競争原理から 分かち合う暮らしへ
vol. 15 2012-06-23 0
競争原理から 分かち合う暮らしへ。 シャロムコミュニティー
福島の災害や リーマンショックに見る経済破堤 地下資源の枯渇 オイルピーク 温暖化の問題 水不足 これからくる食料危機を考えるにつけ 経済システムも変える時に来たように思います。
降りていく生き方 分かち合う生き方です。有限な地球で無限な経済成長はあり得ません。
それはシャロムの生き方についても同様です。
シャロムはずっと皆さんに支えられてやってこれました。
有り難いことと感謝しています。
でも心の中に 葛藤がトップとしてずっとありました。
成長をし続けなければならない資本主義の生き方はもう無理なんだと考えてもいました。
個人の利益は得られるが地球が2.5個も必要な事になってしまう
地球一つで暮らす生き方にシフトする。
パーマカルチャーや自然農の考え 知足の暮らしに ワールドシフト、トランジションする。
「持続可能な幸福感に満ちた社会」はサーカー、ラビ・バトラのいう「プラウト主義経済社会」の実現です。
それはシュタイナー ガンジーが目指した世界でもあります。
今まで一緒にリーダーのもとに運営してきたシャロムを
宿とレストラン ショップ 農を分離 パートナーシップによる より小さな組織にしました。
売り上げ 経費をみんなで分けるシステムとし コーポラティブ(組合方式)コミュニティーに移行します。
各自が自立して重なり合うそんな世界です。
自立心を高め 各自が経営者 そして支え合う よりスモールな感覚です。
農業はCSA(CSAとは、Community Supported Agricultureの頭文字をとったもので、
「地域のコミュニティに支持された農業」という意味)を取り入れレストランと宿で支える。
生きる基本である農を支え 暮らしのベースにした生き方です。
大変とは大きく変わると書きます。
今の大変な状態を 大きく変われるチャンスととらえたいと思います。
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すべて善しとする
融合しあう独自の世界 野菜の達人・No.5 掲載ページより
http://shalomusui.blog90.fc2.com/blog-date-201105.html
安曇野に、農的暮らしに心惹かれる人々が集まるコミュニティがある。
シャロムヒュッテを中心に ピースフードのレストラン 薪の石窯で焼くパンやピザ フェアートレードのシャンテバザール シュタイナーの木の小物やおもちゃ 本も販売している ギャラリースペースや安曇野のインフォメーション ワークショップスペース 自然栽培の農場 野外保育森の子等 またワークショップやコンサートなどもおこなわれている。いろんなものがつながり合い心地よい世界を作り出し もう30余年になるという。
緑に包まれた半セルフビルドのヒュッテは、ヨーロッパの山岳リゾートを思わせ 毎日たくさんの人たちが訪れる。
夜の団欒の時間、オーナーの臼井さんは集まったゲストにこう尋ねる。
「最近、興味をもっていることは何ですか? どうしてシャロムに来ようと思いましたか?」
その答えはさまざまだが、共通しているのは、自然の近くで過ごしたいこと、
そして将来は自給自足の農的な暮らしをしたいから、という人も多い。
シャロムヒュッテが実践している農的な暮らしは、世界各国のさまざまな思想や、考え方が融合され、独自の世界を織りなしている。
宿の本棚を見ると、その世界観の一端に触れられるだろう。
自然農やパーマカルチャーの関連書籍、詩集に童話に哲学書、マンガ本 思想書、科学の本、スピルチャルな本 料理のレシピまで、壁にはぎっしり本が並び、まるで図書館にいるようだ。
畑を見てみよう。川口由一の自然農、福岡正信の自然農法、 岡田茂吉のMOA自然農法、森林農法、炭素循環農法、有機栽培と、さまざまな農法が実践されている。
「こんなにいろいろな農法を一箇所でやっている場所は、他にないかもね」と臼井さんは愛嬌たっぷりの笑顔を見せる。
どれかひとつだけが正しいのではないという柔軟な姿勢は、敵や味方を区別しない、自然農の畑の姿にも似ている。
継続可能な暮らしを
美しくデザインする
臼井さんがとても楽しそうに、けれど志高く取り組んでいるのは、継続可能な暮らしのかたち。
たとえば、コンポストトイレ。
「水洗トイレは便利だけど、水を流したり、汚水を浄化するのに沢山のエネルギーが必要になる。
し尿を堆肥化し、土に還すコンポストトイレなら、エネルギーの負荷もなく、循環が断ち切られることはありません」。
