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朽ちゆく茅葺屋根修繕をクラウドファンディングで実現!
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兵庫県西宮市にある山あいの地域・船坂で茅葺古民家の再生に取り組むグループです。
兵庫県西宮市の山間地域・船坂で開催中の、茅葺屋根修復ワークショップ Bake&Restore。昨今の大雨・地震・台風の猛威で朽ちる勢いが増し、応急処置を茅葺職人さんに依頼したい。
はじめまして。私たちは兵庫県西宮市の山間地域・船坂で茅葺古民家の再生に取り組む、茅葺屋根修復ワークショップ“Bake&Restore”の実行委員 西口礼子、西口かおり、西崎瑠美です。(船坂自治会活動の一貫として発足した「まちづくり部会・古民家再生プロジェクト」の有志メンバー)
Bake&Restoreは「パンを焼いて、茅葺屋根を直そう」を合言葉に、2017年10月から約1年に渡って開催している茅葺屋根修復ワークショップです。
私たちがBake&Restore実行委員の西口礼子(右)、西崎瑠美(中央)、西口かおり(左)です。みなさまどうぞよろしくお願いいたします。
Bake&Restore参加者のみなさんとの写真。
今では農村・里山でも希少な存在になり、現在の建築基準法では新築できない茅葺古民家。その貴重な文化的価値を守り受け継ぐためにできることは、現存する建物の修復しかないという事実をご存知でしょうか?
茅葺屋根の材料になる茅(かや:屋根作りに適した背の高い植物の総称)は昔の農村や里山では簡単に手に入ったため、それで屋根を葺くのは当たり前だったそうです。麦を育て、食料とした後に残った茅で屋根を修復する。茅葺古民家は、「食べること」と「住むこと」が循環する文化的営みのなかで生まれた合理的な建物でした。
しかし、経済成長期における農村・里山の宅地化とともに、近代的でないイメージの茅葺屋根は減少の一途を辿り、私たちが暮らす船坂でも茅葺古民家はすでに数えるほどしか残っていません。また、昔は村民が総出で茅を刈り屋根を葺いていたのですが、今では関西圏外から茅を購入し、茅葺職人さんに屋根を葺いてもらう必要があります。この費用の捻出が難しく修復できずに朽ちていくのが、茅葺古民家を取り巻く大きな問題のひとつです。
私たちが修復しようとしている茅葺古民家(手前)。お隣は大学生ボランティアにより少しずつ修復が続けられている古民家。船坂は茅葺古民家が密集する阪神間でも珍しいエリアで、こういった希少な風景を守っていきたいと考えています。
「Bake&Restore」という取り組みは、船坂の休耕田を再整備し、茅になる小麦を植え、収穫した小麦でパンを焼いて食べ、残った茅で茅葺屋根を補修する約1年間のワークショップです。ひと昔前は生活の一部だった“地域にある材料で屋根を住民総出で修復する”という作業を現代的に“ワークショップ”と捉え直し、循環型の暮らしを取り戻すためのささやかな実験としてスタートしました。(もちろん、船坂の豊かな自然環境を都市部住人はじめ多くの人に知ってもらい、地域活性化の一助にしたいという思いもあります)
私たちの想いに共感してくださったワークショップ参加者の方々、地域住民・地元企業・地元大学生・農家・茅葺職人・パン職人のみなさんにご協力いただき、2017年10月に“小麦の種まき”ワークショップを開催。以降、茅葺屋根の骨組みとなる竹を刈り、麦踏みを行い、麦の穂を摘み、収穫した小麦でパンを作るという一連のワークショプを約9ヶ月に渡り行ってきました。
実行委員メンバーのひとりが所有する休耕田を耕し直し、麦の種を植えたのが2017年11月のこと。
麦踏みの様子。芽の段階で数回踏んであげると、強い芽に育ちます。
茅葺古民家周辺の竹林で行った、竹刈りの様子。竹は茅葺屋根の重要な構造部材になります。
周辺の茅場で行った茅刈りの様子。茅のまとめ方を茅葺職人さんから教わりました。
春になると麦が一気に育ち始めました。
順調に育つ麦の様子。
麦の穂が黄金色に色づき、いよいよ収穫。茅葺屋根にするには、茅の高さが90センチ以上あるのが望ましいそうです。
