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2019フィルメックス新人監督賞・準グランプリの酒井善三の新作映画『カウンセラー』をクラウドファンディングで実現!

2019フィルメックス新人監督賞・準グランプリの酒井善三の新作映画の制作資金を募集!

『あれから』(篠崎誠,2012)『SHARING』(篠崎誠,2014)脚本、『おもちゃを解放する』(2012)『RIP』(2018)などの監督・酒井善三による短編心理サスペンス映画の制作資金にご協力お願いします。

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額1,200,000円を達成し、2020年4月6日23:59に終了しました。

コレクター
84
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1,325,500
残り日数
0

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額1,200,000円を達成し、2020年4月6日23:59に終了しました。

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Drunken Bird

Drunken Birdというチーム名で自主映像制作をしている酒井善三(主に監督)と百々保之(主に制作)です。 監督作品『おもちゃを解放する』(2011)、『RIP』(2018)など。 脚本作品に『あれから』(篠崎誠,2012)、『SHARING』(篠崎誠,2014)。 オリジナル企画が2019年フィルメックス新人監督賞、準グランプリを受賞。

『カウンセラー』制作日誌・コロナについて(酒井)

vol. 2 2020-04-01 0

現状について、コロナウイルスの影響

みなさま、コロナで世界中が苦難の時代に入ったようですが、お体の調子はいかがでしょうか。

当然ながら気をつけて生活されていることと思いますが、防ぐだけでなく、もしコロナにかかった時のためにも、食生活と睡眠で免疫力を高めておく必要があるのかもしれません。お体をお大事にしてください。

さて、まず最初にお伝えしておきたいのは、撮影についてです。ご心配をおかけしているかも知れません。

結論から申し上げます。

わかりません。

「わかりません」とは、いずれにせよ撮影するのは確実。

ただ延期かどうかは、その可能性を考えていますがまだ決めない、ということです。

人の命に勝る重要なことなどない。当然です。

その意味ではこれを読んで不快に思われる方もいるかもしれませんが、

今回我々が迷っている現状をそのままお伝えするのも、全てを見せる、という今回のコンセプトとしては正しいと思っているのでそのまま書きます。

【撮影日程について】

そもそもの撮影日程は当初4/10-20の間としていました。

それがスタッフ・キャストの都合、そして撮影準備を考え、

14-19(20が予備日)と設定しました。

しかし、ご存知の通り、今はかなりシビアな状況になってきています。

【延期か続行か】

そこで僕が迷っているのが以下の3点です。

①延期は最悪しても良いが、いつまでするのか目処が立たない

②現状で延期すると、ロケ地のキャンセル料など、諸々の準備立て直し費用が発生する

③現状でもコロナ感染を最小に抑える撮影方策がないか

①に関してはいうまでもありません。

「撮影など、いつまでも時間がかかろうが、収束までしなければいい」

ごもっともです。

②に関することはセコイ話です。

ロケ地キャンセル料などたかが知れています。

しかし、その「たかが」がなかなかの痛手であることと、

機材・人員の目処を最初からやり直す&その間の仕事を休んでもらっているという所得保障の問題も厳密にはあるはずです。(これはできるか、率直に言ってわかりません。ひどい話ですが)

ロケ地に関しては、「自粛」レベルより高くなれば、当然キャンセルという扱いにはなりづらいでしょう。

そうなれば確実に延期です。我々としても金銭的痛みは最小限だし、仕切り直せる。

(もちろん、その時に政府によるなんらかの保証がなければ、今度は我々でなくロケ地やレンタルスペースの経営者が純粋な赤字となりますが…)

③これは迷いながら探っているところです。

現在全スタッフ・キャストに検温をお願いしています。

体温と体調だけで陽性・陰性が必ずしも測れるわけではありませんが、それ以上はどうしようもなく、やむを得ないと考えています。

もし現在症状の出ている方がいれば、リハーサルを行った我々の責任です。保証はマストになります。

(幸い、発熱と症状のある方は今はいません。)

仮に4/10まで問題なかった場合、

最低限我々以外に接触しない方法で撮影ができないだろうか?

幸い(なのか?)ロケ地は全て室内で外部と隔たっています。

6人ほどのエキストラのシーンは一箇所ありますが、これも検温や体調聞き取りをすることとするか、あるいはエキストラをなくすということもありえます。

あとは、役者・スタッフがロケ場所に来るまでのリスクをどうにかできれば(例えば運転して迎える)、リスクは減らせるのではないか。

もちろんその場に偶然滞留していたウイルスに感染しました、ということがあればどうしようもないのですが…。

リスクは常にあります。家にいて配達業者から荷物を受けようが、買い物に行こうが、生きている限りリスクはある。というより、なかったことなんて人類の歴史の中で一瞬たりともありえません。生きることはリスキーなのですから。

「今回はそのリスク、そして自分が媒介になるリスクがそれどころではない」、勿論よくわかります。

ただ極論を言えば、やはり節度の問題です。

これは「あいつもやってるんだからズルい」ということに取られかねませんが、

会社もイレギュラーはあっても未だに動いています。商業映画撮影もそうです。(一部役者が陽性で休止となったところもあるそうですが)そうなると、それを休んで参加していただいている以上、こちらがやらなかったら純粋な損となる。そうなったらこちらで最低保証を補填する必要はあるし、すると今後は撮影自体が資金的に怪しくなってきます。

先に書いたように法的に外出禁止となったら、金銭的には僕としてはむしろ良いのですが、

「自粛」長期戦を予期しているかのような現状としては、「これならオーケー」と言える塩梅を自分たちで見つけなければならないのかな…倫理的にはいかがなものかと思いながらも…と思っています。

(責任を国や政府に押し付けているようにも見えるかもしれませんが、正直なところです)

もちろん撮影続行となっても、その際には改めて全役者・スタッフと話し、オーケーかどうかをフェアな状態(当然金銭的にも)で確かめなくてはなりません。

映画は映画、人の命と比べたら全く重要ではありません。

繰り返しますが、

人の命に勝る重要なものはこの世にありえません。

しかし、命の次に重要です。(あくまで僕にとってですが)

我々は家畜ではありません。

口を開けて、餌を食べ、排泄する。それでも寿命まで生きれば良いじゃないか。とはなりません。

それが非常に難しく、悩ませるところです…。

(弱気に見えるかも知れませんが、僕としては正直に言うと、一時的にも政府が所得保障をした上で外出「禁止」としてくれたほうが、がっかりはするものの金銭的にも仕切り易く、役者・スタッフに向けても気が楽ではあるのですが…)

【最後になりますが】

延期にせよ、撮影はします。

そして、制作以外にお預かりしている制作費には当然手をつけません。

こんな時に、応援してくださる皆様にご心配おかけし、申し訳ありません。

至らぬところ、甘く考えすぎているところ、たくさんあると思います。

本当に情けないことです。

この文章は私が一存で書いていますので、批判などあれば私までご連絡ください。

引き続き悩んでいます。

今後も決定次第ご連絡します。

2020.4.1(酒井)

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