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短編ゾンビ映画「DEAD OR ZOMBIE」連作化をクラウドファンディングで実現!
既に配信されている短編映画『DEAD OR ZOMBIE ゾンビが発生しようとも、ボクたちは自己評価を変えない』の続編を製作します。続編は数本の短編として製作し、シリーズ物の形で配信を目指します。
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監督作:日中韓合作映画『湖底の空』、短編映画『DEAD OR ZOMBIE ゾンビが発生しようとも、ボクたちは自己評価を変えない』
既に配信されている短編映画『DEAD OR ZOMBIE ゾンビが発生しようとも、ボクたちは自己評価を変えない』の続編を製作します。続編は数本の短編として製作し、シリーズ物の形で配信を目指します。
2019年に製作した日中韓合作映画『湖底の空』がゆうばり国際ファンタスティック映画祭2020でグランプリを受賞し、次回作支援金を受けられることになりました。文化庁のコロナ対策の助成金(AFF)と合わせることで、短編映画『DEAD OR ZOMBIE ゾンビが発生しようとも、ボクたちは自己評価を変えない』(以下、『DOZ』)を製作しました。『DOZ』はゆうばり国際ファンタスティック映画祭2022でプレミア公開後、東京・新宿のK’s cinemaをはじめとしたミニシアターで上映され、現在はAmazon Prime VideoやU-NEXTなどで配信されています。(作品ホームページ https://www.deadorzombie.com)
しかし、元々は長編のシナリオでした。当初はオーストラリアの7分の短編『CARGO』を観て、ゾンビを用いる表現の可能性を感じ、ゾンビ隔離地域に残ってしまう人々のそれぞれのドラマをオムニバス風に描こうと考えていました。地球の支配層が人類から鳥類に代わる時代を短いエピソードの集まりで描いた手塚治虫氏の漫画「鳥人大系」のように。
AFFの締切が迫っていたため長編を撮影する時間はなく、オムニバスのうちの1話を製作したのが『DOZ』でした。生きる、死ぬ、ゾンビになるという3つの選択肢がある世界で、生きることを選択した女子高生の早希(演・倉島颯良さん)の物語になりましたが、やはりその他のエピソードも具現しようと思い、さらに『DOZ』上映時のアフタートークで倉島さんと話すうちに、早希のその後の物語もあるはずだと考えました。
今回は映画祭からの支援金も文化庁の助成金も得られないため、クラウドファンディングを行い、製作資金を補いたいと思います。ゾンビが出てくるのにホラーでもアクションでもありませんが、ゾンビがいる世界で複数の主人公たちがそれぞれの選択の下に繰り広げるドラマをご覧になってみたいと思われましたら、ぜひにご支援をお願い致します。
完成した作品はインターネット配信を中心に展開させます。20〜40分の短編を3本製作し、シリーズ物のように1本ずつ配信する予定です。
また、全体を繋いで再編集し1本の映画として上映することもあり得ますが、上映にかかる費用や宣伝費が用意できるかどうか次第となります。現時点ではインターネット配信を確定した手段として考えています。
新宿K’s cinemaにて劇場公開(2022年9月30日)
『DEAD OR ZOMBIE ゾンビが発生しようとも、ボクたちは自己評価を変えない』
日本のある地方都市でゾンビ化現象が発生。不登校で自室に引き籠っていた女子高生の早希は、ゾンビとなった家族を世話するために隔離地域に残り、サバイバル生活を繰り広げる。(※製作済み)
『DEAD OR ZOMBIE エピソード0 生命の起源(仮)』
日本の無人宇宙探査機が小惑星より採集した石や砂から古代のウイルスが発見され、地方都市にある国立宇宙研究所で解析が始まる。育児休業を終えた研究職員・聖佳は、生命の起源が明らかになるかもしれない研究に戻ろうとするが、交代して育休を取るはずの夫・優起夫の考えと擦れ違ってしまう。
『DEAD OR ZOMBIE エピソード2 宇宙の意思(仮)』
ゾンビに対する日本政府の対応が遅れ、隔離地域は在日米軍が制圧していた。さらに中国もゾンビを調査するために研究機関を送り込んでくる。生物学の教授・斉はゾンビが人類の進化に関わっているのではないかと考え、少年のゾンビを手懐けることに成功する。現世人類の暴力的で非効率な生態に疑問を抱いた斉は、ゾンビに人類の未来を見出す。
