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文化芸術を資源とした新しい社会モデルづくりをクラウドファンディングで実現!
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「公益財団法人みんなでつくる財団おかやま」は、岡山県内の約100名の若者による“呼びかけ人”が中心となり、広く市民に基本財産の寄付を呼び掛け、530名より集まった4,133,000円を基本財産として設立しました。 地域の社会課題解決をじぶんたちの手で実現するための「あたらしいインフラ」として、この岡山の地に根付くものになるよう、取り組みを展開していきます。
岡山市の新しい市民会館整備計画がすすむ「今」こそ、市民とともに劇場・ホールに関する知見を広め、関心を高めることで、岡山市の文化芸術創造都市へのビジョンを展望していきます。
音楽・舞踊・演劇・伝統芸能・演芸の水準の向上と振興を図ることを目的に「劇場法」が2012年に制定され、公共劇場・ホールは新しい地域の文化を発信する機能を強化する必要性が高まっています。
広島県のアステールプラザ、香川県のサンポートホール高松などは貸館と新しい地域の文化を発信する創造型事業を実施しており先進的な事例となっています。しかし、岡山県では多くの施設が貸館化しており、創造型事業は実施できていない状況です。
また、岡山市民会館と岡山シンフォニ-ホ-ルの利用者数合計は、2009年度では約53万6000人でしたが、2013年度では47万9000人にとどまり、5万7000人の減少(−10.7%)となりました。
ご存知の通り、現市民会館(北区丸の内・1,718席)と市民文化ホール(中区小橋町・802席)の老朽化に伴い、岡山市は2012年度に両公立文化施設の移転建て替え計画を発表しました。両施設の一体型整備と分離型整備の案が浮上したり、建設候補地も複数箇所が対象になるなど、いろいろな観点から模索と検討が続いています。
公立の文化施設とりわけ劇場やホールを整備することは、その地域のまちづくりをはじめ、文化芸術の振興、教育・福祉・観光等への波及効果、地域間や世代間の交流促進など、さまざまな可能性が内包されています。岡山市にとっても、どのような新しい市民会館を整備するかは、これからの発展を考えるうえで焦眉の課題と言えます。
一方、岡山市の公立文化施設あるいは文化芸術拠点の整備について、市民への情報公開や課題共有、市民の劇場・ホールについての基礎的な知識は、必ずしも十全とはいえない現状があります。新しい市民会館が岡山市民にとってかけがえのない公共財として整備されていくためにも、劇場・ホールについての基礎的な知識を学び、これからの劇場・ホールについての社会的な役割を知ることが肝要だと私たちは考えています。岡山市の新しい市民会館づくりについて、まだ多くのことが決まらない、今だからこそ、市民とともに学び考える、絶好の時期だといえます。
経済成長に依存したまちづくりだけではなく、地域の文化芸術資源を生かした新しい社会モデルを目指して、劇場・ホールについて深く理解し、活用することができる人材の育成を2015年度から2ヵ年計画の事業として実施していきます。
第一弾として初年度は<施設・環境編>とし、文化政策者、劇場プランナー、劇場館長、芸術監督らを講師陣に、劇場の歴史・形態・機能から劇場の役割と使命、劇場にまつわる法律・制度・文化政策、劇場の運営・人材・事業、公立劇場の多様性、地域劇場の未来戦略などについて知見を広める 「全6回の公共劇場について考えるセミナー( 施設・環境編 )」を開催します。劇場・ホールの役割と使命の理解を深め、まちづくりと文化芸術の関係についての認識も高めながら、岡山市の新しい市民会館計画の現状と展望を知る場を創造します。
加えて、全6回のセミナー実施後に報告会を行うことで、セミナーに参加できなかった方にもポイントを分かりやすく伝え、市民全体で「私たちにとっての公共劇場とは何か?」 と考える機会を広く提供します。特に次世代の育成が大切なため、演劇関係の高校、高校生、協議会などを積極的にご招待します。
2ヵ年目は、<人材・事業編>と銘打って演出家、振付家、音楽家、美術家らを講師陣に迎えて、体験型のシアターワークショップを行うことで人材の育成・事業創出をおこなっていく計画です。
第1回 2015年9月5日(土)
内容:劇場とは何か――古今東西の歴史的変遷と現代における社会的役割
