facebook twitter mail key notification checkmark chevron chevron-left location image user group plus comment bubble

「元気になれる」紅型デザインの食器をクラウドファンディングで実現!

沖縄の伝統的染色「紅型」デザインを食器に。29歳の女流作家・新垣優香が初挑戦☆

沖縄の伝統染色技法「紅型」。カラフルで繊細なデザインを食卓へ☆紅型の着物や帯は高価ですが、その魅力をもっと伝えたいと思い、紅型の食器に挑戦します!

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額500,000円を達成し、2015年5月29日23:59に終了しました。

コレクター
237
現在までに集まった金額
1,644,000
残り日数
0

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額500,000円を達成し、2015年5月29日23:59に終了しました。

Presenter
ARAKAKI YUUKA プロフィールを表示

プロジェクトをブログやサイトで紹介

テキストエリアのコードをあなたのブログやサイトのHTMLに張り付けると、右にあるようなプロジェクトウィジェットが表示されます。

PRESENTER
ARAKAKI YUUKA

皆様、はじめまして!紅型作家の新垣優香(あらかき ゆうか)です。 私は、沖縄で生まれ育ったことで伝統工芸である紅型を知り、強い日差しにも負けない鮮やかな色彩に魅了され紅型作家を志すようになりました。紅型作家になって9年。これまでに作品をご覧いたら方々からたくさんの感想やコメントを頂きました。それらの中で、私が一番嬉しく、そして励みになっているのは「作品を観て元気をもらえた」、「笑顔になれた」という言葉です。この度のプロジェクトを通じて、紅型の魅力がもっとたくさんの方々にお伝え出来ればと思っています。どうぞよろしくお願い致します!

このプロジェクトについて

沖縄の伝統染色技法「紅型」。カラフルで繊細なデザインを食卓へ☆紅型の着物や帯は高価ですが、その魅力をもっと伝えたいと思い、紅型の食器に挑戦します!

紅型とは

皆様、はじめまして☆ 紅型作家の新垣優香(あらかきゆうか)です。

紅型とは、沖縄を代表する伝統的な染色技法の一つで、起源は13世紀ごろまで遡るといわれていています。琉球王国時代には、国王や貴族など身分の高い人達の衣装の染色手法として使われていました。紅型の「紅」は色全般を表し、「型」は様々な模様を表していると言われています。

紅型のデザインはとても美しく、南国の明るい日差しにも負けない色鮮は見る人のココロを魅了し、元気にしてくれます。そんな素晴らしい技術ですが、実は一般の方にはあまり知られていません(「びんがた」という読みも難しいでしょう)。生地を紅型で染めていくのに手間がかかり、非常に高価であるからです。

もっと知ってほしい

紅型作家になって9年。紅型の魅力をもっと知ってほしいと思っていたのですが、数が作れず高価であることで、なかなか広がらないのが悩みでした。

そこで考えました。紅型で生地を染めるのは大変、手間がかかりますが、「いったん生地の紅型を作り、デジタル技術の応用で磁器にプリントできれば、圧倒的に安く紅型の魅力に触れてもらうことができるはずだ」と。

試験してみました。後述のように非常に複雑な紅型の制作工程は変わりませんが、デジタルスキャナーで読み取ってカップや皿にプリントできることがわかりました。「紅型を磁器で広げる」。これが私のプロジェクトです。

支援のスキーム

デザインの転写を依頼するところは実績のある業者様ですが、実際に紅型のデータを磁器に転写されるのは初めてのことなので、最初は1セットだけサンプルを作り、色校正などを行う必要があります。また、ある程度のロットで生産しなければ単価を下げられず、ミニマムコミットメントが必要です。そのような事情もあり、そのコストは以下の通りです。

 ◯サンプル1セット(マグカップ、中皿、小皿)制作費=約16万円

 ◯最小生産量50セット=約30万円

 ◯紅型の製作にかかる材料費=約4万円

ということで目標額は50万円に設定しました。このプロジェクトはプロダクション・ファンディング(実行確約型)ですので、調達金額に到達しない場合でも足りない分は自分で賄います。ご支援して頂いた皆様にはマグカップやお皿を確実にお届けさせて頂きます。