『DEAD OR ZOMBIE エピソード3 生きる意味(仮)』
かつて隔離地域でゾンビ化した家族と暮らしていた経験のある早希は、中国の研究機関が感染者の遺骸を集めていることをニュースで知る。家族がどうなったかを探ろうと早希は隔離地域に侵入するが、自殺志願の少女・愛生に同行を願い出られる。ゾンビに憧れる愛生に、かつての自分を見るような思いを抱いた早希は愛生を街中まで案内し、自分は中国部隊の施設を訪ねる。
『DOZ』に引き続き、主人公の早希を倉島颯良さんが演じます。『DOZ』撮影時は10代だった倉島さんはその後、映画やドラマ、舞台と多方面でキャリアを重ねています。『DOZ』で早希の母親役だったみやべほのさん、ラスボス的なゾンビを力強く演じた宮澤寿さんも再登場します。エピソード2には、中国文化芸術センターの代表である程波さんをはじめ、中国出身の俳優が多く出演します。中国にルーツのある阿部力さんにも『湖底の空』以来の出演を依頼しました。そのほか、紀那きりこさん、長谷川千紗さん、涼井菜生さんらがゾンビに翻弄される人々を演じます。また、和田光沙さんの出演も決定しました。
特殊メイクは『DOZ』に引き続き、ゾンビメイクの第一人者、江川悦子さんの会社メイクアップディメンションズが担当します。音楽は『湖底の空』『DOZ』も担当した谷口尚久さんです。
倉島颯良
<コメント>
佐藤監督がゾンビを通して描く表現に共感していると共に、「走らないゾンビ」にまた会えるかもしれないと思うと嬉しく思います。
お力添えをいただければ幸いです。
<プロフィール>
茨城県出身。「ちゃおガール2012☆オーディション」準グランプリ受賞。2014年から3年間さくら学院に所属し、6代目生徒会長を務めた。主な映画出演作は『男はつらいよ お帰り 寅さん』(山田洋次監督)、『夏空ダンス』(内村光良監督)、『緑のざわめき』(夏都愛未監督)など。BS松竹東急のドラマ「向かいのアイツ」、井口昇氏演出の舞台「PLAYTIME」にも出演。
阿部力
<コメント>
佐藤監督とは「湖底の空」でご一緒させていただきました。佐藤さんの作品からは静かな、そしてとても強いエネルギーを感じさせられます。現場での佐藤監督ご本人からもそのような感覚を感じます。また作品に呼んでいただけて感謝です。今回も佐藤さんの現場を楽しみにしています。
<プロフィール>
中国・黒龍江省出身。中国と日本のクォーター(母方の祖母が日本人、現在の国籍は日本)。9歳で日本へ移住し、2000年に18歳で単身北京へ赴き、北京電影学院に入学。在学中に映画『人民公廁(トイレどこですか?)』の主演に抜擢される。2002年、台湾で帰化前の名前・李冬冬として活動開始。日本では本名の阿部力として活動中。「花より男子」(TBS系)の美作あきら役で人気を集め、主な映画出演作は『大停電の夜に』(源孝志監督)、『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』(中田秀夫監督)、『劇場版 MOZU』『暗殺教室~卒業編~』(共に羽住英一郎監督)、『LOVEHOTELに於ける情事とPLANの涯て』(宅間孝行監督)など。Netflixドラマ「今際の国のアリス」にも出演。
紀那きりこ
<コメント>
この作品に参加できることが決まってから、佐藤監督は、私の出演作を何本もご覧くださり、丁寧にご感想をくださいました。そのように向き合ってくださることにとても感謝すると同時に、身が引き締まる思いでおります。私の演じる天野聖佳は、仕事と家庭の狭間でもがいている、とても人間臭いひとだと思います。その生々しさを演じられるよう、撮影までにしっかり準備をして臨みたいと思います。
<プロフィール>
愛知県出身。金城学院高を卒業後、進学した立教大在学中、自主映画サークルで活動し、これをきっかけに映画や舞台に出演。主な映画出演作は『夢幻紳士 人形地獄』(海上ミサコ監督)、『退屈なかもめたち パート1&2』(鈴木秀幸監督)、『過去負う者』(舩橋淳監督)、『アディクトを待ちながら』(ナカムラサヤカ監督)など。
宮澤寿
<コメント>
エピソード1でゾンビとして出演させていただいておりますが、まさか人間だった頃を描かれる事になるとは夢にも思っておりませんでした!
