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日仏朗読舞台「アンドレの翼」のフランス公演をクラウドファンディングで実現!
軽井沢朗読館は、今年9月、90年前に佐賀県背振山に不時着した冒険家アンドレ・ジャピーの物語を描いた日仏朗読舞台『アンドレの翼』をパリとアンドレの故郷であるボークールで上演します。公演成功のため、ぜひご支援ください。
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2010年に開館した長野県北佐久郡軽井沢町にある朗読を専門とするホールです。館長は元NHKアナウンサーである青木裕子がつとめています。
軽井沢朗読館は、今年9月、90年前に佐賀県背振山に不時着した冒険家アンドレ・ジャピーの物語を描いた日仏朗読舞台『アンドレの翼』をパリとアンドレの故郷であるボークールで上演します。公演成功のため、ぜひご支援ください。
1.冒険飛行家アンドレ・ジャピーの不時着事故
<アンドレジャピー(1904-1974年)>
1936年、 佐賀県脊振山の霧深い山中に、ひとりのフランス人冒険飛行家が不時着しました。彼の名は、アンドレ・ジャピー。まだ若き飛行士だった彼は、新鋭機のコードロン・シムーン機によりパリ~東京の100時間懸賞飛行に挑戦中、悪天候に見舞われて遭難しました。
目的地の東京までは残りわずか1,000kmのところでした。
<墜落現場>
瀕死の彼を救ったのは、炭焼き職人など 地元の村人たちでした。当時は外国人を目にしたことすらなかった九州の山中。言葉も文化も異なる中、彼らは持てる限りの力でアンドレを助けました。
<入院中のアンドレ>
地元の医師による応急処置、そして九州大学病院での4カ月にわたる治療の末に無事に退院したアンドレは、命の恩人である九州のひとびとに感謝と別れを告げ、東京を経由してフランスへと帰国します。
この頃、日本では東京~ロンドンの長距離飛行に挑む「神風号」プロジェクトが計画されており、アンドレはこのプロジェクトのため自身の使用した航空地図を提供したり、「神風号」のパイロットである飯沼正明氏、塚越賢爾氏と会い、実践的なアドバイスをしたりするなど、日本への感謝の意を示すかのように惜しみない協力をしてくれました。
そして、「神風号」は1937年4月9日、東京-ロンドン間の飛行時間で世界新記録を達成しました。
この不時着事故の救出劇は、やがて 日本とフランスを結ぶ奇跡として語り継がれていきます。
1991年には、この出来事をつぶさに描いたごんどうちあき著の児童書 『飛べ!赤い翼』が出版され、この作品は後に翻訳され、アンドレの故郷であるフランス・ボークールの児童たちにも配布されました。
また、1996年には、 ボークールと、救出の舞台となった脊振村(現・佐賀県神埼市)が姉妹都市提携を盟約しました。
2.軽井沢朗読館と朗読舞台『アンドレの翼』
「私の親戚にアンドレ・ジャピーというフランスの冒険飛行家がいたの」
この朗読舞台『アンドレの翼』が誕生したきっかけは、軽井沢朗読館の館長である 青木裕子が、50年前に一人のフランス人女性と出会ったことでした。女性の名前はジェニー。
ふたりは同世代で、言葉も文化も異なる中、偶然の出会いから親交を深め不思議な友情を育んできました。出会ってから40年の時を経たころ、仲良しのふたりが電話で話をしている最中、あるときジェニーさんが言いました。
「私の 親戚にアンドレ・ジャピーというフランスの冒険飛行家がいたの。小さいころお母さんに聞いた話を思い出した。ユウコさん、もうすぐ定年退職だと言っていましたね。フリーになったら二人でフランスに行って、アンドレ・ジャピーのことを調べて、朗読劇を作って、それをヨーロッパの人たちに読んで聞かせましょう」と。
<2013年 『アンドレの翼』朗読の様子>
● 軽井沢朗読館と館長・青木裕子について
『アンドレの翼』誕生秘話の続きをお話しする前に、少しだけ、わたしたち 「軽井沢朗読館」と館長の青木裕子のご紹介をさせてください。
<軽井沢朗読館>
