監督のご紹介!!!
vol. 3 2025-06-01 0
クラウドファンディング開始から、凡そ1週間が経ちました!
お陰様で順調にファンディングは伸びております。
残る期間はあと1ヵ月、引き続き作品・そしてプロジェクトの訴求に頑張って参ります!
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さて今回は監督のご紹介です。
本作「あかい染みが」は今福洋志・哲志の兄弟にて監督を務めています。
今福兄弟の特質として真っ先に言及すべきなのはその『計画性』です。
彼らは即興を嫌い、予測し、常に具体的でした。
まずロケハンでは、あらゆるものの大きさ、距離を測定し、それに基づいて、全カットのビデオコンテを作成しました。
現場ではビデオコンテに忠実に俳優が動き、カメラが置かれ、所定の秒数でカットがかかりました。
もう一つの特徴として、企画中・撮影中ともに彼らは
「これは機能するか」
という言葉を繰り返していました。
彼らの言う『機能』とはどういうものなのか。それぞれのルーツにヒントがありました。
兄・洋志は漫画を描いて出版社に持ちこみをしていた時期がありました。
そこで培った独自性や脚本力をもって、2020年にデジタルハリウッド東京本校に入学し、CG/VFX、そして映像制作へと幅を広げていきます。
彼が卒業制作で作成した「Frank The Pig」はなんとデジハリの学内コンテストDIGITAL FRONTIER GRAND PRIX 2022にて、ベストアニメーション賞を受賞しています。
こちらのコンテストはデジハリの運営するスクール、大学、大学院、国内外の提携機関から集められた全作品が対象です。
同作はその後、短編映画祭のSSFFで特別上映され、アジアのデジタルデザイナーや研究者が集うASIAGRAPH2021でも優秀作品に選ばれました。
在学中の短い期間の中で、ストーリー・CG、ともに質が高いうえ、英語のアフレコも加えた本作の完成度は同期から見ても圧倒的でした。よろしければ是非ご覧ください。
兄・洋志は言います。
「私は動きが好きです。好きじゃない動きがあるとしたら、それは機能していないかもしれません」
アニメーション出身の兄・洋志はこうして「これは機能するか」という言葉に到着しました。
そして、弟・哲志もまだ若干19歳ながら、2020年には自身の制作した作品が映画甲子園にて「みゆき野映画祭in斑尾〜北欧・日本国際短編映画祭〜賞」を受賞。
本作「あかい染みが」の撮影では演出面を担当し、実績・経験の豊富な俳優陣にも臆せず、自らの意図を真摯に伝える姿が印象的でした。
弟・哲志は言います。
「実写においてアクションをかけてからカットをかけるまで監督は無力であり、スタッフと演者に任せるしかない。アニメーションとは逆に、撮影中に手を加えることができない。だからこそこの物語を表現するために正しくスタッフと演者が機能しているかを見定めなければならない」
実写出身の弟・哲志はこうして「これは機能するか」という言葉に到着しました。
二人にとって、本作は初めて監督する中編作品になります。
是非お楽しみに頂ければ幸いです。
以上、監督紹介でした。
最後に。
本作の撮影が開始する前に、今福監督(兄)が言った言葉は
「今日から映画界が少し動きますね」でした。
比喩なのか、彼には本当に映画界という物体が動いて見えているのかわかりませんが。。
これからも微力ながら全力で、監督と本作を応援していきたいと私は思います。
是非、本作にご興味をお持ち頂けた方は、ご支援、そしてSNSでのシェアにご協力を頂けましたら幸いです。
「あかい染みが」を何卒宜しくお願い申し上げます。