秋田ツアーに行ってきました!
vol. 7 2017-09-27 0
みなさん、こんにちは。
ANDON共同代表の小野です。
いま、日本橋の現場は改装工事の真っ最中ですが、
ANDONは飲食店ですので、メニュー開発も同時に行っていて、
そのひとつの大事なテーマである「秋田」に、飲食チームで
食材探しのツアーに行って参りました!
今年の5月に、建築チームと、改装のアイデア探しに行ったとき、
まだ田植え前の水田だった田んぼたち。
(上:5月の八郎潟と男鹿半島 / 下:9月の八郎潟と男鹿半島)
(上:5月のユタカさんの棚田 / 下:9月のユタカさんの棚田)
ほら、すっかり実っておりました。
美しい、美しすぎる、黄金色。
秋田はまさに、収穫シーズンを迎えています。
(ちなみにANDONでは、この棚田のお米をお出しします。)
こちらは、ANDONでお出しする別の農家さん、タクミさんの
収穫の様子。
こちらも、10月から、新米としてANDONでお届け予定です。
はい、ここからは羨ましい写真が続きます。
(食材リサーチです、すみません。)
こちらは、だまご鍋。
秋田と言えば「きりたんぽ」が有名ですが、
今回お届けする食材の多く集まる北秋田の家庭では、
お米をつぶして丸くまとめた「だまご」の方が一般的だとか。
こちらが、野菜たちとともに、比内地鶏と少し甘めの素朴な
味つけの出汁に踊っております。
比内地鶏は、肉は少し硬いかと思いきや、とっても肉の味が
しっかりした、そして、出汁にすると最高の油分が出るお鶏さま。
締めには、秋田のうどん「稲庭うどん」をさっと熱を通して、
あまり煮込まずにいただきます。
「せり」も秋田の有名な食材で、いい風味出してます。
(食材リサーチです、すみません。)
そしてこちらが、馬肉のハヤシライス。
僕も秋田に関わるようになってから知ったんですが、
もともと秋田は銅の採掘量が日本一で、その鉱山で馬が
労働力として使われていたため、馬肉の文化があるのだとか。
こちらのハヤシライス。
田舎的な味つけかと思いきや、とっても良い感じのデミグラ感。
僕の苦手な甘めハヤシじゃなく、バター香る、大人なハヤシ。
こちらも、ANDONでは、夜の立ち飲みタイムの、ちょっとした
小腹満たし系の締め料理として、お出しすることを検討しています。
(食材リサーチです、すみません。)
最後に、秋田と言えば、独自発展を遂げる日本酒文化。
江戸時代から続く酒蔵さんが、わんさわんさと存在しています。
しかも、伝統を守るだけでなく、常に革新を続ける若手醸造家が
多いのも秋田の特徴。
そのきっかけになったのが、秋田の酒蔵「新政酒造」による
「六号酵母」の発見。
それまで、酒造りに使う米や麹は、比較的関西の文化として
育ってきた側面が強いらしいのですが、その新しい酵母の発見に
よって一気に、東北独自の、秋田独自の酒造文化が花開くきっかけに
なったとのこと。
それが、同じ醸造業界のなかにいる、味噌にも醤油に広がっていて、
まさにビックバン前夜という様相。
秋田に37ある酒蔵の酒と、味噌、醤油を使って、秋田の魅力を
存分にお伝えしようと企画しておりますよ。
(食材リサーチです、ほんとすみません。)
まだまだ僕自身も受け売り9割ですので、みなさんと楽しみながら
学ともなく学ぶ、そんなお店に、ANDONがなっていけば
良いなと思っています。
ANDON 共同代表 小野
(秋田の棚田を臨みながら)