ClafT参加アーティスト応援メッセージ!Vol.6
vol. 19 2025-08-18 0
皆さま、こんばんは。
ClafT事務局の田中です。
皆さまからのご支援、ご声援によりクラウドファンディング目標達成率40%達成まであと少しとなっております。
フェスティバル本祭スタートまで1ヶ月をきり、事務局メンバー全員でフェスティバル開幕そして、クラウドファンディングの目標達成に向けて、ここから一層頑張ってまいります。
今日でご支援者数は33名となりました。
ファンディングプロジェクト期間は残りあと22日。
目標達成には、皆さまのお力添えが必要となっております。
ClafT2025で描く未来に向けて、皆さま何卒、引き続きのご支援、応援をよろしくお願いいたします!
今回、Center line art festival Tokyo 2021そして2025にご参加いただいている振付家・ダンサー・オイリュトミストの鯨井謙太郒さんから応援メッセージが届きました。
いつもClafTの活動に関心を寄せてくださっている鯨井さんからのメッセージを、皆さまぜひご一読ください!
▽ 応援メッセージ ▽
世界に、日本に、東京に、もしも中央線芸術祭(Center lina art festival Tokyo)が存在しなかったら、、、などと、勝手な想像を膨らませてみる。
途端に私は、この大都会での社会生活が、冷たいディストピアの雲に覆われてしまって、余白のない、閉ざされたものになってしまうのではないか、、、という、暗澹とした気持ちになる。
それは都市とパブリックとオルタナティブ・アートの往き来する場が、圧倒的に消失してしまう気がするから。
私にとって、この中央線芸術祭は、すでにある東京の文化の仕組みやネットワークの「他所」、あるいは「外」へとはみ出しつつ(実際、23区外の多摩エリアからさらに西へと拡張しつつ)、時に粘菌のように、時にリニアのように、垣根のない関係を構築してゆく一個の有機的運動体に思えます。
ClafT2021 鯨井謙太郒「霊眼 Hoe do humans see object?」Photo: MILLA
人と人とがまるでアメーバのように多方向に繋がりを開放し、移動し、社会やモノや都市や自然界との風通しの良さを生むこと、そこには生活における純人間的な、手ざわりのある関係性を大切にするこのアートフェスティバル特有の強い想いを、2021年の最初から一貫して感じてきました。
個人の生活のみならず、パブリックな生活の場そのものを「創造の磁場」と化してゆく社会実験のような、かつてヨーゼフ・ボイスが掲げた「社会彫刻」をポスト・コロナ禍の現在に新たに進化させたかのような、数々の挑戦的なプロジェクト、、、しかし、毎年継続し、その規模を拡大させながら運営してゆくことの困難は想像に難くありません。
目を覆いたくなる、あるいは、気づかずに目を覆ってしまっていることばかりのこの世界/社会/生活の中で、確かな手ざわりのある希望の場として、中央線芸術祭は私たちの孤独や、都市や、さらには人間の無意識の領域にまで開かれている稀有なフェスティバルです。
もし私が億を稼ぎ出す起業家なら、このフェスティバルの挑戦に一億円を投資して、東京の、いや、日本の社会の未来をベットするでしょう。
皆さま、中央線芸術祭を創っている人々の見えない働きを、自分ごととして、どうかご支援を宜しくお願いいたします。
鯨井謙太郒 / Kujirai Kentaro
振付家・ダンサー・オイリュトミスト
仙台市出身。笠井叡に師事。東京と仙台を拠点に国内外で活動する。
KENTARO KUJIRAI コンペイトウ主宰。2024年「舞踏計画 剝製の光へ」を始動。
第一弾作品「UBUSUNA 異聞」で英国、イタリア、日本ツアーを行う。近年の主な作品「阿吽山水」「アーカーシャのうた〜鯨井巖 著『一学徒兵の北部沖縄戦回想録』」「GINGAN ARAHABAKI 銀眼荒覇吐」など。CORVUS(2010〜2022)、ユリイカ!!プロジェクト、WEUで活動。世田谷美術館美術大学身体表現講師。
Center line art festival Tokyo 2025
鯨井謙太郒さんが参加するプログラムはこちら↓
鯨井謙太郒 ソロパフォーマンス「真空地図」
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