ゾンビを只の記号ではなく、1人の人間の可能性として描く佐藤監督の作品に参加出来る事を楽しみにしております!
<プロフィール>
長野県出身。メイクアップディメンションズ所属。殺陣・アクションを特技に俳優として活動する一方、特殊メイクを用いたモンスターを自らデザインして、ハロウィン動画なども企画する。主な映画出演作は『日本の黒い夏 冤罪』(熊井啓監督)、『血と骨』(崔洋一監督)、『戦国自衛隊1549』(手塚昌明監督)、『るろうに剣心 京都大火編』(大友啓史監督)、『ホーンテッドテンプル 顔のない男の記録』(マイケル・バレット監督)、『海辺の映画館ーキネマの玉手箱』(大林宣彦監督)、『首』(北野武監督)など。
涼井菜生
<コメント>
誰もが生きづらさを感じる時代に、少しでも自分らしさや生きる目標を持ってほしいという願いを込めて演じさせていただきます。
<プロフィール>
山口県出身。高校で演劇科に在籍、舞台演劇などを学ぶ。高校卒業後に上京し、2023年より本格的に女優業を始める。瑞々しい魅力を備えた期待の新人俳優。来年公開予定の作品が複数控えている。
長谷川千紗
<コメント>
前作を拝見し、今回のシナリオを読んで、佐藤監督が描く新しいゾンビの世界に参加してみたいと思いました。
どうか、今までに観たことのないゾンビ映画を作り出すために、どうぞよろしくお願いいたします。
<プロフィール>
高知県出身。早稲田大学第一文学部卒業。出演作は映画、テレビドラマ、Vシネマ、舞台と多岐にわたる。2021年から映画監督としての活動も開始。近年の映画出演作は『658km、陽子の旅』(熊切和嘉監督)、『鎮魂歌~たましずめのうた~』(松本了監督)、『りりかの星』(塩田時敏監督)など。監督作品は『くっつき村』(ゆうばり国際ファンタスティック映画祭優秀芸術賞/滋賀国際映画祭奨励賞)、『極私的生誕40周年記念映画』、『エターナルラブが蔓延した日』。
みやべほの
<コメント>
「わたし」はどうなったら、わたしでは無くなるのか。意識や記憶が無くなっても、人格が大きく変わっても、それはわたしなのか。わたしを決めるのはわたしなのか、他者なのか。そんなことを考える一つのきっかけになりました。
<プロフィール>
兵庫県出身。主な出演作に映画『燃えよ剣』(原田眞人監督)、短編映画『ストレンジ』(落合賢監督)、WOWOWドラマ「TOKYO VICE」などがある。誠実な演技でその作品を確かに支える。女優業の傍ら、絵・文筆業でも活躍。著書「からだが教えてくれた『東京の生活史』を読む」、寄稿「文集バイト」(生活綴方出版部)など。
程波
<コメント>
新しい映画のために皆と共に頑張りたいです!
