【イベント延期のお知らせ】それでも、池袋での開催に向けて。
vol. 1 2021-01-14 0
ご挨拶に代えて_実行委員 臼井 健太
こんにちは!池袋モンパルナス映画祭を主催しています、アジア国際青少年映画祭スタッフの臼井と申します。アジア国際青少年映画祭(AIYFF)は日本ではまだ知られていませんが、韓国・中国では多くの学生たちが参加を目指す、日中韓合同開催の学生映画祭です。かくいう私も2015年、映画祭に参加させていただいたOBになります(写真中央が私です)。映画祭では映像制作に打ち込む日本・中国・韓国の学生たちと出会い、今でも韓国の友人とは定期的に会ったりしていました。
初の日本開催、そしてコロナ禍。
第14回を迎えるAIYFFは、2020年11月、初の日本開催を予定しており、私もはじめて実行委員として参加し準備をしていました。しかし、世界規模の新型感染症の拡大により、日中韓の学生が集う映画祭の催行は断念せざるを得なく、2021年5月に延期となりました。
コロナ禍を超えたAIYFFに向けて、日本発の映画祭を。
池袋モンパルナス映画祭は、延期が決まった後、実行委員である有志と学生たちで準備を進めた映画祭になります。AIYFFの会場でもある「池袋」という地が、かつてフランスのモンパルナスのようであると称された「アート村」であったこと、そして今も文化のまちとして数多くの人が、創作と議論を交わす場であることに由来しています。コロナ禍に負けじと、延期の決まったAIYFFを勢いづけ、映画にまつわる刺激を生み出すようなイベントを目指しています。
2021.1.8 2度目の緊急事態宣言
発令があった日「ついに、か」と肩を落としました。この映画祭のクラウドファンディングをはじめた2020年12月末、感染が急拡大してしまい、可能性も考えておりましたが、実際に発令されると、力が抜けるような気持ちでした。池袋モンパルナス映画祭につきましても、再三検討を続けてきましたが、本映画祭が「未来の映画・映像制作を担う学生のためのものでもある」という理念に立ち返り、イベントの自粛を呼びかけられる現状の時世において、開催は困難であると判断させていただきました。
それでも、映画祭をあきらめない。
写真:発令直後のオンライン会議の様子
池袋モンパルナス映画祭は、2021年4月19日(月)に延期し開催することとしました。上映であればオンラインでも、限定公開でも実施できますが、私たちが目指すのは「映画祭」である、ということにあくまでこだわりました。スクリーンを共有し、予想もしなかった作品と物語に出会うような「一回性」「偶発性」をコロナ禍でも生み出したいとある学生が伝えてくれました。アジア国際青少年映画祭も本来のような濃密な交流は難しいかもしれません。ただ、こんな時世だからこそ実施できる映画祭を私たちは模索していきたいと思います。4/19のプログラムについてはまたご紹介させていただいます。ぜひ応援よろしくお願いします!
文: 臼井健太
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