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ニコラウス・アーノンクール追悼企画コンサートをクラウドファンディングで実現!
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音楽グループConceptus発起人、 指揮、演出、テノール、作曲のぼんちです。 真言宗僧侶でもあります。
2016年3月5日に逝去した、
古楽のみならずクラシック音楽の重鎮、
オーストリアの指揮者ニコラウス・アーノンクール。
その1周年を記念する我が国唯一の追悼コンサート。
メインプログラムはモーツァルト「レクイエム」。
スマホでニュースをチェックしていた時でした、我が心の師と仰いでいたその人の名前が、訃報としてそこに記されているのを目にしたのは。「ニコラウス・アーノンクール」「86歳」引退宣言から3ケ月、いつかは来ると覚悟はしていたけれど、引退の報に接した折、3ヶ月後が気になるなあ、と感じていたまさにその3ヶ月後のことでした。2016年3月5日。
生き生きと指揮をするアーノンクール氏
ニコラウス・アーノンクール氏は、オーストリアの指揮者で、元はチェリストでした。若い頃から200年以上前の楽器に興味を持ち、バロック音楽やルネッサンス音楽など、いわゆる「古楽」と呼ばれるジャンルの音楽を発掘し、演奏する集団「コンツェントゥス・ムジクス・ウィーン」を設立。指揮者としても演奏する作品の時代をどんどん下らせ、古典派からロマン派、近代にいたるまで、現代オーケストラを指揮するなど、単に昔の音楽を昔の方法論で演奏することに止まらず、初演当時の人たちが感じたショックを現代人にも感じさせる工夫を施す人でした。既成概念に疑いを持ち、打ち破ることを、音楽を通して行っていた人と言ってもいいでしょう。
自己紹介させて下さい。大阪府豊中市にお好み工房「ほわっと」というお好み焼き屋さんが数年前までありました。そこのマスターが支配人となり、ほわっとオペラと銘打って、様々な名作オペラを上演していたのですが、当グループ発起人がご縁を得てバロックオペラの名作「ポッペアの戴冠」を指揮・演出したのが2010年6月のこと。これがいわゆる「ぼんちオペラ」の始まりでした。発起人が指揮、または演出、或いはその両方で携わったほわっとオペラは5年間で実に14本になります。カット嫌いの発起人のこととて、1本3時間以上に及ぶこともあった上演をし続けたことは、自然と多くの演奏家との縁を作るに至りました。
ほわっとオペラ「ポッペアの戴冠」2010
ほわっとマスター
ほわっとオペラ「フィガロの結婚」2013
ほわっとオペラ「コジ・ファン・トゥッテ」2014
ほわっとオペラ「トスカ」2014
マスターの健康上の理由で「ほわっと」が閉店となり、かねてよりご縁のあった、大阪北新地のクラシック音楽サロン「サロン・ドゥ・アヴェンヌ」でのアヴェンヌオペラに拠点を移し、2015年10月のオペラ「ドン・ジョヴァンニ」上演を以て、音楽グループConceptusを立ち上げました。ラテン語のグループ名ですが、直接的には「コンセプト」という意味で、原義としては「妊娠」とか、「懐胎されたもの」という意味も持ちます。要するに、温めた明確なコンセプトを発信する集団であろう、という意思を込めております。ラテン語の読み方は国によって様々で、どう読んで下さっても良い、という意味でアルファベット表記にしているのですが、発起人の好みでドイツ語読みしているものですから、関係者にもドイツ語読みの「コンツェプトゥス」が定着しているようです。
アヴェンヌオペラ「ドン・ジョヴァンニ」2015
アヴェンヌオペラ「セヴィリアの理髪師」2016
アヴェンヌオペラ「フィガロの結婚」2016
同志社大学校友会新島会館「フィガロの結婚」2016
このように、主に飲食店においてオペラをノーカットで、という稀有なプロジェクトを展開してきた我々ですが、そこには発起人のアーノンクール氏に対する敬愛が、モーツァルトという揺るがぬ基盤と、幅広いレパートリーの支えとして存在していました。まだまだ演奏を通して色々なことを我々若い音楽家に伝えてほしかった・・・そんな想いを胸に、訃報を仲間に通知しました。返って来た答えは、「追悼コンサートやろう!」というものでした。
発起人はすぐにスマホでカレンダーをチェックしました。発起人は真言宗僧侶でもあり、忌日をチェックしてしまう習性があるのです。「来年の3月5日・・・日曜日だ!」これで決まりです。場所は必ず教会で、神父あるいは牧師の説教も交えて宗教性を持たせる・・・これが揺るがぬ骨子でした。そして演目は、モーツァルトの「レクイエム」をおいて他にはない!もう少し長いタイムスパンで考えていた器楽部門の充実を、急展開させるきっかけになったのがこの瞬間です。
