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凡天太郎『刺青』ノーカット版4Kリマスターをクラウドファンディングで実現!

伝説の刺青師が残した幻の映画デジタル化プロジェクト
凡天太郎『刺青』ノーカット版4Kリマスター

伝説の刺青師 凡天太郎が自身の世界観を詰め込んで製作した映画作品『刺青』。40年間封印されたままとなっているノーカット版(86分)の35mmネガフィルムを4Kリマスター化するプロジェクトです。

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額1,200,000円を達成し、2020年6月26日23:59に終了しました。

コレクター
295
現在までに集まった金額
1,565,566
残り日数
0

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額1,200,000円を達成し、2020年6月26日23:59に終了しました。

Presenter
凡天劇画会 プロフィールを表示

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PRESENTER
凡天劇画会

はじめまして凡天劇画会と申します。私たちは2008年に逝去したタトゥーアーティストでマンガ家の凡天太郎についての研究やPR活動を行う有志団体です。凡天太郎作品の版権管理を行う梵天太郎事務所のバックアップ得て活動をしています。

このプロジェクトについて

伝説の刺青師 凡天太郎が自身の世界観を詰め込んで製作した映画作品『刺青』。40年間封印されたままとなっているノーカット版(86分)の35mmネガフィルムを4Kリマスター化するプロジェクトです。

企画者紹介

はじめまして!ご覧いただきありがとうございます。私たちは凡天劇画会と申します。2008年に逝去したタトゥーアーティストでマンガ家の凡天太郎についての研究やPR活動を行う有志団体です。凡天太郎作品の版権管理を行う梵天太郎事務所のバックアップ得て活動をしています。凡天太郎は凡天一門の初代として世界的に知られる刺青師ですが、マンガに関しては無名に等しい現状でした。そこで日本のマンガ史の中に再び凡天太郎の名前を刻むべく代表作『混血児リカ』web公開にむけて2012年に活動開始しました。劇画作品を中心に研究を進め、これまでに6冊の単行本、1冊の研究書、さらに副読本的な小冊子を5冊ほど自費出版で発行しています。

主な活動歴は、

・2012年 凡天太郎『混血児リカ』WEB公開企画立案(https://www.mangaz.com/series/detail/42441

・2014年 フランス Le LEZARD NOIR 『SEX&FURY』(梵天太郎劇画の全て)構成

    

・2015年『SEX&FURY』アングレーム国際漫画祭で遺産賞にノミネート
 ※参考サイト(http://books.shopro.co.jp/bdfile/2014/12/post-66.html

・2016年 DOMMUNE「FRINGE CULTURE/第4夜 彫清 凡天太郎の世界」放送

・2018年『番外地劇画~凡天太郎の魅力~』(凡天劇画会・編)発行

 

・2019年『ズベ公・チンピラ・タトゥー展』会場:ビームスジャパン〔新宿〕・トーキョーカルチャート〔原宿〕企画プロデュースとグッズデザイン

会期延長~巡回展示と好評を博しました。

今回はこの映画のデジタル化というプロジェクトを通じて凡天太郎というアーティストの魅力を伝えていければと思っています。

伝説の刺青師 凡天太郎と映画『刺青』

『刺青』
公開:1978年(86分)
製作:オズ
企画・制作・原案:聖伍郎(凡天太郎)
監督:聖伍郎(凡天太郎)、唐順棋
出演:聖伍郎(凡天太郎)、松橋登、潤まり

〔特別出演〕池部良、カルーセル麻紀、須賀不二夫

本作で企画・制作・原案・監督・主演の五役を聖伍郎名義でこなした凡天太郎(1929-2008)は刺青師でありマンガ家、その他様々な顔を持つマルチアーティストです。

凡天太郎は和彫の世界では革命児として知られる人物。和彫の世界に墨と紅以外の色を持ち込み、手彫りが基本とされていた世界に和彫用にアレンジしたタトゥーマシンを導入、肌にイラストを転写するシートの開発など現代刺青の基礎を築いた人物でもあります。

 

刺青のパターンを用いてファッションの世界にも進出、フォーリーブスのアメリデビュー時の衣装や、モハメド・アリが日本武道館で行ったノンタイトルマッチのガウンのデザイン他、山本寛斎など様々なデザイナーとコラボしています。

  

 

マンガ家としては戦後の街頭紙芝居で頭角を現し、現代のマンガ文化の勃興期から1973年頃まで活躍。代表作『混血児リカ』『猪の鹿お蝶』は実写化もされ現在も高い人気をもっています。

   

今回デジタル化に向けて動いている『刺青』は、凡天太郎が生涯で製作した唯一の映画です。和彫の伝統を守ろうとする師と、刺青をファッションの一つとして普及を進める弟子の対決という自身の葛藤と表現者の狂気がつめこまれています。

