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インド留学中の日本人監督の短編映画「ブーゲンビリアの夢」制作をクラウドファンディングで実現!
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福井県出身。2020年ドキュメンタリー映画『タゴール・ソングス』を全国の映画館で公開。以降フリーランスとして活動。2022年アーツカウンシル助成で『三溪の影』を制作・監督。同年からインド国立映画学校Satyajit Ray Film and Television Instituteの監督脚本コースに在籍。
戦争により引き裂かれた夫婦の手紙のやり取りを描く短編映画『ブーゲンビリアの夢』
インド・コルカタの映画学校で日本の戦争映画を作るために、力を貸してください!
はじめまして。この度は編映画『ブーゲンビリアの夢』制作応援プロジェクトにご興味をいただきありがとうございます!
監督の佐々木美佳と申します。現在インド・コルカタの国立映画学校Satyajit Ray Film and Television Insitute監督脚本コースに在籍し、唯一の日本人学生として日々奮闘しています。インドの国立映画学校に日本人として入学したのは、私が初めてです。さらに留学生と言っても、東アジア人は私だけ。まさに孤軍奮闘中です。
この度は戦後80年を迎える節目の2025年に、私の在籍する映画学校で、日本の戦争映画の制作に取り組みます。
地方に暮らす夫婦、千代子と実。新婚生活も束の間、2人は実の徴兵により離れ離れになってしまう。戦地と日本をつなぐのは、手紙だけである。別々に暮らすはずの2人はある日、不思議なブーゲンビリアの夢を見る。
インドで日本の戦争映画を作ることは、インド人を中心とした制作チームにとって、大きなチャレンジです。
そもそも、私以外のメインのクルーは皆インド人。さらに日本人の少ないコルカタで、どうやって実現するの? と思われる方がいらっしゃるかも知れません。しかし、学内に夫婦の小さな日本家屋の寝室を建設し、インド人俳優と日本人が共同作業することによって、実現可能になるのではないかと思い、企画を実行するに至りました。
日本とインドの共同制作の歴史を振り返ると、1993年に制作されたアニメ映画『ラーマーヤナ』が思い浮かびますが、実写で共同制作が成功した話をあまり聞いたことがありません。映画の分野ではまだまだ歴史の浅い日印共同制作ですが、だからこそ、本作品を通じたチャレンジは両国の共同制作のさらなる可能性を広げる一歩になるに違いありません。
ビジネスとしてではなく、学生映画として、インド人のメンバーと対等に、二人三脚で日本映画を作っています。ですがシンプルな日本家屋のセットを学内に建設するためには、更なる予算が必要となり、今回クラウドファンディング挑戦を決意しました。
日本人として初めての試み、皆さんに応援していただきたく存じます。
『ブーゲンビリアの夢』のストーリーが生まれたきっかけ
インドと日本の繋がりのある物語をかけないかとリサーチをしていた2024年の夏、偶然、一冊の本に出会いました。
稲垣麻由美著『戦地で生きる支えとなった115通の恋文』(扶桑社)という本で、日中戦争時にやり取りされた妻・山田しづゑさんから夫・山田藤栄さんへの115通の恋文をまとめた一冊です。夫に宛てた手紙には、戦時中という制約の多い状況にも関わらず、切実に夫を待ち侘びていたのが伝わってくる切実な文章が綴られています。
愛しい私の貴方へ
淋しくて淋しくて。
貴方の服に袖を通してみました……
『戦地で生きる支えとなった115通の恋文』より引用
なんて瑞々しい文章なんだろう! 現代人がラインで送る文章とそう変わらないと思います。しづゑさんの生々しい感情に触れることで、当時の人と私たちの人を思いやる根幹の部分はそう変わらないということを改めて感じました。また、インドで暮らす異性愛者の私も、このカップルのように、会いたい時に会えないことのもどかしさを何度も経験しています。時代と境遇は違いますが、普遍的な人間の感情に触れた気持ちでした。
しかも2025年は戦後80年。一冊の本との運命的な出会いから、このタイミングで、インドで戦争のお話を書きたい!と強く思いました。
次に、私の家族のお話をさせてください。父方の祖父は従軍経験者でした。「おじいちゃんはビルマのあたりまでいったことがある」というのが父から聞いた祖父の従軍の記憶でした。しかし筆まめだったはずの祖父は従軍時代の記録を一切残しませんでした。