軽井沢朗読館は、長野県・軽井沢の自然の中にたたずむ、小さな 朗読専用のホールです。朗読のみを専門とするホールは日本できっとここだけではないかと思います。
元NHKアナウンサーの青木裕子が、 「美しい日本語を声に出して楽しめる場所をつくりたい」という長年の願いをかたちにし、様々な方のご協力を受けながら、私費を投じて2010年にオープンしました。
建物は、木をたっぷりと使い、ぬくもりが感じられるやさしい空間です。声がよく響くように設計されていて、ことばのひびきが心にまっすぐ届いてきます。軽井沢朗読館では、青木自身の朗読会のほか、朗読を楽しむワークショップ、日本の文学に親しむイベントなどを開いています。
公式HP: https://www.karuizawaroudokukan.com/
<軽井沢朗読館>
<青木裕子(あおき・ゆうこ)>
軽井沢朗読館館長、朗読家、元NHKアナウンサー。1973年、津田塾大学国際関係学科卒業後NHKに入局。37年間、一貫して現場でアナウンサーを務め、2010年6月定年退職。
NHK時代には、NHK総合テレビ「スタジオ102」のキャスター担当に始まり、「NHKニュースワイド」「おはようジャーナル」「くらしのジャーナル」などでキャスターやリポーターをつとめていました。また、1987年ごろからの10年間は精神障害者の社会復帰の問題やハンセン病の回復者の状況など、それまでタブーとされてきた問題をテレビラジオを通じて世に問い、考え続けてきました。
後年はラジオ第一放送「ラジオ文芸館」や「ラジオ深夜便」で朗読番組の制作・ 朗読をライフワークとし、このことがきっかけで退職後は、退職金などの私費を充て、「軽井沢朗読館」を開館しました。「軽井沢朗読館」の館長を勤め、朗読や音声表現の楽しさを広め伝える活動を全国でおこなっています。2013年1月より軽井沢町立図書館館長。2020年4月より同顧問兼名誉館長。
<軽井沢朗読館館長 青木裕子>
● 朗読舞台『アンドレの翼』の誕生
青木裕子は、NHKを退職する少し前から、「これからも 朗読を人生のライフワークとして続けていきたい」と周囲に語っていました。そんな折、友人・ジェニーさんとの電話中、あの話が飛び出したのです。
「アンドレ・ジャピーについて調べて、朗読作品にしよう」というジェニーさんの提案は、青木にとって思いがけないものでした。しかし、どこか運命のようなものを感じずにはいられませんでした。
ふたりの出会いは、まだ青木がNHKの 新人アナウンサーだった頃に遡ります。当時20代前半だったジェニーさんは、日本語もほとんど話せないまま日本にやってきました。愛知県内のアパートで、偶然にも隣の部屋に住んでいたのが、同年代の青木でした。見知らぬ土地で、知り合いもいない者どうし。言葉すら通じないのに、なぜかふたりはすぐに打ち解け、それ以来、長年にわたって親しい友情を育んできたのです。
けれど、 「アンドレ・ジャピー」という名前を青木が初めて耳にしたのは、それから40年も経ってからのことでした。ずっと友人だったにもかかわらず、ジェニーさんがアンドレのことを口にしたのは、このときが初めてでした。
まず、青木はジェニーさんの誘いで、アンドレの故郷であるフランス・ボークールを訪ねました。ボークールは 名家・ジャピー家の城下町といった趣の、かつて機械工業で栄えた薔薇の花が咲き乱れる美しい町です。そこでは、当時の市長であり、現在は上院議員を務めるセドリック・ペラン氏がふたりを迎えてくれました。
<ボークール訪問時の写真 セドリック・ペラン氏(右)とともに>
2013年秋、青木とジェニーさんは、完成した 朗読劇『アンドレの翼』の台本を携えて再びフランスを訪れ、仲間たちとともに、パリとアンドレの故郷・ボークールにて朗読を行いました。。
アンドレの不時着事故が日仏をつないだ感動的な物語は、公演を観たフランスの人々にも大きな感動をもって受け取られ、日仏の心温まる交流の記憶が新たに刻まれました。
翌2014年には、墜落事故の舞台となった 佐賀県神埼市など日本国内でも朗読を行いました。
この舞台を観に訪れたアンドレ・ジャピーの親族である ニコラ・ジャピー氏は、神埼の人々がこの出来事をいかに大切に語り継いできたかに深く心を動かされました。