講師:草加叔也氏(空間創造研究所代表)
会場:旧岡山市立内山下小学校・教室
古代ギリシャから21世紀の現代にいたる劇場建築の歴史をひも解き、多様な形態と機能に込められた特性について解説する。また、日本全国に2千有余あるといわれる公立文化施設のなかで、劇場・ホールに託された公共財としての社会的な役割と使命を明らかにする。
第2回 2015年10月3日(土)
内容:劇場はいかに誕生するか――劇場法などの法制度と多様な整備・運営方式
講師:伊藤裕夫氏(日本文化政策学会会長)
会場:旧岡山市立内山下小学校・教室
文化芸術振興基本法、指定管理者制度、劇場法など、劇場・ホールにまつわる法制度の成立と影響を解説する。また、自治体直営、公設民営、PFI、指定管理者などの整備・運営方式を知るとともに、芸術監督、プロデューサー、実演家、技術者など施設の専門特性を学ぶ。
第3回 2015年11月7日(土)
内容:劇場は誰のものか――文化芸術の社会的役割と地域・市民に開かれた運営
講師:吉本光宏氏(ニッセイ基礎研究所研究理事)
会場:旧岡山市立内山下小学校・教室
今では文化芸術は劇場や美術館で鑑賞したり、趣味で楽しんだりするだけの存在ではない。教育や福祉、まちづくり、地域創生など、幅広い分野で文化芸術の持つ可能性に注目が集まり、各地の実践例で様々な成果が報告されている。そうした文化芸術の新たな社会的役割を視野に入れ、地域・市民に開かれた劇場の目指すべき方向、事業や運営のあるべき姿を考える。
第4回 2015年12月5日(土)
内容:事例研究「地域劇場の挑戦」①
講師:衛 紀生氏(岐阜県可児市文化創造センター館長兼劇場総監督)
会場:岡山市内
市民協働による誕生から地域拠点劇場へと進展する可児市文化創造センターの衛紀生館長兼劇場総監督を迎え、地域劇場における観客創造のマーケティングを解説してもらうとともに、自主文化事業における社会包摂事業やアウトリーチ事業の可能性について語る。
第5回 2015年12月19日(土)
内容:事例研究「地域劇場の挑戦」②
講師:松井憲太郎氏(埼玉県富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ館長)
会場:岡山市内
固有の地域資源を劇場・ホールの経営に生かしながら、先駆的な文化発信やまちづくりに取り組む富士見市民文化会館キラリ☆ふじみの松井憲太郎館長を迎え、手がけてきた舞台芸術と公立劇場の関係を通じて、地域劇場が果たすべき社会的使命と未来戦略について語る。
第6回 2015年12月25日(金)
内容:事例研究「地域劇場の挑戦」③
講師:宮城聰氏(静岡県舞台芸術センター芸術総監督)
会場:岡山市内
舞台芸術のための専用の劇場と稽古場を擁し、劇場専属の劇団を率いる静岡県舞台芸術センターの宮城聰芸術総監督を迎え、創造的な劇場の人材・組織・運営体制をもとに、国際演劇フェスティバルから中高生鑑賞事業まで、地域劇場のリーディングシアターについて語る。
報告会の開催 2月ごろ 無料
寄付プランごとの特典は下記の通りです。
※セミナーに参加希望の方はinfo@artfarm.or.jpまで別途ご連絡ください。
本事業は、本プログラム助成金以外にもセミナー参加費(2,000円×30名×6回)を徴収し実施します。
目標金額を達成できなかった場合は、内容と経費のダウンサイジングを図り、また、当団体の年間事業費より拠出することで事業を実施します。
目標金額を超えた場合は、セミナーに係る消耗品やスタッフ交通費に充当します。また、2年目の事業にも充当させていただきます。
私たちのプロジェクトに興味を持っていただき、本当にありがとうございます。
この事業を通じて、劇場・ホールについての理解を深め新しい市民会館が岡山市民にとってかけがえのない公共財として整備・活用されることを実現していきたいと考えています。岡山の文化芸術を支えていく私たちの活動に対するご支援のほど、よろしくお願いします。
特定非営利活動法人アートファーム
<活動内容>
舞台芸術を主体とする芸術文化の可能性を社会のさまざまな分野に拡大させるための活動を行っています。
<代表者>
代表理事 大森 誠一
<設立年月日>
1992年12月20日(2005年4月7日法人化)
<ホームページ>: http://www.artfarm.or.jp
実施団体の詳細な情報はおかやまシェア・ウェブをご覧ください。
1000 円
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