祖父の戦争の手がかりは何かないものかと、祖父の遺品を確認していたときに、祖父が所属していた歩兵六十七連隊の手帳を発見しました。その手帳を紐解くと、おそらく祖父はインパールの激戦地の手前まで進駐していたのではないだろうかということまで分かりました。インドにいる自分と80年前の戦争が繋がった瞬間でした。
従軍中の夫に宛てた手紙の話、祖父のインパールの話、そして私が今インドで体験していること、そういうものを掛け合わせて何か物語が紡げないかというのが重なり合って、『ブーゲンビリアの夢』という脚本を書きました。
福井県出身。2020年ドキュメンタリー映画『タゴール・ソングス』を全国の映画館で公開。以降フリーランスの映像作家として活動。2022年アーツカウンシル助成で『三溪の影』を制作・監督。文筆家としても活動を始め、『タゴール・ソングス』『うたいおどる言葉、黄金のベンガルで』を上梓。2022年秋からインド・コルカタの国立映画学校Satyajit Ray Film and Television Instituteの監督脚本コースに在籍。
好きな映画は日本映画だと『雨月物語』、インド映画だと『Kummatty』、ワールドシネマだと『イーダ』。好きな食べ物は蕎麦、インド料理だとケーララのフィッシュフライ。
監督の脚本を読んだ時、「この物語を私たちのスタジオでどうやって撮影するんだろう」という好奇心の方が優ってしまい、彼女のストーリーが頭から離れなくなってしまいました。
日本の物語、それも戦争がテーマの時代劇を私たちの学校で撮影するなんて、とてもチャレンジング! プロデューサーとして日本の文化を学ぶため、日本文化に関するドキュメンタリーをチームで見ています。1940年代の日本の人々がどのように感情を表現したか、美的意識の違い、奥ゆかしさ、時代の制約など、この企画からステレオタイプな日本人像ではない、日本の一面が見えてきます。
日本人が監督のMikaしかいないチームだともちろん案の定難しい局面が多く、プロデューサーとしても乗り越える壁の多い企画です。しかし日本の文化に興味を持っているインド人、日本語を習っているインド人が、喜んでチームをサポートしてくれるのを肌で感じます。
私たちのこの企画が、日本とインド共同制作の機会を切り拓いていく大きな一歩になるかも知れない。プロデューサーとしてこの企画を成功させることが、自分のキャリアにとっても大きな影響を与える可能性を感じております。それでも、
プロジェクト成功のために全力を尽くしています。日本人の皆様からのご支援をお待ちしております!
Raunak Dhupar:プロデューサー
UP州出身。プロデュース学科在籍。現在はオーストラリアのインド映画祭運営のインターン中。好きな映画は『Pyaasa (渇き)』『ショーシャンクの空に』。好きな食べ物はピザとパスタ。
日本人プラスインド人5人のメインチームで活動しています!メンバーのバックグラウンドは多種多様なチームです。自慢のチームメンバーを紹介させてください。みなインド国立映画学校Satyajit Ray Film and Television Instituteに在籍する同級生で、未来のインド映画界で活躍する卵たちです。
Mohamed Riyal:撮影監督
ケーララ州出身。撮影監督学科在籍。監督の意図を組んだ繊細な絵作りが得意。好きな映画は『トスカーナの贋作』、好きな食べ物はケーララ式のビーフとパロタ。
Siddhesh Karalkar:編集
マハーラーシュトラ州出身。編集学科在籍。好きな映画は『Life is beautiful』。アイデアが次々と浮かんでくるタイプ。好きな食べ物はビリヤニ。
Krishna M Viju:サウンドデザイナー
ケーララ州出身。サウンド学科在籍。レイヤーを重ねる系のサウンドデザインが得意。好きな映画は『アナザーラウンド』。好きな食べ物はマラバール・フィッシュカレーとココナッツライス。
Clio Sasi :美術チーム
ケーララ州出身、プネーで育つ。アニメーション学科在籍。ストーリーボートなどアート周りを担当。歌も上手い。好きな映画は『ファイト・クラブ』『哀れなるものたち』『殺人の追憶』。好きな食べ物はパオバジ。
・神保慶政(映画監督)
この映画の構想をきいて、トラン・アン・ユン監督の『青いパパイヤの香り』を思い出しました。1950年代のサイゴンを舞台にした話で、撮影はパリ郊外の一軒家のセットが舞台だったといいます。 異国の地で、異国のクルーと自分の母国を表現するということは、きっと独特な表現を生み出すと思います。 ドキュメンタリーからキャリアを踏み出した佐々木さんが、どのようなフィクションを撮るのかもとても楽しみです。 応援しています!
