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映画「あいときぼうのまち」をクラウドファンディングで実現!
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福島県出身。脚本家/日本シナリオ作家協会会員。平成10年8月に特撮ドラマ「仮面天使ロゼッタ」で脚本家デビュー。平成11年3月に勤務先の出版社・角川書店を退社、フリーとなる。現在は、映画製作等を行う合同会社リーズフィールドの代表者で、プロデューサーでもある。他にも、行政書士免許を保有し、貸金業務取扱主任や宅地建物取引主任者など、様々な資格を取得している。今作『あいときぼうのまち』が監督第1作目となる。
映画「あいときぼうのまち」の上映支援をお願いします。原子力エネルギーに翻弄される福島県の家族を描くフィクションです。出演・夏樹陽子、勝野洋他。福島県出身の菅乃廣が監督しました。
公式サイト http://www.u-picc.com/aitokibou/
この物語は福島県を舞台に、以下の3つの時代で構成され、それぞれの時代のエピソードが交互にカットバックしていく展開です。
○敗戦間近の1945年(昭和20年)、福島県石川町
○1966年(昭和41年)、福島県双葉郡
○2011年(平成23年、震災前)の福島県南相馬市と震災後の2012年(平成24年)の東京
登場する人物は、曾曾お婆ちゃんから続く同じ家系の人たちです。
敗戦間近の1945年(昭和20年)4月、福島県石川町で天然ウランの採掘が行われていたことを知る人はあまりいません。原子爆弾を作るためのウランです。その採掘は学徒動員の中学生によるものでした。しかし、5月の空襲で、原爆を研究する早稲田の理化学研究所は焼け、その計画は事実上頓挫しました。それでも、彼らは敗戦まで来る日も来る日もウランを掘り続けた。自分たちが何を探しているのか、知らぬままに――。
東京オリンピックの二年後の1966年(昭和41年)、福島県双葉郡は揺れていました。原発建設を巡って、賛成派と反対派に町が二分され、揉めていました。反対派の理由は「原発は危険だから」ではなく、「住んでいる土地を奪われたくない」から、というものでした。やがて、反対派も「これで出稼ぎに行かなくて済みますよ」という説得に応じ、賛成派へと転じていきました。ウラン採掘をしていた少年は大人になり、どうしても原発建設に賛成とは言えず、町の人間から孤立し、酒に溺れ、家族はバラバラになっていきました。
2011年、その娘は小さいながらも幸せな家庭を作り、還暦を迎えていました。そこに現れる少女時代の恋人。男は原発労働者だった息子を癌で失ったばかりでした。女は男の心の穴を埋めるために体を投げ出す。しかし、やがてそれは女の孫娘の知るところとなります。孫娘はそれをどうしても赦すことができず――。
そして、2011年3月11日――。
津波で祖母を失った少女は、それを自分のせいだと思い込み、自らを傷つけます。
世間が3.11を忘れても、少女は忘れることができない。少女は自らを赦すことができるのか。すべてを失った家族は再生することができるのか。
――これは、日本の原子力政策に翻弄され、傷つき、失い、絶望しながらも、「それでも生きて」いこうとする、四世代一家族の物語です。
歴史は歴史ではない。過去と現在へ、そして未来へとつながっている。
土地もまたそうである。被災地へと車を走らせれば、東京と福島は地続きであることを痛感するでしょう。
これは、3.11後の世界に生きなければならない我々すべての話です。この世界に生きる、家族すべての話です。
この映画はすでに完成していて、6/21土からテアトル新宿より全国順次公開となります。現時点で30カ所の公開が決まりました。今後は上映館を増やす活動と海外での上映につなげていきたいと思っています。
監督は福島県出身で、脚本家の菅乃廣です。本作が監督デビュー作となります。
20数年前、死が迫っていた父親が呟いたひと言「この奇病は昔原発で浴びた放射能が原因かもしれない」をきっかけに、いつか原発を描こうと思っていた菅乃は、3.11でその思いを新たにしました。資金集めからキャスティング、スタッフィングまで、この映画は監督自ら動きました。
脚本は、昨年『戦争と一人の女』で監督デビューも果たした井上淳一。四時代にわたる家族のドラマを錯綜させ、交錯させ、奇跡のラストへと収斂させていきます。井上は、ノンフィクションや報道では東電と名指しできるのに、フィクションでは何故できないのかと疑問を感じこのシナリオを書いたと言います。
