心の対話としての緊縛と身体の知識
vol. 4 2026-03-11 0
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ご支援くださった皆様、本当にありがとうございます。
今日は少しだけ、
なぜこの本を書こうと思ったのかについて
書いてみたいと思います。
緊縛はよく「縄の技術」として語られますが、
実際の現場ではそれだけではありません。
そこには多くの場合、
心のやり取りがあります。
なぜ人はSMや緊縛に惹かれるのか。
なぜ拘束や痛みの中に安心や解放を感じる人がいるのか。
こうした心理については、
さまざまな研究や議論もあり、
関心を持つ人も多いテーマです。
緊縛の魅力の一つは、
そうした心の対話のような時間にあるのだと思います。
ただ、その時間を安心して楽しむためには、
もう一つ大切な条件があります。
それが 身体の安全です。
緊縛は身体に直接触れる表現です。
縄の位置や身体の構造を理解していないと、
思わぬ怪我につながることがあります。
たとえば前回のアップデートでは、
橈骨神経麻痺について紹介しました。
しかし神経の問題はそれだけではありません。
腕には橈骨神経のほかにも
尺骨神経や正中神経が通っています。
また、神経障害は腕だけではなく
足でも起こる可能性があります。
手首が動かないといった機能障害は
比較的気づきやすいのですが、
しびれや感覚の鈍さのような症状は
原因がわからないまま長引いてしまうこともあります。
こうした問題は、
縄の技術そのものというよりも、
身体の構造をどれだけ理解しているかに大きく関わります。
しかしこれまで緊縛の世界では、
・経験
・流派
・個人の技術
として多くの知識が受け継がれてきました。
その一方で、
身体の知識を体系的に整理した資料は
あまり多くありませんでした。
そこで今回の『緊縛学』では、
・身体の構造
・神経への配慮
・縄や素材の特性
・事故を防ぐための設計
といった視点から、
これまで現場で積み重ねられてきた知識を
整理してまとめようとしています。
心の対話を安心して楽しむためにも、
身体の安全はとても大切です。
この本は、
緊縛という文化を続けていくための
一つの土台になればと思っています。
これからのアップデートでは、
本の中で扱う内容の一部も
少しずつ紹介していこうと思います。
どんな本なのか。
どんな知識を残そうとしているのか。
少しでも伝われば嬉しく思います。
この本を必要としている方に届けば嬉しく思っています。
もし周りに関心を持ちそうな方がいらっしゃいましたら、
お知らせいただけたらありがたく思います。
▼プロジェクトページ
https://motion-gallery.net/projects/architecture_of_kinbaku