即座に器楽の仲間にオーケストラを集めることを依頼し、声楽メンバーにも開催を告知。これまでオペラを共にしてきた仲間のことで、宗教曲に戸惑いはあったものの、そして、当グループ初の宗教音楽のためにニューフェイスも増えたものの、無事メンバーが集結しました。
島之内教会は、会堂貸出をしている数少ない教会で、頻繁にコンサートが行われています。発起人は即座に連絡を取り、1年後の予約を取りました。その後検索しましたところ、アーノンクール氏に対する追悼コンサートは、日本国内で行われた形跡も、また行われる予定がある雰囲気もありませんでした。
アーノンクール1周年コンサート
2017年3月5日(日)16時開演(15時30分開場)
島之内教会(大阪市中央区東心斎橋1-6-7)
入場料3000円(当日3500円)
G.アッレーグリ「ミゼレーレ」(原典版)
W.A.モーツァルト「レクイエム」(梵智セレクション)
演奏:Conceptus(声楽&管弦楽)
ソプラノ
今中文 水野昌代 渡辺有香 山守美由紀
アルト
朝山加奈子 増渕弥生 山口慧
テノール
前田桂 山崎覚 山崎太郎
バス
有本裕之 大西信太郎 米田良一郎 渡邊光太郎
コンサートミストレス 岡林鮎美
通奏低音 石原綾乃
指揮 梵智惇声
説教 木戸定牧師
決めるということはある意味簡単なことです。しかし、仮にもオーケストラのコンサートをする以上、我が身が声楽家という仲間たちとだけやっていることとは畑違いの、意外な出費が必要になるものです。声楽家ばかりであった我々が、ティンパニを持っているわけがありません。そこは楽器のレンタル屋か、「同業他社」から借りるという行為が必要になり、さらにはクラリネット奏者に、特殊なクラリネットである「バセットホルン」という楽器を調達してもらう必要があるのですが、かなりご苦労をして調達ルートを見つけてくれました。
バセットホルン
これらの動きに対し、お金がないからという理由で退くわけにはまいりません。彼らの努力には実行を以て報いるほかありません。そして、メンバー全体に対しても、待遇を少しでも上げてやらねば、決して豊かな報酬ではないのに集まってくれたことに対する感謝の気持ちを表しきれません。
ご支援いただきましたお気持ちは、すべてこの2点に使わせていただきます。この公演の成功が、次の意欲的な挑戦を可能にし、より魅力的な演奏会をご提供できる土台となることは間違いありません。
ご支援いただきました金額に応じて、以下のような特典がございます。
<感謝を込めてサンクスメール>
感謝の気持ちを込めて、お礼のメールを送らせていただきます。
<プログラムにご芳名の記載と送付>
公演プログラムにご芳名を記載させていただきます。
<当該コンサートへのご招待>
3月5日のコンサートにご招待を致します。
なお、遠方でご来場が叶わない場合、プログラムを送付させていただきます。
なお、これまでのオペラやコンサートでは、あまり映像や音声の記録をしてこなかったのですが、今回は何らかの形で演奏を記録することを計画しています。プログラムの送付となりました場合、記録に成功致しましたら、記録媒体の送付、あるいは優先的な動画URLのご案内もさせていただきたいと考えております。
台風が頻発する季節でもございませんので、滅多なことは起こらないと思いますが、想定外の気象変動により、開催中止になる可能性は皆無とは申せません。こればかりは、ある時、ある場所で行われる催し物である以上、やむを得ぬ仕儀でございます。しかしながら、万難を排して開催する気持ちでありますことは申し添えておきます。
ただし、上記のようなやむを得ない理由を除けば開催を中止することはありません。 予算のすべてをクラウドファンディングで賄うコンサートではなく、主な資金はあくまでもチケット収入であり、コンサートを行う限り、いただいたご支援に対するリターンは確実に履行できますこと、お約束致します。
ここまで読み進めていただきましたこと、心より感謝申し上げます。今回のプログラムは、発起人がモーツァルトの「レクイエム」に出会ってから30年近くの、研究の集成であることが最大の目玉かと思います。未完で知られるこの曲ですが、数々の補筆完成版から、もしモーツァルト本人が完成していたならどんな質と量になるか、という観点で選び出した、「梵智セレクション」という形態で演奏する、他にはない演奏となります。単に演奏ばかりではなく、実演も交えたレクチャーも予定しています。協力してくれる仲間、聴いて下さるお客様、そしてご支援下さるすべての方々に、心より感謝申し上げる次第でございます。
この私の感謝が、皆様それぞれに志しておられる事業、活動を飛躍的に進める原動力となりますように、心よりお祈り申し上げます。
1000 円
3000 円
5000 円
10000 円
20000 円