雨水を貯めるタンクもある。ドラム缶を利用したメタンガスの発酵装置や自転車発電機 籾殻のボイラー ソーラーパネルや風力発電もある。
薪ストーブも、アースオーブン 薫製室 ペチカもある。
そのすべては、実用的でありながら、見るとわくわくするものばかり。
農的暮らしを“楽しむ”とは、こういうことなのかと、憧れる人も多いだろう。
田畑だけでなく、その周囲の暮らしのとらえ方や、考え方、デザインの美しさが、多くの人々がシャロムに呼び寄せられる理由なのかもしれない。
足るを知ることが
これからの希望になる
「自然農の畑は、たくさんは採れません。でも、それでよしとします」と臼井さん。
100あるうちの、60しか収穫できなかったとしても、40は大地に蓄えられている。
今年よりも来年のほうが、来年よりも再来年のほうが、土が豊かになって収穫も増えていく。
収奪しない調和した生き方 それが持続可能性を生みます。
「自然界に間違いはありません 多くは私たちの自然への接し方がまちがっているように思います。
自然界への関わり方をあやまらなければ、余剰物で人間は生きられるのです」。
奪わない。競争しない。自然農の小さな畑には、そんな平和な世界がある。
たくさんの草が茂る畑を眺めながら、臼井さんは「本当に美しいね」と目を細めてつぶやく。
農作業の手伝いは
いつでも大歓迎
シャロムでは、パーマカルチャー塾 自然農学習会や農業体験 安曇農楽舎という、農的な体験実習を行っているが、それ以外でもいつでもお手伝いは大歓迎。
自然農の畑や田んぼの楽しさと気持ちよさは、 実際に触れてみなければわからない。
シャロムに訪れたなら、朝の瞑想やモーニングヨガをして、エコツアーに参加し、朝ごはんを食べ、その後に畑の手伝いを申し出てみてはいかがだろう。
わかちあうことを喜びとする、臼井さんはじめ、農業スタッフが、きっと温かく迎えてくれるはずだ。
地球ひとつで暮らす
ワン・アース・プロジェクト
臼井さんは、シャロムの他にもうひとつ、小さなゲストハウスをはじめている。家族労働で支えられているシャンティクティという名のその宿で、地球一つで暮らす“ワン・アース・プロジェクト”の取り組みを行っている。
「今の日本人の暮らしは、自然と第3国を犠牲にした地球が2.5個必要な暮らし方。
シャンティでは、食料とエネルギーを自給し、持続可能な暮らしができるモデルをつくりたいと考えています。
地球1個で暮らす知足の暮らしが目標です」
ワン・アース・ワン・ラブ 未来の希望がここにある
これからの生き方 瓦理論
20世紀は瓦を縦に重ねた時代です。
クラスで1番 会社で1番 ワールドカップで1番
縦に重ねた瓦の下には一人しか憩えません。
そして2~3枚欠けても問題ありません。
瓦は縦に重ねるのでなく横に重ねる
それも30パーセント重ねて横に並べると
雨の漏らない1番広い面積ができます。
また1枚欠けても雨が漏ります。
どんなものも存在価値があります。
またたくさんの人が憩うことができます。
縦型から横型に
リーダー型からパートナーシップの時代に
ダーウィンの進化論から今西錦司さんの弱者も住める棲み分け論の時代に
トラとライオンは争いません 片や林に片や草原に住み分けているからです。
草だって虫だって役割があります。
奪い取る時代から分かち合う時代へ。
アメリカンドリームを達成したビルゲイツ 素晴らしい経営者です。
片やリナックスという組織があります。
すべてのソースを解放してみんなでなおす。
使ってもらえることが自分の喜びという資本主義の根底を覆す考えです。
今では多くの人たちがリナックスのサーバーを無料で使わせてもらっています。
与え合う世界です。これは人を幸せにします。
資本主義は物の豊かさを生みました。
それは自然と第3国が犠牲となって成り立っている仕組みです。そろそろこの仕組みを変える時期に来ています。
日本人の暮らしを世界中の人がすると地球が2.5個必要です。持続可能ではありません。
21世紀は分けたものが再び合う時代 分かち合いの時代です。
そして本物が評価されつながりを取り戻す時代です。
分断して競争する仕組みから 融合して共生する時代を迎えています。
Imagine all the people Living life in peace
人々が平和に暮らしているということを想像してごらん。
LOVE ALL SERVE ALL
あなたと私はばらばらで別々なんだという考えは分離対立を生みました。
分離することにより専門化が進み効率も良くなり物質的には豊かになりました。
しかし 個人の利益の追求、競争は人を幸せにはしませんでした。
分離の時代は終わりました。
これからは一つに溶け合う時代です。
あなたと私。宇宙も全てがひとつなのです。