撮影もまた福島県出身である鍋島淳裕(『ヘブンズ・ストーリー』『軽蔑』『戦争と一人の女』など)です。
制作当初から懸念されたことですが、原発問題を扱うゆえにキャスティングは難航しました。しかし、シナリオと監督の熱意に打たれ、有名無名を問わず、志と骨のある俳優陣が揃いました。大人の恋を巧みに演じ、自らの新境地を開いた夏樹陽子(「ザ・ハングマン」)と勝野洋(「太陽にほえろ!」)、大谷亮介(『相棒』シリーズ)らベテラン陣。函館港イルミナシオン映画祭で「大竹しのぶの再来」と絶賛された驚異の新人、千葉美紅(『戦争と一人の女』)。他に、小劇場とインディーズ映画をまたにかけた活躍をみせる黒田耕平(『アジアの純真』)、平田オリザの青年団の下部組織「うさぎストライプ」で作・演出を手がける大池容子など、バラエティに富んだ俳優陣が骨太なドラマを彩ります。
さらに、オープニング曲には坂本龍一のデビュー曲「千のナイフ」を、新鋭ピアニスト・榊原大が演奏します。映画をより壮大なものへと導いています。
今回のクラウドファウンディングで集まった資金は、海外販売のための経費など配給・宣伝費に使わせていただきます。「原発の映画はタブー」という雰囲気があります。そんな風潮を変えたく、世界に発信して上映の規模を大きくできたらと思っています。
ですが、その思いとは裏腹に、宣伝では苦戦しています。
撮影は福島県いわき市で2012年11月に行いました。震災後で初めていわき市でロケをした映画です。この映画の公開も東京に先立ちいわき市で先行上映する計画です。しかし、現在のいわき市は原発労働者を抱える町となってしまい、東京電力などの関連企業がお客さんという雰囲気があります。宣伝に協力してくれるところはあまりありません。
また、大手のマスコミも、スポンサーが東京電力ということを気にするのか消極的です。
なので、草の根レベルでの活動を行っております。
正直言って、アリが巨大な像に闘いを挑んでいるような状態です。
もちろん私たちは、小さなアリにすぎません。でも、小さなアリがたくさん集まれば、大きな力になることを示したいと思います。
前売券は全国共通券です。上映劇場は公式HPに掲載しています。パンフレットには、戦争中福島県石川町で行われた原爆開発のレポートや元原発エンジニアの体験談などを収録する予定です。
劇場情報 http://www.u-picc.com/aitokibou/theater.html
映画はすでに完成済みで、公開も決まっております。特にリスクというのはないのではと思います。
お住まいの地域で上映があるかどうかは、「劇場情報」でご確認ください。今回のプロジェクトの目標金額を超えた場合は、国内の配給宣伝費に使わせて頂きますので上映劇場は今後も増えていく可能性があります。上映劇場が追加になり次第、随時ホームページを更新致します。
劇場情報 http://www.u-picc.com/aitokibou/theater.html
監督である菅乃廣の出身地は、福島第一原視力発電所から50~60キロ離れた場所です。避難地域には指定されていません。町の人は、不安を感じながらも、普通の生活をしています。安全だという政府の情報を信じて平静を保っています。そして政府は、経済成長のため原子力発電の海外への輸出を推進する・・・国家がしきりに強調する「安全」という情報に翻弄される人々・・・第二次世界大戦中、「日本が戦争で有利になっている」と国民を思いこませた国家による情報操作・・・組織の利益が優先され個人が犠牲になる社会・・・戦争に突き進む狂気と、未だに原発に執着する狂気・・・基本的な日本の構造は、第二次世界大戦から70年たった今でも、何ら変わりがないのではないか・・・。
過去の因果が次の世代に影響を及ぼし、その時の因果が更に次の世代に影響を及ぼす・・・ウランの核分裂の際に起こる連鎖反応のように、過去の因果が伝播していく・・・
このような手法で表現する愛と挫折の物語です。
原発問題というと、どうしても「再稼働の可否」などに目が行きがちですが、二者択一で解決するような単純な問題ではないと思っています。福島からの目線でこの作品を作らせていただきました。
ぜひご支援をお願いします。
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