クラウドファンディングの手法は、作家にとってとてもありがたいことです。全国にたくさんいる伝統工芸やアートに携わる人達が、この手法で制作・普及でき、サポートしていただける皆様とつながっていけることは、とても夢のあることだと思います。

コンセプト・特徴

今回のデザインコンセプトは「琉花(りゅうか)」です。琉花とは、その言葉の通り、琉球の花のことで、2種類の型紙を起こして表現しています。

1つ目の型紙は、いつもアトリエから見える沖縄の青い海をイメージしました。まっすぐにどこ迄も続く水平線を見ていると、ニライカナイの世界(私の中では、海の彼方にある楽園、誰もが笑顔でいられる世界)を感じます。

2つ目の型紙は、子供の頃からいつも身近に、見て、触れて、感じてきた大好きなハイビスカスやユウナの花などの南国(沖縄)の花々をモチーフにしました。また、今回パネルになっている作品は、海の世界と花の世界を重ね合わせたものになっています。2つを重ねあわせることでデザインに立体感を増し、私としてはとても気に入った作品をつくることができたと思っています。

磁器の原料はガラス質で還元焼成という手法を用い、釉薬は透明なものを使用するため、独特の白さが絵柄を引き立ててくれます。

焼成温度1300度以上の高温で焼き上げるために気孔がほとんどなく、強度も強く、薄手で軽いのが特徴です。勿論、食洗機や電子レンジもOKで一般のご家庭での普段使いが可能です。

紅型と向き合ってきた私

私が紅型をはじめたきっかけは、高校で染織デザイン科に入ったことでした。実をいうと、最初は鮮やかな色に惹かれはしましたが、伝統工芸という世界をあまり身近に感じてはいませんでした。しかし、日々、紅型のことを学んでいくと、伝統工芸であることの素晴らしさにも気づいていきました。

高校で3年間、染めの技法として紅型を学び、卒業後は工房で修業、2009年に独立し、紅型作家として活動しています。

2011年と2012年に、「りゅうぎん紅型デザインコンテスト」で2年連続大賞を受賞。日本美術展覧会(日展)入選、日本新工芸展3年連続入選など、着実に実績を重ねてきました。また、ウルグアイ(海外)や西武池袋本店、伊勢丹新宿店などで展示会を開催しました。

そのほかにも、ヒルトン沖縄北谷リゾートのエントランスに飾る作品を提供したり、沖縄の雑貨店elufeさんとコラボしたり、私の紅型デザインのマスキングテープを発売したりと、紅型の可能性を広げようと幅広く活動しています。

公募展や展示会を通し、審査員の方々やご覧頂いた皆様からたくさんの感想やコメントを頂きました。それらの中で、私が一番嬉しく、そして励みになっている言葉。それが、「作品を観て元気をもらえた」、「笑顔になれた」という言葉です。私は、それこそが紅型のもつ本当の魅力だと気付くことができました。伝統というのは守ることだけではなく、時代とともに変化することで継承されるものだと思いました。私はこれからも一生、沖縄で大好きな紅型と向かい合って生きていくことに決めています。

紅型の工程

紅型の工程は、概ね以下のようなものです。実査にはもっと細かい作業があり、特に重ね型の技法を用いる場合には繰り返す工程も増えるので長い時間が必要となります。地道に手間暇をかけることも「紅型らしさ」のひとつと言えます。

