コルカタ国際映画祭レポート&サンタモニカ国際映画祭ノミネート
vol. 39 2022-12-25 0
本作がノミネートされたインドの第28回コルカタ国際映画祭に参加するために、遠山昇司監督と武田知也プロデューサーがインドのコルカタに滞在していました。監督がこれまでに参加した映画祭の中では最大の規模感だという映画祭の様子をお届けします。
『あの子の夢を水に流して』(英語タイトル“The River Breathes”)は12月20日と21日に上映されました。12月20日の1回目の上映は、収容人数1200人の会場で行われ、上映の前には遠山監督によるスピーチも実施。印日文化センターでの21日の2回目の上映後には記者会見も開かれました。上映後は、感想を伝えてくれるお客さんがたくさんいて、とても好評でした。撮影、録音、照明、音楽、俳優についてなど、さまざまな角度から熱い想いをぶつけられました。若い学生さんから、年配の批評家さん、現地の俳優さんなど、本当にいろんな方が観に来られていたそうです。
12月20日の上映前のスピーチの様子
12月21日の上映後に行われた記者会見の様子
残念ながら本作は受賞を逃しましたが(同部門はタジキスタンの作品が受賞)、たくさんの反応や映画祭の賑わい、そして街や人々の熱気に包まれた濃密でかけがえのない滞在となり、関係者一同、この経験を今後の上映にも生かしていきたいと感じています。
今回の滞在では、非西欧圏で初めてノーベル文学賞を受賞したインドの詩人・タゴールが作り上げた作品の魅力に迫ったドキュメンタリー映画『タゴール・ソングス』を監督したコルカタ在住の佐々木美佳さんに、現地でのサポートをしていただきました。この場を借りてありがとうございました!
左から佐々木美佳さん、遠山昇司監督、武田知也プロデューサー
また、コルカタ滞在中にうれしいお知らせもありました!カリフォルニア州サンタモニカで開催される第17回サンタモニカ国際映画祭のオフィシャルセレクションにノミネートされました。これで本作のノミネートは、5つ目、5カ国目です。
http://www.santamonicafilmfestival.com/