本作は2020年2月渋谷シネマヴェーラでの特集上映「没後十年記念 映画俳優 池部良」で、池部良のフィルモグラフィから外された幻の作品として60分の短縮版が上映され大反響を呼びました。池部良さんは盲目の刺青師という異色の役柄。さらに特別出演のカルーセル麻紀さんは実際に刺青を彫るシーンで登場。ヴァギナから出て来る蛇をこの映画の為に彫ったと当時のプレスには書かれています。

 

梵天太郎事務所が保管しているノーカット版86分のネガフィルムは、間に経年による劣化が始まり、今を逃すとこの作品がこの世から失われるという局面に来ています。しかしデジタル化は高額なため本作の保存に賛同いただける方々から支援を募りたいと今回のプロジェクトを企画しました。

映画『刺青』について(公開時のプレスシート【解説】より)

刺青の世界は閉鎖的である。様々な抑圧のゆえにこそ、たとえ細々とでも今日に伝えられる日本の伝統芸術が現代のメカニズムのなかで、残光を栄光に変え得るであろうか。それは美への渇望と欲望に憑かれた男女が滅びに走る美意識とナルシシズムの耽美ドラマである。

また、刺青に魅せられ美しい肌を追求する中年の刺青師(聖伍郎)と刺青のマスプロ化を計る若い弟子(松橋登) との対比、それは同時に死という両極端の交錯によって芸術のあくなき欲求を凝視するドラマでもある。

監督は映画“混血児リカ"の原作者であり彫師として又、劇画家である凡天太郎が聖伍郎と改名しての第1作であり、TV映画の演出家唐順棋の協力を得て完成した作品です。

聖伍郎自身が刺青師である事から、この映画に登場する刺青の男女は云うまでもなく、劇中、彫っている場面は、全て実際に彫って居るところを撮影したもので、特別出演のカルーセル麻紀は、ヴァギナから出て来る蛇をこの映画の為に彫ったものです。音楽は演歌の分野に活躍をしている宮川としをが、琴、尺八を取り入れ新しい感覚で担当している。

“泉”役の松橋登は劇団四季でその才を認められ、映画“変奏曲”TV映画、Gメン75等で活 躍している。“涼子”役には、新国劇から千田梨香を配し“夕”役に抜的された佐々木芳子は日大芸術科に籍を置く学生で約100名の応募者の中から選出した新人でフレッシュな感覚で今後を期待されている。 

ストーリー(公開時のプレスシート【物語】より)

彫りたくなる女って居るもんだ!! 次から次へと女をあさり、刺青を彫っては終わる。そのキャンバスを求める彫聖の足は、昔、画学生の頃初恋の体験をした地へと向かう。彼女と出逢った居酒屋で耳にしたのは、彼女「夕」の死。そして夕には女の子が一人居た。

彫聖の家では、一人者の彫聖と弟子の泉の二人暮しで、家事は泉の愛人の江梨と泉の親衛隊が切り廻していた。

「原田 泉タトゥ・フェスティバル」クラシックなストリングスのメロディに乗って踊る優雅なタトゥルックのモダンバレー、タトウルックのTシャツ、ブーツ、バッグ、等街中に氾濫するであろうタトゥルック。「タトゥが日陰者相手の零細企業の時代は終り、美と云うものが共有出来る事。それが僕のタトゥを商品にして行った信念です。」とインタビューにこたえる泉。刺青師から総合的なファッション、クリエイターとして泉の飛躍。

しかし機械彫りを嫌い手彫りの伝統の内で生きてきた彫聖の心は疑問を残す。

その夜キャンバス 捜しの影聖の目に一人の小女「涼子」が写った。新しいキャンバスを得た彫聖の心ははずむ。彫聖の家へ出入りする様になった涼子の存在は泉の感心を引く、どこか今までの女とは違う、彫聖はそんな泉に北海道へ行く様に云う......

資金の使い道

〔目標〕 150万円

【35ミリネガフィルムの4Kデジタル化】55万円

【ブルーレイ製作費】60万円

【Tシャツ・フォトブック製作費】15万円

【送料】10万円

【手数料】10%

リターンについて

お礼状

凡天太郎の相棒だった事務所統轄の加藤弘よりお礼の言葉に、凡天太郎が実際に使用していた落款を押したものとなります。

凡天太郎「と刺青」フォトブック+OP劇伴データ付

 

凡天太郎が怪奇マンガ×刺青というコンセプトで立ち上げた雑誌「ブラックエース」に掲載されたサイケデリックな刺青グラビア+凡天太郎のプライベートフォトをA5サイズ40Pの小冊子にまとめました。その特異な世界観をお楽しみください。さらにフォトブックには予告動画で使用されている1:30秒のOP劇伴がダウンロードできるアドレスとパスワードがついています。デジタル化作業で取り出した音源からオープニング部分のみを切り出しでWAV化したデータをダウンロードしてお楽しみください。スマートレターでの発送となります。