想定されるリスクとチャレンジ

実は、今回ひとつだけ不安に思っていることがあります。それは、最終的にイメージしている色彩が磁器でちゃんと出るかどうかということです。

紅型として、生地に色を表現することには慣れていますが、それをデータ化して磁器へ転写するのは初めてのことですし、専門の業者さんにお任せするしかありません。

転写の工程ですが、技術的にはリトグラフと同様で色ごとに版を(今回は10版)を起こし、それを1版ずつ重ねて転写するとのことです。

また、普段は、平面(生地)に対して図柄を落とし込みますが、マグカップやプレートは形状が特殊(曲面があり)なので、ある程度の歪を計算する必要もあります。

試作の段階では特に問題なく仕上がりましたが、量産時に均一な品質であがってくるかが少し心配なので、くれぐれも慎重に確認を行いたいと思います。

サンプルでは以下のように仕上がっています。

作家紹介

紅型作家:新垣優香(あらかきゆうか)1985年沖縄県那覇市生まれ

沖縄で生まれ育ったことで伝統工芸である紅型を知り、強い日差しにも負けない鮮やかな色彩に魅了され紅型作家を志すようになる。沖縄県立首里高等学校の染織デザイン科を卒業後、首里流染、玉那覇紅型工房、沖縄県工芸指導所(紅型コース)を経て2009年に作家デビュー。伝統工芸という固定概念にとらわれない発想(モチーフ)、技法(重ね型)、材料(グリッター)等により独自の作風と世界観を確立。その作品は数々の公募展でも入選し、国内外の百貨店・ホテル・ギャラリー等でさまざまな作品を発表している。現在、沖縄(読谷村)を中心に創作活動中。

リターン

最後に

当プロジェクトページを最後までご覧いただき誠に有難うございました。これを機に紅型や沖縄に興味をもって頂ける方が少しでも増えるようであれば、これほど嬉しいことはありません。お届けするアイテムは、きっと皆様の食卓に花を咲かせてくれると思います。応援頂けますようどうぞ宜しくお願い致します。

リターンを選ぶ

  • 1500

    〈リターン#01〉紅型作品集

    • 紅型作品集(新垣優香作)×1
    • 葉書(Thanksカード)×1
    • 2015年07月 にお届け予定です。
    • 21人が応援しています。
  • 2000

    〈リターン#02〉小皿(桃色)

    • 小皿(桃色)×1
    • 葉書(Thanksカード)×1
    • 2015年07月 にお届け予定です。
    • 46人が応援しています。
  • 2500

    〈リターン#03〉中皿(水色)

    • 中皿(水色)×1
    • 葉書(Thanksカード)×1
    • 2015年07月 にお届け予定です。
    • 15人が応援しています。
  • 4000

    〈リターン#04〉お皿セット

    • 小皿(桃色)×1
    • 中皿(水色)×1
    • 葉書(Thanksカード)×1
    • 2015年07月 にお届け予定です。
    • 63人が応援しています。
  • 5000

    〈リターン#05〉マグカップ

    • マグカップ×1
    • 葉書(Thanksカード)×1
    • 2015年07月 にお届け予定です。
    • 40人が応援しています。
  • 8500

    〈リターン#06〉食器セット

    • 小皿(桃色)×1
    • 中皿(水色)×1
    • マグカップ×1
    • 葉書(Thanksカード)×1
    • 2015年07月 にお届け予定です。
    • 26人が応援しています。
  • 25000

    〈リターン#07〉手染めパネル(水色)

    • 手染めパネル(水色)×1
    • 紅型作品集(新垣優香作)×1
    • 葉書(Thanksカード)×1
    • 2015年07月 にお届け予定です。
    • 5人が応援しています。
  • 25000

    〈リターン#08〉手染めパネル(桃色)

    • 手染めパネル(桃色)×1
    • 紅型作品集(新垣優香作)×1
    • 葉書(Thanksカード)×1
    • 2015年07月 にお届け予定です。
    • 4人が応援しています。
  • 32000

    〈リターン#09〉フルセットA

    • 手染めパネル(水色)×1
    • 小皿(桃色)×1
    • 中皿(水色)×1
    • マグカップ×1
    • 紅型作品集(新垣優香作)×1
    • 葉書(Thanksカード)×1
    • 2015年07月 にお届け予定です。
    • 5人が応援しています。
  • 32000

    〈リターン#10〉フルセットB

    • 手染めパネル(桃色)×1
    • 小皿(桃色)×1
    • 中皿(水色)×1
    • マグカップ×1
    • 紅型作品集(新垣優香作)×1
    • 葉書(Thanksカード)×1
    • 2015年07月 にお届け予定です。
    • 12人が応援しています。