ことばの道案内を作っていただいています!
vol. 19 2016-08-24 0
CINEMA Chupki TABATAまで、視覚障がい者が一人でも歩いて来れるように、「NPO法人 ことばの道案内」さんにご協力いただいて、「ことナビ」を作っていただいています。
どんなナビゲーションなのかというと。。
例えば、8/27に行うプレオープンイベントの会場となる「北とぴあ」までの道のりは、
このようになっております。
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ことばの道案内 ウォーキングナビのページより抜粋
http://www.walkingnavi.com/
北とぴあ さくらホール・つつじホールまでのJR 王子駅 北口改札からおよそ徒歩6分、距離262メートルの道案内を行います。
目的地は北口改札を背にして、およそ左まえ11時の方向にあります。
点字ブロックは、ほぼ完全に敷設してあり、道案内も点字ブロックに沿って説明します。
1 改札口を背にして構内を正面12時の方向へ6メートルほどすすむと、T字形の点字ブロックがあります。参考あり。
(参考:点字ブロックは途中2メートルほどで左にカーブしています。参考おわり)
2 T字形の点字ブロックを右3時の方向へ8メートルほどすすむと、通路があります。参考あり。
(参考:通路の点字ブロックは十字形で、王子駅前ロータリーに面しています。参考おわり)
と、このようなナビゲーションが17項目まで続きます。
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このシネマ・チュプキ・タバタ版のナビゲーションを、作っていただいているわけですが、
今日は、3回に渡る実地調査の最終チェック。
作ってみた「ことナビ」を頼りに実際歩いてみると。。。
むむむむむ?
この階段はとても降りずらい。
低い段差の階段が、不規則に、長く長く続きます。
しかも、ブロックが壊れているところも発見!
これは、すぐに直してもらわなくては!
都内の道路は、東京都管轄の道路と区管轄の道路が複雑で、手続きもわかりにくいそうで。
ここは、東京都に修理を申請すべきところだそうです。
しかも、点字ブロックで「警告」を意味するドットが、こんな位置についているのも、
(普通は、信号の前とか、階段の降り口とかについています。)一般的には、すべり止め的な意味あいでドットにしたのでしょうが・・
この中途半端な感じも、あまり好ましくないようでした。。
結局このルートはあまりおすすめできないとのことで、
このルートでいらっしゃる方は、お隣のスロープを降りてきてください。
そして、もう一つ。
急遽、エレベーターとエレベーターに隣接する階段ルートの「ことナビ」づくりもはじまりました。
調査をしてくれた視覚障がい者のしん子さんの話を聴いていると、とても勉強になります。
「保育園が近いのかな?子供たちの声がするのもマークになるね ♪」
周りの音をよく聴いているんですね〜
何時の方向に、何メートル、というのもだいたい感覚でわかるそうです。
チュプキの「ことナビ」ができあがり、視覚障がい者のお客様も、映画が観たい衝動を我慢することなく、ぷらっと一人で、観たい時にいつでも映画を観に来れるようになったら、いいですね。
もちろん、一人でくるのがまだ不安な方は、3日前までにご予約いただければ、駅までお迎えのサポートもするのでご安心ください。