アサシン通信VOL.5 ストーリー構成について
vol. 5 2014-10-05 0
「アサシンシスターズ2」は伝統的な三幕形式で脚本が作られています。
第一幕(セットアップ~第一ターニングポイント"TP"まで)
シスターズの紹介と今回の事件の背景、関連登場人物紹介
第二幕(物語の展開とミッドポイント"MP"を経て第二ターニングポイント"TP"まで)
事件の伸展とお楽しみシーンを経て絶頂、しかしその後どん底まで落ちる
第三幕(クライマックスを経て問題の解決まで)
意外なところから解決の糸口が見え、最後の対決へと向かう
この間にアクション映画らしい、銃撃戦や追跡劇、乱闘シーンなどを散りばめ、プレゼンテーション投稿でも書いた以下のコンセプトを具体化します。
①老若男女が楽しめる娯楽映画であること
②先の読めないわかりやすさ、起伏の多いストーリー展開であること
③ハリウッド映画級のアクションが次々に展開すること
④葛藤を乗り越えて主人公たちが成長すること
⑤美しい映像、心に残る音楽が使われていること
⑥「真・善・美・正義」がテーマとして語られていること
あと上記に付け加えるとしたら、私の映画づくりの基準として「外国人が字幕なしで見て楽しめる映画」を目指しているというところでしょうか。若いころに海外赴任していて週末には地元の映画館(入場料が700円くらい)によく通っていましたが、そこで感じたことは「面白い映画は映像を見ているだけで何が起こっているかわかる」ということでした。「ダイハード」や「ベルリン天使の詩」など、アクション、文芸作品問わずです。今回の脚本は結構長い台詞回しもありますが、できるだけ「画」で見せる作り方を心がけたいと思っています。