<プロフィール>
中国・天津市出身。1979年より中国歌劇舞劇院のオペラ歌手として活躍。1988年に来日して、日中文化芸術交流に尽力。2014年、その功績が日本政府に認められて外務大臣表彰を受賞。中国歌劇舞劇院海外芸術顧問、中国合唱協会海外芸術顧問、大連芸術学院客員教授等を務める。現在もテノール歌手、ナレーター、司会者として活躍するほか、俳優としてドラマやCMに出演。NHKドラマ「大地の子」に中国政府代表団団長の役で出演、好評を博す。映画『てなもんや商社』(本木克英監督)で中国国内工場の工場長役を担当。朗読家としては、日本の高校の国文教科書に11の漢詩を朗読、詩吟。中国の大学の国文教科書に16首を朗読、詩吟。昨年より中国の「芬享芸術」というオンライン教育プラットフォームで100首の漢詩の朗読と解説の発信を行っている。
钟皓
吴翰
斉玥
石川秀樹
小田原麗
阿比留丈智
阿部能丸
和田光沙
監督/佐藤智也
<プロフィール>
1964年、東京都出身。早稲田大学在学中より映画製作に関わり、卒業後は株式会社チャンネル16(現・日本映像クリエイティブ)にて東映の不思議コメディーシリーズなどの光学合成を手懸ける。初の16ミリフィルム作品『マレヒト』(95)は東京のミニシアターで公開後、1998年にゆうばり国際・冒険ファンタスティック映画祭、みちのく国際ミステリー映画祭などにて上映される。第2作『L'Ilya〜イリヤ〜』(00)は2001年、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター部門で審査員特別賞を受賞。韓国のプチョン国際ファンタスティック映画祭、カナダのファンタジアなど世界各国の映画祭でも上映される。第3作『舌〜デッドリー・サイレンス』(04)も2004年のプチョンで上映され、3作品のDVDが北米で発売された。長編のための試作として短編『三つ子』(10)を製作後、日中韓合作の長編『湖底の空』(19)が2020年のゆうばりでグランプリを受賞し、全国で劇場公開。グランプリの次回作支援金で『DEAD OR ZOMBIE ゾンビが発生しようとも、ボクたちは自己評価を変えない』(22)を製作。『L’llya~イリヤ~』より
特殊メイク/江川悦子(メイクアップディメンションズ)
<コメント>
エピソード0はゾンビは登場しないですよ!
むしろ子供を持つ働く若い夫婦の育休問題や、宇宙との未知との遭遇!などを取り入れていて現代を反映しています。
ちょっと視点を変えてゾンビが登場する前に考えたいことがいっぱい!でも違った意味でわくわくします。
<プロフィール>
米国ロサンゼルス在住中に、映画『狼男アメリカン』を観て、人間が狼に変身していくメイクに魅せられ、特殊メイクの道に進む。1980年、ハリウッドにあるJoe Blasco make-up Center入学。同校を卒業後に映画スタジオ助手となり、『デューン/砂の惑星』(デビッド・リンチ監督)、『ゴーストバスターズ』(アイバン・ライトマン監督)、『キャプテンEO』(フランシス・フォード・コッポラ監督)などのプロジェクトに参加。1986年帰国後、特殊メイク制作会社メイクアップディメンションズを設立。近年の参加作品は『信虎』(金子修介監督)、『月』(石井裕也監督)、『首』(北野武監督)、『ディア・ファミリー』(月川翔監督)、『もしも徳川家康が総理大臣になったら』(武内英樹監督)、『地面師たち』(大根仁監督)など。その他TV、配信系ドラマ、CMなど幅広いメディアで活動中。
音楽/谷口尚久
<コメント>
佐藤監督の作品に、また参加することができて大変光栄です。あらすじを読みましたが、育休?人類の進化?自殺志願?と頭がフリーズしています。つまり、とても楽しみです!