そして、なんと、これがきっかけとなり アンドレの果たせなかった夢を叶えようとするチャレンジがスタートしたのでした。
● 舞台芸術が現実を動かす——「翼」がつなぐ挑戦
公演を観劇したのは、 アンドレの兄の孫にあたるニコラ・ジャピー氏。
彼は、自らの大叔父が日本でどれほど深く記憶され、語り継がれているかを知り、大いに感動しました。
また、そのとき、すでにフランスではひとつの挑戦が進行していました。
2009年、
コードロン・シムーン復元協会(会長:ステファヌ・ランテール氏)が設立され、アンドレが使用していたのと同型のコードロン・シムーン機を復元・飛行させようというプロジェクトです。
<コードロン・シムーン復元協会 Facebookより>
ニコラ・ジャピー氏はこのプロジェクトの副会長を務め、
「復元した機体を日本に運び、佐賀から東京まで飛ばして、未完に終わったアンドレの夢を完結させたい」
と希望を大きくしています。
また、2021年には日本側でも 「赤い翼:パリ―東京」実行委員会が発足し、フランスの「コードロン・シムーン復元協会」と協力してアンドレの夢の最後の1ピースに挑んでいます。
「赤い翼:パリ―東京」実行委員会: https://www.redwing2024.org/
アンドレの不時着事故からちょうど 90周年を迎える来年、冒険飛行の最後の飛行区間「佐賀から東京」までの空を飛ぶ夢が実現に向けて動き出しています。
90年前に起こった2つの国を繋いだ実話が、文学や朗読舞台を通じて現実を動かし、そして、今まさにかつての冒険の続きを後世の人々の手で完成させようとしている――。だからこそ、私たち『アンドレの翼』の公演も、 「今」でなければならないのです。
芸術と技術が、日本とフランスが手と手をとりあって、かつての冒険家の夢を紡ぎなおす―この挑戦をぜひ応援していただきたいのです。
● 朗読 × 音楽 × 映像 進化する『アンドレの翼』——ふたたび物語の原点へ
『アンドレの翼』は、2025年、ふたたびアンドレの故郷・フランスへと羽ばたきます。
さらに重要なことは、今回の公演は、2013年版朗読劇の 再演ではなく、大きく進化した、まったく新しい表現として生まれ変わるということです。
2013年のときは、ジェニーさんの「アンドレの物語をフランスに伝えたい!」という熱い思いに突き動かされ実現した朗読芝居でした。そして今回は、「コードロン・シムーン復元計画」を間近に控えたいま、さらなる演出効果を加えアンドレが歩んできた物語を表現することを目指します。
具体的には、下記の 音響・視覚効果を加えることで、時間を超えて物語に没入していけるようなまったく新たな作品を生み出そうとしています。
・ 映像効果-当時の貴重なニュース映像などを交えた映像プロジェクションを加え、現実と物語の交錯する臨場感を演出する
・生演奏-2013年度版同様、朗読家2名に加え、舞台上にチェンバロの演奏家が出演し、生演奏が物語を彩る。さらに今回は、オカリナやパーカッションなどの楽器も加わる。
・音響効果-特殊な音響機材を用いることにより、朗読の命ともいえる「声」と、チェンバロをはじめとした楽器群が織りなす音楽の音響的効果を最大限に発揮させる
『アンドレの翼』は、字幕なしで上演される2か国語の朗読作品です。日本語とフランス語がカノンのように織り重なる構造の台本で、どちらか一方の言語がわかればお話がわかるような特別なつくりをしています。今回の公演では、上記の音響・視覚効果、そして新演出を加えることで、朗読から立ち上がる物語にさらなる臨場感を生み出すことに挑戦します。
● 上演会場
今年22025年9月、下記の2か所で上演予定です。
-パリ<日本文化会館>
1997年の開館以来、国際交流基金の海外における最大級の日本文化の発信拠点として、日仏・官民共同で、ポップカルチャーから伝統芸能、現代芸術まで日本の幅広い文化を発信し続けている日本文化会館。
芸術の都として知られるパリは、日仏の文化交流への感度の高い観客層が期待され、アンドレの物語が紡いだ奇跡をあらためてフランスの観客たちに知っていただくための最良の会場だと考えています。
