私がなぜ冒険遊び場づくりに関わるのか
vol. 18 2023-08-25 0
期限まで残り7日となりました。現在、目標額の44%のご支援をいただいております。ご支援をいただいた皆様、ありがとうございます。残り期間での目標達成は正直かなり難しいと思いつつ、最後の期間、なんとか頑張っていきたいと思います。
さて、今頃で「申し訳ございません」としか言えないタイミングですが、理事でクラウドファンディング統括の私 高橋がなぜ冒険遊び場づくりに関わるのかについて書こうと思います。
まず一つは、私は冒険遊び場づくりの活動が、社会をより良く変えていく力を持っていると本気で思っているからです。
冒険遊び場づくりの何が社会を変えるのか。
それは冒険遊び場づくりを通じて、自らが生きる環境(地域や社会など)を主体的に変えていこうとする大人が増えていくからと考えているからです。
自分の子ども、あるいは身近にいる子どもが、もっと子ども時代を子どもらしく、ありのままに生きられることが大切だと考え、そのための環境をつくっていく人たちが、冒険遊び場には集まっています。
そして、子どもは大人に「(もっとこんなことやあんなこともやってみたいのに)なんでできないの?」という問いを度々投げかけてくれます。他の場所では「それがルールだから」と言ってしまいがちかもしれませんが、ここは子どもたちの中から湧き上がってくる「やってみたい」を実現できるようにする遊び場。「どうやったらできるか」と考えることが基礎にある場所です。
その日々の積み重ねの先に(大人たちがそれを意識しているかしていないかはわからないですが)、自分たちが大切だと考える社会のために自ら環境に働きかける人たちが増えることが、結果として社会を変えていくと思っています。
手前味噌で恐縮ですが、私は私が自分で考えた旗印「子どもに関わると大人が変わり、大人が変われば(その人たちが意思決定をしている)地域が変わり、地域が変われば(その集合体である)社会が変わる。そして育つ子どもは未来を変える」を胸に活動しています。
そしてもう一つ、冒険遊び場に集まる人、それは子どもも大人もですが、その人たちと共に過ごす時間が本当に自分の人生を豊かにしてくれているなぁと思うからです。
子どもとは「あ〜、今日ムチャクチャ楽しかったよな〜」と、側からみたら「バカみたいなことやってんなぁ」いうような時間をいくつも重ねてきました。「やってみたい」から生まれる無尽蔵なアイディアやエネルギーを一人ひとりの子どもがもっていて、それを投げかけられた時にアドレナリンが”ドバ”って出る感じ、「今を生きてる」という実感を子どもから与えてもらっているようにも思います。
そして大人とは、いくつになっても「こうなったらいいよね〜」と夢を語り合いながら、一人ひとりが特技や個性を活かしながら、それぞれの関わり方で冒険遊び場づくり、さらには地域で子どもを育む仲間みたいな感覚です。言ってみれば麦わらの海賊団。冒険遊び場に関わって20数年ですが、ひとつなぎの大秘宝を目指す航海をずっと続けている感覚です。
(蛇足ですが、その某麦わらの海賊団の漫画は1997年に始まったらしく、我々の時間では26年航海を続けていることになります(漫画内では数年??))
下の写真は私が10年ほど関わっている冒険遊び場づくりの団体さんと夏の連続開催の最後に撮影した写真です。(子どもも多いのでぼかしが多くなっていますが)仲間感があって好きな写真なのでご紹介させていただきます。
さて、紐解いていくともっともっといろいろな理由があって、一晩でも語れるぐらいですが、今回はこの辺で。当協会の理事だけでなく、各地で冒険遊び場づくりをされている方もそれぞれ色々な理由があって、一人ひとりにお話を聞いてみたいなと思ったりします。
そんな魅力的な人たちが集まる冒険遊び場づくりを全国にもっともっと広げていくために、改めてご支援をよろしくお願いします。
特定非営利活動法人 日本冒険遊び場づくり協会 理事
クラウドファンディング統括 高橋 利道