ブルーレイソフト『刺青』

クラウドファンディングのリターンを目的とした贈呈品としてブルーレイ(非売品)を支援者のリターンとして必要な枚数製作します。封入特典は公開時の復刻ポスター(A3サイズ)、裏面に凡天劇画会による解説と資料を掲載。海外向け予告と記されたロール缶など未公開と思われる映像も含まれているためブルーレイにはそれらもすべて特典映像化の予定です。ジャケットのデザインはHIGH-BURN VIDEOに依頼しました。スマートレターでの発送となります。

『刺青』Tシャツ(植地毅デザイン)


クラウドファンディングのリターンのみ。一般販売しないエクスクルーシヴなデザインです。ボディはプリントスターを使用。サイズはS~XLとなります。

スクリーン上映権


一日だけ劇場で上映できる権利です。東京近郊に限り(※ご相談ください)上映会場ロビーに凡天太郎の直筆画をディスプレイいたします。また凡天太郎関連作などと併せて企画上映などされる際には解説の執筆や上映作のセレクト、関係者の登壇などご相談にのります!4Kデジタル化はスクリーンで上映してこそそのポテンシャルが発揮されます!支援者としてお名前(または劇場名)をブルーレイにクレジットします。※劇場やイベント主催者向けのリターンです。

想定されるリスクとチャレンジ

すべてのリターンは9月下旬ごろの予定です。

フィルムのコンディションにもよりますが、今回のリマスター作業を請け負っていただく株式会社キューテック様よりソフト化まで含めると3か月時間が必要との回答を得ています。

凡天太郎「女と刺青」フォトブック+OP劇伴データ付のみをご支援いただいた方も、劇伴データの切り出し作業はリマスターと同じタイミングで行いますので、リターンの時期は同様に9月下旬になる見込みです。

※ファンディングが成立した段階でリマスター作業に入りますので、若干早くなる可能性はあります。

最後に

まず本クラウドファンディングページをご覧いただいたことに感謝申し上げます。

現代の日本で刺青は受け入れられているとは言い難い状況ですが、タトゥー愛好者の多さは日常の中でも感じる事ができると思います。

凡天太郎は今から60年前、いち早く”ファッションとしてのタトゥー”を提唱し、刺青を日本のポップカルチャーの1つとして捉え、その魅力を生涯にわたり幅広く伝え続けた革命的な存在です。

和彫りは日本よりも海外での人気が高く、その技術を習得するために来日するアーティスト志望者が後を絶ちません。浮世絵のような存在になるのも遠い未来ではないでしょう。

そうなった時、今よりも強い逆風の中で刺青を一般化させようと先頭に立ち続けたアーティストがいたという事実はもっと評価されることになるはずです。

凡天太郎というアーティストの重要なピースとなる映画『刺青』をデジタル化で未来に残すことは世界的にも意義のあることだと考えます。

どうか皆様のご支援を心よりお願い申し上げます。

リターンを選ぶ

  • 1500

    フォトブック&OP劇伴プラン

    • お礼状
    • 凡天太郎「女と刺青」フォトブック
    • OP劇伴データ
    • 2020年09月 にお届け予定です。
    • 31人が応援しています。
  • 残り65枚

    3500

    『刺青』ブルーレイ 早割りプラン

    • お礼状
    • ブルーレイソフト『刺青』(非売品)1枚
    • 2020年09月 にお届け予定です。
    • 135人が応援しています。
  • 4000

    『刺青』ブルーレイ 通常プラン

    • お礼状
    • ブルーレイソフト『刺青』(非売品)1枚
    • 2020年09月 にお届け予定です。
    • 4人が応援しています。
  • 6500

    ブルーレイ1枚+Tシャツ(植地毅デザイン)セット

    • お礼状
    • ブルーレイソフト『刺青』(非売品)1枚
    • 『刺青』Tシャツ(植地毅デザイン)
    • 2020年09月 にお届け予定です。
    • 12人が応援しています。
  • 8000

    オールインワンプラン

    • お礼状
    • OP劇伴データ
    • 凡天太郎「女と刺青」フォトブック
    • ブルーレイソフト『刺青』(非売品)1枚
    • 『刺青』Tシャツ(植地毅デザイン)
    • 支援者としてブルーレイにお名前をクレジット
    • 2020年09月 にお届け予定です。
    • 113人が応援しています。
  • 60000

    スクリーン上映権

    • お礼状
    • 『刺青』1日上映権
    • 支援者としてブルーレイにお名前をクレジット
    • 2020年09月 にお届け予定です。
    • 0人が応援しています。