<パリ日本文化会館 外観>
-ボークール<ジョルジュ・ブラッサンス会館>
アンドレ生誕の地である ボークール(Beaucourt)は、フランスの東部、スイスにほど近いブルゴーニュ・フランシュコンテ地域圏に位置しています。
<ボークール位置>
アンドレを輩出した名家ジャピー家の”城下町”とも呼べるこの町は、スイスに時計産業を学びに出稼ぎに行く歴史があり、 ”Japy”の名前で知られた時計やタイプライターなどの精密機械工業が町おこしの源でした。
ジョルジュ・ブラッサンス会館は、1982年に開設された市の文化センターで、40年以上にわたりフランスにおけるシャンソンの発信地としても知られています。
<ジョルジュ・ブラッサンス会館>
<ボークール市 アンドレの壁画や神埼市との友好モニュメント>
町の中には、 アンドレを記念する壁画や、アンドレをきっかけに姉妹都市となった佐賀県神埼市との交流のモニュメントなどが並びます。
この小さな町から遥か遠い日本まで、90年間も人々の絆が繋がってきたことを伝える『アンドレの翼』はまさに ここでこそ上演されるべき作品です。
●渡航メンバー
渡航予定のメンバーは下記のとおりです。
【出演者】3名(+現地各1名)
朗読家 1名
チェンバロ演奏家 1名
音響/音響デザイナー 1名
(ほかフランス人出演者各1名が現地で合流予定)
【スタッフ】(3名)
演出/映像製作 1名
制作/通訳 1名
舞台助手/制作助手 1名
計6名(+現地1名)
● プロフィール
・青木裕子(上記参照)-朗読家
・ヴァンダ・ベヌー朗読家
女優、演出家、教育者。ブルターニュを拠点にプロ劇団「La belle Inutile」を主宰。パリで演劇、ダンス、歌唱を学ぶ傍らソルボンヌで大学人としてのキャリアを積んだ。10代から舞台に立ち、古典劇及び現代劇を演じてきたほか、フランス・キュルチュール(フランスの文化専門ラジオ放送)のドラマなどにも出演。一方ドキュメンタリー、教科書、音声ガイダンスのナレーションもつとめる。2011年、2012年に作家・詩人クリスチャン・プリジャンと共に、学習院大学、早稲田大学、大阪大学、東京日仏学院の招きによりふたつの劇『La belle Parleuse(美しい話し手)』『Peep-show』を上演。2013年の『アンドレの翼』パリ公演にも出演した。
・小澤章代(おざわ・あきよ)-チェンバロ演奏家
国立音楽大学卒業後、ウィーン市立音楽院チェンバロ科を首席卒業。在学中よりウィーン音 楽祭、楽友協会での演奏会、ミラノでのスカルラッティ生誕 300 年記念連続コンサート等 に参加。ピッツバーグコンサートソサエティコンクールに入賞し、米国でも演奏活動。ハイ リゲンクロイツ城(バロック博物館)、グアルニエリ宮殿等で演奏会、CD 録音を行う。 近年では NHKSP「新映像詩里山」新潟・阿蘇編、「アラスカの光と風」等の挿入曲の作曲 と演奏。文化庁夢アカデミープロジェクト・髙樹のぶ子氏の「耳で読む物語」の企画に参加。 NPO 法人芸術分の教育理事。
・飯村佳之(いいむら・よしゆき)-音響/音響デザイン
テレビドキュメンタリー、自然番組の制作に注力、サウンドデザイナー。NHKの新シルクロードにてチーフに抜擢、以後NHKの大型自然番組を世界に売れる商品にするため、「ホットスポット最後の楽園」では佐藤直紀氏と、深海調査「ディープオーシャン」では久石譲氏と音楽制作を行う。海外および国内での作品受賞多数。芸術祭においても多くの受賞作品を手掛ける。2010年からNHKアナウンサー青木裕子が軽井沢に朗読に特化したホールを立ち上げるにあたり、音響設計に加わり軽井沢朗読館を完成させる。以来、青木裕子と共に、毎年朗読公演の音響演出を務め、音響効果・演出として共に舞台に立つ。
・吉川邦夫(よしかわ・くにお)-演出/映像製作
1985年に番組ディレクターとしてNHK入局。徳島放送局勤務の後、1990年より東京ドラマ番組部。大河ドラマ「新選組!」「真田丸」、連続テレビ小説「すずらん」、土曜ドラマ「魂萌え!」、人形劇「シャーロックホームズ」等を企画・制作・演出。2020年よりフリーランス演出家。音楽と朗読の研究会theatre fuoù主催。
