「作家としても一人の人間としても支えられてきました(柴崎友香さん)」
vol. 9 2020-05-11 0
アップデートページでは、プロジェクトページ上では紹介しきれなかったたくさんの応援メッセージを、順次紹介していきます。また、今後参加書店・古書店の紹介ページの公開も予定しています。
柴崎友香さん(小説家)
書店の本棚に並ぶ本の背表紙を眺めることがどれだけ自分にとって重要で想像力の働く時間だったかと、今、とても感じています。書店の空間でかけがえのない出会いが数え切れないほどあって、作家としても一人の人間としても支えられてきました。この先もその場所があり続けてほしいと、ひたすらに願っています。
友田とんさん(文筆家、代わりに読む人 代表)
本屋さんで偶然手に取らなかったらあの本と出会うことはなかった。そんな機会をくれた街の本屋さんが必要です。これからも本を手に取り、そして読みたい。本基金に賛同いたします。
柊有花さん(イラストレーター)わたしにとって本は大切なものです。
どんなときもわたしの心に寄り添い、たくさんの示唆をくれた本という文化へ想いを馳せる日々です。
そして、その本を誰かに手渡すべく、日夜心をくだいている書店のみなさま。
初めて装画を描いた本が店頭に並んだとき、わたしは「読む」ことのほかに、間接的ではありますが「手渡す」ひとにもなれるのだろうかと心が震えました。そしてなにより、その本は書店のみなさまが並べてくださって初めて手渡すことができるのだなとあらためて感謝の想いを抱きました。
ありがとうございます。
わたしにできるのは、悲しいことに本当にごくわずかです。ただ、せめて、心を痛め、想いを寄せていることはお伝えしたく、この企画に賛同いたしました。どうか少しでもみなさんの心が明るくなる日が、そして書店で本が誰かに手渡される光景があたりまえのように見られる日が、ふたたび訪れますように。
角田奈穂子さん(ライター・エディター)
先日の夜、飲食店がのきなみ閉店している商店街のなか、ぽつんと空いていた個人経営の本屋さんの赤い看板にほっとして泣きたくなりました。不確かで不安なときこそ、ふだん以上に本のありがたみを感じます。本屋さんは人(本)と人をつなぐ大切な場所です。これ以上、日本の本屋さんをなくしてはいけません。応援しています!
中野貴志さん(nostos books)
本と本屋さんの未来のためにこの活動に賛同します。
松村貴樹さん(インセクツ代表)
より多くの書店が継続的に商売を続けられ、さまざまな娯楽や知恵、知識をこれからも提供していける環境を守ることができればと思います。そしてこのプロジェクトを通じて多種多様な書店の存在価値が認知されればいいなと思います。
松永弾正さん(本屋旅行人)
本屋を旅して、様々なことを学ばせてもらいました。思わぬ本との出会いを本屋でたくさんしてきました。本屋は自分の人生でなくてはならない存在です。微力ながら、応援させていただきます。
また本屋を旅できる時を、切に願っています。
空犬太郎さん(編集者・ライター)
町には本屋さんが必要です。
西澤裕郎さん(株式会社SW、代表取締役)
学生時代から書店でアルバイトをはじめ、書店に就職して、本屋で5年間働いていました。そこで出会った本への思い出はもちろんですが、書店で働いていた仲間たちとの出会い、お客様との触れ合いは忘れられないものです。楽しいことも苦しいことも多かったけれど、自分にとってかけがえのない居場所であったことは間違いありません。その後、製本工場で働き、出版社に転職、現在は自分で出版社を立ち上げました。人生において本と書店はなくてはならないものです。それとともに、時代の変化とともに書籍や書店は変化を求められていたと思っています。コロナ禍は、それを一気に表面化させました。書店は絶対に守りたい場所であるとともに、絶対に変わらないといけない局面にもきています。耐え凌ぐための基金でなく、変わっていくための基金として。協力できることをさせていただけたらと思っております。
山下賢二さん(ホホホ座座長)
まずは自身の健康、次に自身の生活、その次に心の栄養。本との出会いはその一つかも。
◎コレクターの方からもたくさんのメッセージをお寄せいただいています。
https://motion-gallery.net/projects/bookstoreaid/collectors
「本屋さんは文化の血管。 血流のよい世界を目指しましょう!」
「本屋さんも古本屋さんも大好きです。巨大書店から町の小さな本屋、新古書店から好事家向けの怪しげな古本屋まで、すべての本にまつわる場所が、このウイルスが原因で悲しい決断をせずに済むことを願うばかりです。」
「漫画家のはしくれです。 書店にはいつもお世話になっているし、個人的にも沢山の文化や知性に出会う大事で大好きな場所です。 頑張ってください…!」
「書店・古書店という場が文化の源です。人間が人間であるための拠り所して、生きる糧です。」
「書店・古書店のない世界ほど無味なものはありません。 そんな世界にしないためにも、このプロジェクトを応援したいと思います。」
「少ないけど、応援しています。 一人で寂しいとき、ずっと本に支えられて来ました。手に取って読まないとダメなんです。本屋さんがなくなったら本当に困るんです。」
「子どものころから本屋さんにはお世話になっています。本に囲まれているときのホッとする瞬間、偶然手にとった本との運命的な出会い…やはりこれは書店ならではだと感じます。微力ながら応援しています!」
「本屋さんはわたしの大好きな居場所です。 今は夜更けの一番暗い時期かもしれませんが、必ずや明ける日がくると思います。応援しています。」
「学校にもレストランにも本を持っていき、隙間時間に本を読んできました。ネットで本を買うことが増えましたが、実店舗で書架の前に立ち本の背表紙を眺め、手に取って頁をめくり、重い本を持って帰る、その楽しみは格別です。少しでも書店を応援できますよう。」
「今の私があるのは、今は無き町の小さな本屋さんに依るものです。少しでもそんな本屋さんの助けになりますように。」
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スープ作家の有賀薫さんが本屋への思いをしたためてくださいました。
https://note.com/kaorun/n/n7dad3be0c515
たくさんのご支援や賛同のお言葉をいただき、ありがとうございます。
引き続きご応援をどうぞよろしくお願いいたします。