<プロフィール>
東京・世田谷のWafers StudioでWAFERS recordsを主宰。13歳で音楽指導者資格を取得。自身のグループにて高橋幸宏プロデュースのアルバムを2作発表。現在は、CHEMISTRY・SMAP・SUPER EIGHT・中島美嘉・倖田來未・JUJU・すとぷりをはじめとするアーティストのプロデュース・楽曲提供・アレンジなども手がける他、TV番組・CM・ゲーム・映画の音楽にも携わる。個人名義でもインストアルバムなどを発表。
脚本/佐藤智也 山本裕里子
撮影/永野敏
撮影助手/勝亦祐嗣
CG/内田剛史
特殊造形/工藤美術
衣裳/濱田恵
ヘアメイク/山本仁美
ラインプロデューサー/玉置太郎
配給宣伝/ムービー・アクト・プロジェクト
配給協力/ミカタ・エンタテインメント
製作/マレヒト・プロ
横浜シネマリンの展示(2022年10月22日)
2024年11月〜2025年1月頃 撮影
2024年12月〜2025年4月頃 仕上げ
2025年6月頃 完成試写会
2025年7月以降 映像配信サービスによる配信
人件費/機材費/車両費/美術制作費/特殊メイク費/衣装費/ヘアメイク費/ロケ地使用料/ CG制作費/整音作業費
前橋市の弁天通り商店街にてロケ(2021年12月1日)
●監督からのお礼のメール
監督からご挨拶とお礼のメールをお送りします。
●制作進捗報告日誌
リハーサル、ロケ、仕上げ作業など、制作の進捗具合を随時報告いたします。
●ポストカード
現場スチールを基にデザイナーによるポストカードを作成し、お送りします。
●監督過去作『L'Ilya〜イリヤ〜』DVD
過去の佐藤智也監督作『L'Ilya〜イリヤ〜』のDVDをお送りします。2000年製作と一昔前の作品で、現在は非売品になっています。本編(39分)のほか、海外映画祭の様子などが収録されています。
●デジタルパンフレット
映画館で販売されているようなパンフレットを作成し、PDFでお送りします。
●エンディングクレジットへのお名前掲載
エンディングクレジットにお名前を掲載させていただきます。
●都内での完成試写会へのご招待
都内での完成試写会へご招待いたします。完成試写会は2025年6月頃を予定しています。日時・会場は決定次第、ご連絡差し上げます。なお、遠方にお住まいの方など、試写会にいらっしゃれない方には限定公開の動画URLを共有します。
プロダクションファンディング(All in)での挑戦になるため、もし目標金額未達となった場合でも、不足する資金を補填して映画製作を実現します。リターンも必ずお届けしますので、ご安心ください。
2024年9月の時点でまだ一部のキャスト、ロケ地が決定していません。上記のスケジュールで進める予定ですが、若干遅れる可能性があります。
殺人、差別、性暴力など、人体を攻撃したり人格を否定したりする場面があります。キャスト・スタッフの安全を図り、理解を得るように努めて撮影します。具体的にどのような描写になるかを懸念される場合は、個別にお問い合わせいただければと思います。
ゾンビとは何か? ゾンビが走るか走らないかは世代によって認識に差があると思いますが、自分にはやはりジョージ・A・ロメロ監督の『ゾンビ』(Dawn of the Dead,1978)の衝撃が大きかったです。死者が動き出して生者を襲う。それに対する生者側の様々な反応が『ゾンビ』には描かれていました。夫が生き返ったと喜び、抱きついて首を噛まれる女性。死んでいく同僚を見守り、ゾンビとして蘇った途端に撃ち殺すSWAT隊員。ハンティングのようにゾンビ狩りをする、ライフルを持った人々。ゾンビは生者の肉を求めて徘徊するだけの存在であり、その現象をどう解釈するかは生者の側に委ねられていました。「親しい人がゾンビになった時にあなたはどうしますか?」という問いが常に生者に投げかけられているのです。
『ゾンビ』のリメイクである『ドーン・オブ・ザ・デッド』(原題同じ、2004)以来顕著ですが、最近のゾンビは走るようになりました。ただ、ゾンビが走ることによって生者が思いを馳せる時間は極端に短くなりました。ガーッと走ってこられたらガーッと逃げるしかないからです。ゾンビが持つ社会性、宗教性は薄れ、単なるモンスターになってしまいました。なにより、ジョージ・A・ロメロ監督が”Zombies cannot run.”と発言しているのですから、走らないゾンビを使った表現を目指します。https://youtu.be/0E4rK7dftd0
『DOZ』の連作では、特殊メイクの第一人者である江川悦子さんが生み出す本格的なゾンビを用いながら、「生きづらい」「自己評価を高められない」時代に、「生きる」「死ぬ」「ゾンビになる」という3つの選択肢を示唆したいと思います。最後に、映画評論家の塩田時敏さんが『DOZ』に寄せたコメントを引用させていただきます。
ゾンビはもはやホラーにあらず。時代劇や西部劇、あるいはロマンポルノのように、一定の描写があれば何でも描ける映画の無限の大地。
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