ほかスタッフ
・岡眞理子(おか・まりこ)-制作/通訳
・園田祥子(そのだ・しょうこ)-舞台助手/制作助手
● 渡航スケジュール
2025年
9月17日 東京発-パリ着
9月18日 パリ<日本文化会館>仕込み・リハーサル
9月19日 パリ<日本文化会館>ゲネプロ・公演
9月20日 パリ撤収 パリからボーク―ルへ移動
9月21日 ボーク―ル<ジョルジュ・ブラッサンス会館>仕込み・リハーサル 公演
9月22日 ボーク―ル撤収
9月23日 ボーク―ルからパリに移動 パリ発
9月24日 東京着
● 作品概要
朗読舞台『アンドレの翼』
作:青木裕子 タイトル:髙樹のぶ子 翻訳:関口諒子、パトリック・オノレ
出演:青木裕子、ヴァンダ・ベヌ(パリ)、未定(ボークール)
演出/映像製作:吉川邦夫 チェンバロ演奏:小澤章代 音響/音響デザイン:飯村佳之
制作/舞台通訳:岡眞理子 舞台助手/制作助手:園田祥子
共催:パリ日本文化会館、ボークール市
協力・後援:コードロン・シムーン復元協会、「赤い翼:パリ―東京」実行委員会、Aéro Club de France
このプロジェクトは、日仏のたくさんの人たちの応援と協力によって成り立っています。
会場費については、パリ日本文化会館とボークール市が共催として負担してくださることになりました。また、コードロン・シムーン復元協会、「赤い翼:パリ―東京」実行委員会、Aero Club de France(フランス航空クラブ)も、「来年の復元機飛行計画に多額の資金を要するため経済的支援こそできないものの、活動の意義に賛同します」と心強い応援を表明してくれました。
こうして様々なひとたちが応援してくださるのは、偏にこの公演が 「過去と未来を繋いでいくもの」だからだと考えています。
遭難者を救った神埼市の人々の無償の行動が、アンドレの日本航空史への貢献が、この出来事を克明に綴った『飛べ!赤い翼』が、ボークールと神埼市の絆が、ユウコとジェニーの友情が、90年の時を経て冒険の最後の1ピースに挑戦する復元計画が――その すべての不思議な縁が、この朗読舞台『アンドレの翼』と繋がり、そしてこの先へ繋がっていくのだと。
だからこそ、演出や音響・視覚効果でもクオリティを追求し、この作品の完成度をより一層高めて、観客に深い印象を残せる作品にしたい――。
けれど、私たちにはそのために必要な資金が不足しています。
渡航費や滞在費といった実務的な部分は、自己負担を増やしたり、他の助成金を活用したりすることで、なんとか工面しようとしています。
そのうえで、お願いしたいのは、 作品を「よりよいかたちで届ける」ためのお力添えです。
みなさまからいただいた支援金は、下記の費用としての使用を予定しています。このプロジェクトの意義に少しでもご賛同いただけましたら、応援していただけますと幸いです。
[舞台制作費]
プロジェクション映像制作費
機材(楽器(チェンバロ)・特殊音響機材)の借用費
照明・音響デザイン費
記録映像撮影費
[文芸費]
新演出にかかる費用
パンフレット制作費
事故から90周年を迎え、コードロン・シムーン復元機の完成を間近とするこのときに、 パワーアップした作品としてフランス公演を実現できるよう、どうかみなさまのお力を貸してください。
みなさまのおかげで日仏のひとびとの思い出になるような作品を上演し、そのぬくもりが来年のコードロン・シムーン機の復元・飛行へと繋がっていけば、これほど嬉しいことはありません。
① ご支援のお気持ち(2,000円)
応援のお気持ちをどうぞお知らせください。同行スタッフによるフランス滞在日記と、主宰よりメールにて感謝のメッセージをお送りさせていただきます。
② [出演者メッセージ動画&フランス滞在日記](5,000円)
同行スタッフによるフランス滞在日記と出演者からの感謝のメッセージ映像をお送りいたします。舞台準備にいそしむメンバーの様子やパリやボークールの町の様子などを支援者の方限定でお届けいたします。
③ [公演映像]セット(10,000円)
出演者によるメッセージ動画、限定滞在日記に加え、
