果店でした。当時の店主の次男坊が今、店を継いでいる。
デカメロン2020を始めるときに彼にも声をかけました。店を閉めることなく、ずっと働いていました。島には独り暮らしの老人が多い。毎日彼は、野菜や食料、薬をそういう人たちの家まで届けました。徒歩デす。水の都ヴェネツィアには車はありませんから。
ときどき配達の途中や仕入れからの帰りに、運河から動画を送ってきてくれます。言葉が入っていることは、まずありません。でも、送ってきてくれる。何よりも雄弁な便りだと思います。
ありがとう、アンドレア。本にも出てきます。
(2020.08.25)
Go, Greta, go!
デカメロン2020に参加しているマルタを通して知り合った五輪選手のグレータ。カヌーのイタリアチームのキャプテンです。
私の連載デカメロン2020を待ちながらで独占インタビューをまとめました。マルタに書いてもらった。感染下の毎日で、忘れてはならないことを教えてくれました。二人はミラノの医学部生です。
(2020.08.25)
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内田洋子さんのインスタグラムは『デカメロン2020』のサイドストーリーのようになっています。こちらではその投稿をまとめたものを、明日以降も紹介していきます。もちろん、『デカメロン2020』の進捗状況などもお知らせいたします。
クラウドファンディングも残すところ、あと3週間を切りました。
10月6日まで挑戦を続けますので、ぜひともこのプロジェクトの
シェアや拡散にご協力をお願いします。
たくさんの応援をありがとうございます。
引き続き、応援をよろしくお願いします。
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