麦収穫作業の様子。かなりの量だったため、大変な作業になりました。
収穫後に分けられた小麦と茅。これを使ってパンを焼き、屋根を修復します。
ワークショップでは毎回、農家さん・茅葺職人さん・村の方々・古民家のプロの方々のお話を聞きました。
そして、今年の9月下旬にはフィナーレとなる“茅葺きワークショップ”を開催します。このような取り組みが初めてだった私たちにとって、ここまでの道のりは試行錯誤の連続。無事に小麦を収穫でき、茅葺屋根の材料となる茅も手に入れられたのは、ご協力いただいた関係者の皆さまのあたたかいご支援あってこそでした。
しかし、ひとつだけ心残りがあります。
それは、今回のワークショップでは屋根全体のほんの一部しか修復できないこと。
昨今の自然災害(大雨や台風、地震)の猛威もあり、茅葺屋根の朽ちる勢いが増しています。ワークショップスタート当初は修復目処を屋根全体の5%ぐらいに設定していました。しかし、現在は15%~20%を修復しておかないと不安な状況です。
指導してくださった農家さんのおかげで、茅は順調に収穫できました。屋根の修復には茅葺職人さんにもご協力いだきます。ただ、当日はボランティア的にワークショップ講師を務めていただくため、現状では1日で修復できる範囲を広げるのは難しい状況です。
私たちが修復しようとしている茅葺古民家の様子。すでに朽ち始めており、すぐでもに応急処置が必要な状態。タイムリミットが近づいています。
このような経緯で、私たちはみなさんからご協力を得られないかと考え、今回はじめてのクラウドファンディングに挑戦しました。目標は、茅葺職人さんにお支払いする数日分の作業費50万円。朽ち始めている部分を早急に補修し、屋根全体が崩れてしまうのを防ぐ工事を行っていただく予定です。
私たちが暮らす船坂には、まだいくつも茅葺古民家が眠っています。今回の挑戦で茅葺屋根の一部修復が実現できれば、同様の取り組みで少しずつ屋根を直していけるようになるかもしれません。阪神間で暮らすより多くの人に、私たちの取り組みを知っていただけるかもしれません。茅葺屋根の修復が、地域を活性化していくための足がかりになると私たちは信じています。
みなさま、どうかご支援のほどよろしくお願いいたします。(船坂Bake&Restore実行委員会 西崎瑠美、西口かおり、西口礼子)
リターンの一部には、農薬や肥料を使っていない船坂産の小麦をお送りします。収穫した小麦粉に合うレシピも併せて送付します。船坂の田園風景や茅葺屋根を想い起こしていただければ幸いです。
¥10,000コース(茅葺古民家でのお食事懇親会&船坂散策+特製小麦粉500gとレシピ)について
当日ランチを楽しんでいただく茅葺古民家の様子。写真はワークショップでの食事風景です。
11月4日(日)のお昼に船坂で開催する、茅葺古民家でのお食事懇親会にご招待します。当日は、まず古民家を見学していただき、その後船坂を散策。散策から戻ってから、古民家でBake&Restoreのメンバーと一緒に昼食と懇親会を楽しんでいただきます。(ランチには特製小麦を使ったパンや船坂の野菜を使用。懇親会にはBake&Restore関係者も参加予定です)
¥20,000コース(茅葺古民家での猪鍋懇親会&プロジェクト報告会+特製小麦粉500gとレシピ)について
当日は、古民家見学&プロジェクト報告会のあとに、船坂の野菜と猪を使った猪鍋をご賞味いただきます。(写真は別邸です)
11月4日(日)の夕方から船坂で開催する、茅葺古民家での猪鍋懇親会にご招待します。当日は、まず古民家を見学していただき、その後Bake&Restoreのプロジェクト報告会。報告会終了後は、古民家でBake&Restoreのメンバーと一緒に猪鍋を囲んで懇親会を楽しんでいただきます。(お食事には特製小麦を使ったパンや船坂の野菜・猪を使用。お土産に船坂産野菜のセットをお渡しします。懇親会にはBake&Restore関係者も参加予定です)
西宮市街から車で約30分ほどで広がる、船坂の自然豊かな風景。都市と農村の住民たちが交流しながら、茅葺屋根も一緒になって修復していける持続可能な循環を生み出したいと考えています。
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