パリ公演の記録映像の限定リンクをお送りいたします。ぜひ朗読舞台『アンドレの翼』をご自宅にてお楽しみください。(滞在日記およびメッセージ映像は9月のお届け、映像リンクは10月のお届けになります)
④ [サイン入り台本+公演映像]セット(30,000円)
パリ公演記録映像リンク、出演者によるメッセージ動画、限定滞在日記に加え、
出演者のサイン入り『アンドレの翼』台本(日仏2か国語)郵送にてお送りいたします。(発送は10月を予定)クラウドファンディングのために作られる限定版の台本となっており、フランス人出演者も含めた全出演者のサインを入れてお届けいたします。映像とあわせて、日仏2言語の織り成すカノンのような構成をお楽しみください。
⑤ [パンフレットへのお名前クレジット+パンフレット+サイン入り台本+公演映像]セット(50,000円)
出演者によるメッセージ映像、限定滞在日記、パリ公演記録映像リンク、サイン入り台本に加え、
パリ・ボークールでご来場いただいたお客様に配布する公演パンフレットにご支援者様のご希望のお名前をクレジットさせていただきます。公序良俗に反しない範囲でお好きなお名前をご指定ください(フランスの方にお配りするのでアルファベットを推奨いたします)。
⑥ [日本凱旋公演2名様ご招待※2026年夏実施予定+パンフレットへのお名前クレジット+パンフレット+サイン入り台本+公演映像]セット(70,000円)
出演者によるメッセージ動画、限定滞在日記、パリ公演記録映像リンクに加え、
来年夏に軽井沢にて実施する『アンドレの翼』凱旋公演へペアでご招待いたします。また、協賛者としてお名前を記載したフランス公演パンフレットと、出演者のサイン入り台本を当日会場にてお渡しいたします。
⑦ [2024年発行アンドレ・ジャピー記念切手(発売初日スタンプ付き)+パンフレットへのお名前クレジット+パンフレット+サイン入り台本+公演映像]セット(100,000円)
<記念切手 発売日スタンプ入り(発送時には額に入れて郵送します)>
出演者によるメッセージ動画、限定滞在日記、パリ公演記録映像リンク、出演者のサイン入り『アンドレの翼』台本とお名前をクレジットしたパンフレットに加え、
2024年にフランス国内で限定発売されたアンドレ・ジャピー⽣誕120周年と没後50周年を記念した切手をお送りいたします。こちらの切手はすべて、発売初日の郵便局のスタンプ入りのものとなります。航空関係の限定切手というのは世界中にもコレクターの多い貴重品ですが、発売日のスタンプ付きのものは激レア品です。(発送は10月を予定)
⑧ [あなただけのための『アンドレの翼』出張朗読公演+アンドレ・ジャピー記念切手+パンフレットへのクレジット+パンフレット+サイン入り台本+公演記録映像]セット(1,000,000円)
特典上記フルセットに加え、あなたのご希望の場所で、『アンドレの翼』の出張公演を行います。ご事情があって遠くまではいらっしゃれない方、ご近所の方とみんなで楽しみたい方、誰かに特別な公演をプレゼントしたい方など、「あなただけの」特別な公演をお楽しみください。出張先は日本国内に限らせていただきます。また、出張時期についてはご支援者様との調整の上決定させていただきます(2026年1月以降)。
今回はプロダクションファンディング(All in)での挑戦になるため、もし目標金額未達となった場合でも、不足する資金は自費で補填し、日仏朗読舞台『アンドレの翼』パリ・ボークール公演の開催を実現します。リターンも必ずお届けしますので、ご安心ください。
ジェニーと私が出会ったのはお互い23歳のとき、あれから半世紀の歳月が流れました。
すっかり二人とも楡の木陰で日向ぼっこをしているのが似合うおばあちゃんになりましたが、来年赤い翼が日本にやってくるとなるとそれどころではありません!
アンドレ・ジャピーと、彼を助けた背振村の人々、そして彼が運び込まれた九州大学病院の人々が残してくれた、日本とフランスの友情物語を次の世代に伝えたい。
そんな思いをあなたと共有できればと願っています。
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