・アンジャリ(楽しいインド案内人)
コロナ禍に海外渡航ができなかった時期、とあるプロジェクトで佐々木監督に「インドの村で夢を持って働くインド女性」のコンセプトムービーの制作をお願いしたことがある。ロケ地は関東郊外の片田舎のバリバリの日本家屋。全景は映せない。時間も予算も限られている。どうやって「インド」を再現するのか。インドの田舎の壁に見えるマット。祭壇の小物。洗濯物。鳥の声。監督はじめ、チームメンバーそれぞれ知恵を絞りに絞った。それは、言ってみれば各自の記憶にあるインドの再現でもあった。
言葉や記憶を映像に描き起こしていく。そんな映画を、佐々木監督は作ろうとしている。既にリアルな目撃者がほとんどいなくなってしまった時代の題材を、どのように再現していくのか。インドの若き映画人たちと佐々木監督が作り上げていく日本の物語をぜひ観たいです。
スタッフ・キャスト人件費・交通費 10万円
美術費 10万円
音楽使用料(蘇州夜曲) 5万円
機材・ポストプロダクション費 5万円
映画祭費 6万円
クラウドファンディング費 4万円
なお、今回はプロダクションファンディング(All in)での挑戦になるため、もし目標金額未達となった場合でも、不足する資金は自費で補填し、映画『ブーゲンビリアの夢』の制作・完成および映画祭への出品を実現します。リターンも必ずお届けしますので、ご安心ください。
2025年
1月3週目 クラウドファンディングスタート
2月1週目 リハーサル開始
2月2週目 セット建設、撮影
2月3週目 レコーディング(ボイスオーバー)、編集作業
4月~5月 グレーディング作業、完成
6月以降 映画祭に出展
【お礼メッセージ】
監督から皆様へ、クラウドファンディング支援のお礼のメッセージをお送りいたします。(撮影後1通、編集後1通)
【活動日誌(コレクター限定アップロード)】
プリプロや撮影の様子、ポスプロの進捗状況など、制作現場の日々の記録をご支援いただいた皆さま限定で公開いたします。
【シナリオ資料】
英語脚本、日本語訳脚本に加え、キャラクター設定資料やストーリーボードなどの演出資料をPDFでお送りします。
【上映リンク(オンライン参加:視聴期間1ヶ月)】
『ブーゲンビリアの夢』完成後、本編を1ヶ月の間視聴できるリンクをお送りします。
【エンドロールにお名前記載】
スペシャル・サンクスとして、本編のエンドロールにお名前を記載させていただきます。
【メイキング映像(オンライン:視聴期限1ヶ月)】
本作品がどのように撮影されたかをメイキングにした映像をURLにてメールでお送りいたします。長回しの演習で撮影される課題ですので、メイキング映像は撮影の裏側を伝える貴重な映像になると思います。
【オリジナルトートバッグ】
映画ロゴがプリントされたオリジナルトートバッグをプレゼントします。
【監督が1日コルカタを案内する】
監督が1日コルカタを案内します!映画学校卒業までに自力でコルカタまで渡航する方限定です。
【監督ティーチイン付 短編映画上映会】
監督の短編映画『三溪の影』(17min)や、学校の課題で制作した映画『海へと向かう道』(10min)、本作品『ブーゲンビリアの夢』を上映することができます。監督のティーチイン付。(上映会の運営や会場費等の諸経費はご負担ください)
今回の短編映画の想定されるチャレンジとして、みなさんも予想がつくと思いますが、「日本映画をインドで撮影しなければならないこと」が、そもそもの一番のチャレンジだと思います。うちの学校には映画を撮影するためのスタジオがあるのですが、基本的にインドのセットを作ることを前提としています。日本の家屋を作るとなると、通常以上の努力が要されると思います。
例えば壁紙一つとっても、インドの建物の壁と、日本家屋の壁、テクスチャーは異なります。シンプルな漆喰の壁や砂壁をセットで再現するために、他の学生以上に予算をかける必要があります。インドを舞台にした物語以外を作ろうとすると、与えられる学校のセット以上の努力が重くのしかかってきます。
またインドでどう頑張っても調達できないものは日本で調達するしかありません。1月の一時帰国のタイミングでモンペのための生地や小道具を調達する予定です。
限られた予算と時間でどこまでのクオリティを出せるか、、、今話題の『SHOGUN』のプロダクションではない私たちにとって、これは正直やってみないとわからないというところもあります。ですが、せっかくの与えられた学校のセットで撮影できる課題のチャンス、できることを最大限チャレンジしてみたいという気持ちがあります。そのため、みなさんの応援がどうしても必要なんです。インドで日本家屋を作る!そんな無茶な!というプロジェクトを一緒に応援・楽しんでもらえる人を探しています!
インドで日本の戦争映画を作ることは大変無謀に思えますが、現実と夢、リアリズムとシュールリアリズムを行き来する作品であれば、可能なのではないかというちょっとした希望もあります。『ブーゲンビリアの夢』が何を指すのかは、作品を見てからのお楽しみということで。
私たちがどこまでこの作品をやり切ることができるか、どうか一緒に制作するチームの一員になって見守ってもらえないでしょうか。ご支援お待ちしております!
3000 円
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